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40代、50代の大人のドライバーにおすすめする2ドアクーペ・5選

レクサス LC500

本来、2ドアクーペといえば”豪華で走りの良いGT(グランドツーリング)”といったモデルが多く、優雅で余裕のあるライフスタイルを表すモデルでした。

しかし、スタイリングの自由度と実用性を兼ね備えたクロスオーバーSUVなどが増えたこともあり、パーソナル感の強い2ドアクーペが年々減りつつあります。

ここでは、そんな2ドアクーペの魅力と中古で狙いたいおすすめを5台紹介します。

Chapter
2ドアクーペはなぜ減っているのか?2ドアクーペのメリットとデメリットを解説
ラグジュアリー感が漂うレクサスRC
現行リアルスポーツ、トヨタ GRスープラ
日産 フェアレディZは先代モデルが狙い目
いま乗らないと後悔する!?生産終了のアウディTT
実用性の高さで選ぶならメルセデス・ベンツ Cクラスクーペ

2ドアクーペはなぜ減っているのか?2ドアクーペのメリットとデメリットを解説

アストン・マーティン ヴァンキッシュ

2ドアクーペの魅力は、なんと言ってもそのスタイリングの良さにあります。

リアドアを持たないため、セダンと同じ全長であっても、伸びやかで、後方に向かってルーフが傾斜するシルエットを描くことができます。あるいは、ロングノーズ&ショートデッキを採ることもできます。

また車高を低く抑えられるという利点もあります。一般的には、車高が下がり、重心高も下げられれば俊敏性も増します。前面投影面積も小さくなり、空気抵抗が減り、最高速や燃費の向上なども期待できます。

いっぽうでリアドアがないぶんボディの開口部が小さくなることで、ボディ剛性を高めやすいなどの利点もあります。ホイールベースが短くできるため、回頭性が高く、剛性の面でも利点があります。

フェラーリ 612 スカリエッティ

いっぽうでデメリットは、後席があるモデルの場合、後席へのアクセスが困難で、実質エマージェンシー的な使い方になること。

また低い位置に床面とシートが設定されることで、前席の乗り降りでも身体の上下動が大きくなります。

さらに大きなドアパネルのため全開時にはスペースを取ることになりますし、公共の駐車場などではとなりの車両との間隔も気になります。

荷室高も低く、オーバーハングも短いので積載性への影響や後方視界も小さくなりがちといった面があります。

そういった理由から、万人におすすめというわけにはいかないのが2ドアクーペでもあります。

以下では、そんな2ドアクーペのなかでおすすめの5台を紹介します。

ラグジュアリー感が漂うレクサスRC

レクサス RC350 2015 US仕様

レクサス RCは、サイズ感と物件数の多さ、価格の面からもおすすめです。

レクサスのコンパクトなセダン、ISがベースで、ボディは全長4,700mm×全幅1,840mm×全高1,395mmと比較的取り回ししやすいサイズに収まっています。

2.0LターボのRC200t/RC300、3.5L V6のRC350、2.5L+モーターのハイブリッドのRC300hと、パワートレーンの選択肢も多く、動力性能や燃費重視など、予算とニーズに応じて選択できるのもポイント。

グレードは、スポーティな内外装と引き締まった走りが光る「F SPORT」の人気が高くなっています。

現行リアルスポーツ、トヨタ GRスープラ

トヨタ GRスープラ

BMW Z4の兄弟車になり、リアルスポーツといえる存在になったトヨタ GRスープラは、まだタマ数が少なく高値安定状態ではありますが、国産の本格スポーツを狙う人には外せない選択肢です。

「RZ」に加わったMTがまだまだ流通量が少ないのは残念ではあるものの、3.0L直列6気筒を選べば圧倒的な加速フィールを、2.0L直列4気筒を選択すればノーズが軽く、想像以上の軽快感を享受できます

日産 フェアレディZは先代モデルが狙い目

日産 フェアレディZ Z34 Heritage edition 1803

日本を代表する2ドアスポーツカーである日産 フェアレディZも見逃せない存在です。

2022年8月発売の現行モデルは、物件数が少なくしかも高値安定となっています。しかし、先代であれば物件数も多く、200万円以下でも手に入ります。

ただし、チューニング済みの個体も多く、より念入りにチェックする必要はありそう。

FRスポーツカーらしい回頭性の高い走りを比較的低い速度域でも味わえるのが美点で、本格的なスポーツカーでありながら毎日気軽に乗れる面もあわせ持っています。

ATのほうが若干多く流通していますが、MTも積極的に選びたいモデルです。

いま乗らないと後悔する!?生産終了のアウディTT

アウディ TTクーペ 3代目

輸入車では、生産終了が発表されたアウディ TTの物件数が豊富で、乗りどきを迎えています。

パワートレインは、1.8Lと2.0Lのターボがあり、組み合わせるトランスミッションは初年度が6速AT,以降はいずれも7速AT。駆動方式は、FFとフルタイム4WD(クワトロ)が用意されました。

走りは、FFであっても十分にスポーティな印象。4WDであれば高速道路での高い走行安定性も享受できます。

最終の3代目でも価格はこなれていて、しかも走行距離の短い個体がみつかります。

実用性の高さで選ぶならメルセデス・ベンツ Cクラスクーペ

メルセデス・ベンツ Cクラスクーペ C205 2015

輸入車で実用性の高さも兼ね備えるモデルなら、2021年まで販売された先代(S205)メルセデス・ベンツ Cクラスクーペがあります。

乗降性とシート(座面)の低さをのぞけば、実用に堪える後席を備え、ラゲッジも広く、大人2人旅であれば困ることは少ないはず。

先進安全装備の充実ぶりも魅力で、積載性の高さも含めてロングドライブにも連れ出せる存在となっています。

レクサス LC500

優雅さと豊かさを兼ね備えた2ドアクーペは、メリット、デメリットが比較的分かりやすいのが特徴です。

購入は、スタイリングに惚れることが第一歩になるでしょう。その後に、走りや実用性などを検討するのが王道といえそうです。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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