プリウス(トヨタ) モデルチェンジ情報
世界初の量産型ハイブリッドカー、トヨタ・プリウス。ガソリンエンジンと電動モーターで走行するこのクルマは世界93か国で販売されています。
2代目(NHW20・2003〜2011年)
外観
初代プリウスは4ドアセダンでしたが、2代目から5ドアハッチバックとなり、ボディタイプは大きく変更されました。ボディサイズは全長4,445mm×全幅1,725mm×全高1,490mm。初代からやや大きくなり、中型サイズの3ナンバー車となっています。
また、ハイブリッドカーのスタイリングとして今では定着した三角形のデザイン「トライアングルシルエット」は2代目から採用されました。このデザインはプリウスの他、アクアにも採用されています。
インテリア/装備
2代目プリウスには、発売当時の最新技術が投入され、次の装備を備えています。
・モーターのみの走行が選択可能な「EVモード」
・アイドリングストップ中もバッテリーを電源として動作可能な電動インバーターエアコン
・キーをポケットに入れたままドアノブに手を掛けるだけでロック解除、そのままブレーキペダルを踏みながらパワースイッチを押すだけでハイブリッドシステムが始動する「スマートエントリー」
・イモビライザー
エンジン
2代目プリウスではハイブリッドシステムが進化し、THS-Ⅱ(トヨタハイブリッドシステム2)が搭載されています。エンジンは初代と同様の1NZ-FXEですが、モーターの出力が33Kwから50Kwに高められ、さらに燃費性能も大幅に向上して35.5km/lとなっています。
走行性能
最高出力:57kw
最大トルク:115Nm
燃費性能
30~35.5km/L
安全性能
安全装備は、発売当時の最新技術が使用されており、次の装備を備えています。
・後方カメラの映像上で場所を指定するだけで駐車時のハンドル操作を自動化できる「インテリジェントパーキングアシスト」
・横滑り防止機構と電動パワーステアリングを統合制御する「S-VSC」
マイナーチェンジ(前/後の変化について)
2005年
デザインの大幅な変更はありませんでしたが、「HYBRID」の文字エンブレムがトヨタのハイブリッドカーとして初めてフロントフェンダー部にも装着されました。
フロントグリルフィンをメッキ処理化、ヘッドライトエクステンションのブルー着色に変更されました。
リヤワイパーの標準装備化、リアコンビネーションランプLED部の色が黒からクリアに変更されました。
メーカーオプションのナビはDVDからHDDに変更となりました。
各グレードについて
・Sグレード(標準グレード)
ハイブリッドシステムやABS・TRCなどの安全装備、室内の操作系や収納スペース等の基本性能はGグレードと同様です。
オーディオはマイナーチェンジ前がFM・AMラジオとCDプレーヤーのみで、マイナーチェンジ後はCD/MDプレーヤーとなっています。
・Gグレード(上級グレード)
Sグレードに装備されずGグレードに実装されている装備として、スマートエントリーと、安全装置として横滑り防止のS-VSCがあります。
オーディオはFM・AMラジオ・MDプレーヤー・6連奏CDチェンジャーとなっています。
グレード一覧
・プリウス 2003年09月モデル
・プリウス 2004年03月モデル
・プリウス 2004年08月モデル
マイナーチェンジ後
・プリウス 2005年11月モデル
・プリウス 2006年03月モデル
・プリウス 2006年04月モデル
・プリウス 2007年04月モデル
・プリウス 2008年09月モデル
・プリウス 2009年04月モデル
・プリウス 2009年05月モデル
・プリウス 2010年04月モデル