中古でホンダN-BOXカスタムを買うならこのモデルがおすすめ!
ホンダN-BOXは長期間にわたって、軽自動車販売台数No.1に輝いているベストセラーモデルで、そのスポーティ仕様がN-BOXカスタムです。
2世代が登場していますが、2017年に販売開始した現行モデルは、プラットフォームをはじめ、パワートレインも一新。さらに運転支援システムも充実しています。
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- 軽自動車王に相応しい質感の高いインテリアと走行性能
- わずかひと世代で、骨格から一新。さらに運転支援システムの「Honda SENSING」を全車に標準装備
- 長く乗ることを考えれば「Honda SENSING」を装着した現行モデルがオススメ
軽自動車王に相応しい質感の高いインテリアと走行性能

ホンダが得意とするミニバンの魅力を軽乗用車に凝縮した「ミニ・ミニバン」を目指し、従来の軽自動車の概念を超えた広さ、快適さ、経済性を実現させるために開発したのが新世代軽乗用車のNシリーズです。
その新世代軽自動車の第一弾として2011年12月より販売開始されたのが、スーパーハイトワゴンのホンダN-BOXカスタムです。
N-BOXカスタムはメッキパーツを多用したエクステリアデザインと黒を基調としたインテリアで、存在感とクールさを主張したグレードです。
N-BOXカスタムに新開発されたプラットフォームは、コンパクトカーの人気モデルであるフィットに採用されているセンタータンクレイアウトを採用。
多彩なシートアレンジを可能なだけでなく、軽乗用車としては最大級の室内空間を確保しているのが特徴です。
N-BOXカスタムに搭載されているエンジンは、1963年以来初となる直列3気筒DOHCを採用しました。
アイリングストップ機構を搭載し、最高出力58ps最高を発生する自然吸気エンジンと最高出力64psを発生するターボエンジンの2種類を設定。
組み合わされるトランスミッションは駆動方式に関わらず新開発のCVTが採用され、ターボ車にはステアリングから手を離すことなく、シフトチェンジが行えるパドルシフトを装備しています。
駆動方式は全モデルでFFと4WDを用意し、JC08モード燃費は20.8~25.6km/Lと高い燃費性能を実現しています。
N-BOXは2014年度にダイハツタントに新車販売台数No.1を奪われましたが、2012年度から現在まで軽乗用車新車販売台数NO.1のベストセラーカーとなっていることからもキングオブ軽自動車に相応しい実力を備えています。
わずかひと世代で、骨格から一新。さらに運転支援システムの「Honda SENSING」を全車に標準装備

N-BOXカスタムは2017年8月にフルモデルチェンジを行い、2代目となる現行モデルが登場しました。
2011年に登場した初代N-BOXもプラットフォームをはじめ搭載するエンジンやトランスミッションなどすべて新開発されたものでしたが、今回のフルモデルチェンジで、プラットフォーム、エンジン、トランスミッションは全面刷新されています。つまり現行型N-BOXは外観をパッとみただけでは、旧型と見分けがつきにくいですが、中身は別物になっています。
現行型N-BOXに採用したプラットフォームは上級車の考え方を応用した高効率フロアフレーム構造や高張力鋼板(ハイテン材)の適用拡大などにより、軽量・高剛性化を実現。同時に従来モデルに対しマイナス約80kgという大幅な軽量化も達成し、燃費性能も向上させています。
搭載する2つのエンジンも新開発されました。エンジンの骨格をロングストローク化。一般的なロングストロークエンジンは、燃費性能が優れる反面、高出力化が困難となりますが、新型エンジンは、ホンダ独自の技術によって吸気効率を高めることで、燃費と出力を高い次元で両立させています。
最高出力58psを発生する自然吸気エンジンには、軽乗用車として初のバルブコントロール機構のVTECを搭載。これは低速回転域と高速回転域のそれぞれに最適となるようバルブの開閉タイミングとリフト量を切り替えるもので、VTC(連続可変バルブタイミング・コントロール機構)と合わせて吸排気効率を大幅に向上させ、低速から高速まで爽快な加速性能とすぐれた燃費性能を両立させています。
また、最高出力64psを発生するターボエンジンには、過給圧を最適にコントロールする電動ウェストゲートを採用。これは排気の一部をタービンに流入しないように迂回させるウェストゲートに軽乗用車として初めて電動式を採用。これにより過給圧を任意に調整でき、低燃費化やレスポンスの向上を実現しています。
そして、トランスミッションも燃費効率を向上させた新開発のCVTを採用しました。これによってデビュー当時の燃費性能はJC08モード燃費で23.0~27.0km/Lを実現しています。

そして、現行型N-BOXカスタムでの注目ポイントは、安全運転支援システム「Honda SENSING」を全車に標準装備したことでしょう。
先行車や歩行者を検知して、衝突の危険がある場合に自動でブレーキをかけて衝突回避・被害軽減を図る衝突軽減ブレーキ(CMBS)をはじめ、誤発進抑制機能、高速道路での追従走行が可能なACC(アダプティブクルーズコントロール)の9つの機能に加えて、後方誤発進抑制機能などを追加した10の機能でドライバーをサポートしてくれます。
現行型N-BOXは販売開始後も進化しており、2019年10月の一部改良では、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」の衝突軽減ブレーキ(CMBS)に横断する自転車に対応させたほか、街灯のない夜間の歩行者検知も可能となりました。
そして従来4WD車のみに採用していた「運転席&助手席シートヒーター」、ターボ車のみに採用していた左右独立式リアセンターアームレストを標準装備とするなど快適機能を向上させています。
2021年12月の一部改良では、ユーザーからのニーズが高いオートブレーキホールド付電子制御パーキングブレーキを新たに全車に標準装備としました。同時に「Honda SENSING」のACCは渋滞追従機能付ACCへと進化し、高速道路における渋滞時などのドライバーの負担をさらに軽減できるように図っています。
長く乗ることを考えれば「Honda SENSING」を装着した現行モデルがオススメ

ホンダN-BOXカスタムの中古車は、約66%が現行モデルで約34%が旧型モデルとなっています。
価格面では旧型ですが、これからパートナーとして迎えるのであれば、運転支援システムである「Honda SENSING」を装着した現行モデル一択です。
安全性だけでなく、クルマの骨格であるプラットフォーム、エンジン&トランスミッションも刷新されており、価格差以上の性能差があるのは事実です。
もし、1年程度しか乗らないというのであれば旧型でも構いませんが、長く乗るのであれば、安全装備が充実した現行モデルがオススメです。
街乗り中心でロングドライブはほとんどしないというのであれば、自然吸気エンジンを搭載したカスタムLで十分です。ロングドライブをする機会が多いのであればターボエンジン搭載車を選んだほうがストレスを感じるシーンは少ないでしょう。
N-BOXは両側電動パワースライドドアなど様々な電装系のパーツを採用しています。したがって中古車を購入する場合は、電装系のパーツをキチンと作動するかどうか確認したほうが良いでしょう。また、メンテナンスの頻度によってコンディションは異なりますので、人間のカルテにあたる整備記録簿は必ずチェックしてください。
また、ホンダセンシングはフロントウィンドウ内のカメラによって作動します。フロントガラスに飛び石傷などがないか念入りにチェックし、もし中央部にある場合は、交換となる可能性があるので注意してください。