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【プロ解説】前と後ろ、どっちに乗りたい?「クラウン セダン」インテリア解説

トヨタ クラウン セダン HEV

クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートという4つの異なるスタイルが用意された新型クラウン。

なかでもクラウン セダンは、ロングホイールベースとボディのワイド化により、パーソナルにもビジネスにも応えるクルマに作り上げられました。

『ニューフォーマル』という新たな価値観に挑戦したクラウン セダンのインテリアを見て行きましょう。

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FRプラットフォームでレクサス LMに迫る室内の広さを実現
パーソナルにもビジネスにも馴染む『ニューフォーマル』なインテリア

FRプラットフォームでレクサス LMに迫る室内の広さを実現

トヨタ クラウン セダン HEV

2022年7月に世界初公開されたトヨタの新型クラウンは、セダンに加えて、クロスオーバー、スポーツ、エステートの4車種でグローバルに展開することが明らかになりました。現在はエステートを除く3車種が市場に投入されています。

そのなかでもっとも新しいクラウン セダンは、唯一のGA-LプラットフォームをベースにしたFR車で、全長5,030mm×全幅1,890mm×全高1,475mmのボディに、3,000mmというロングホイールベースを採用。

室内寸法は、レクサス LSに迫る室内長1,970mm×室内幅1,595mm×室内高1,135mmという広さを確保して、ショーファードリブンとしてのニーズを満たす後席空間と優れた乗降性が達成されています。

そのインテリアデザインは、大人の鋭い感性を満足させる「ニューフォーマル」をコンセプトに、クラウンシリーズの最上級モデルに相応しい、風格と佇まいを追求しています。

パーソナルにもビジネスにも馴染む『ニューフォーマル』なインテリア

インストルメントパネルからドアに掛けてひと続きで包み込まれるような基本デザインと、ディスプレイや操作スイッチを水平方向に集約し、どの席からも直感的に操作できるレイアウトは、クラウンシリーズ共通です。

インテリアカラーと加飾はクラウン セダン専用となり、ブラックまたはミッドブラウンのカラーと杢目調パネルの組み合わせでで、他のクラウンにくらべて落ち着いた雰囲気となっています。

さらに金属部はサテンメッキ加飾、視界に入りやすいアッパー部や手に触れやすい場所を合成皮革巻きにするとともに、シート表皮はHEV、FCEVともにプレミアムナッパレザーを標準で使用し、室内の上質感を高めていてます。

14色のテーマカラーと50色のカスタム設定ができる室内のイルミネーションは、日本ならではの柔らかな光で、室内に癒しの雰囲気をもたらすとともに、広がりと奥行きを演出します。

トヨタ クラウン セダン HEV

エアコンは、運転席、助手席、後席で温度調整が可能な3席独立コントロールフルオートエアコンを搭載。

各席をあらかじめ設定した温度に自動で制御するオールオート機能と、乗員がいないときに空調を抑制するS-FLOW制御にくわえ、快適な空気環境にしてくれるナノイーXも内蔵します。

シートヒーターとシートベンチレーションは、運転席、助手席、後席(左右)に標準装備。

すべてのドアに、半ドアを防止するイージークローザー機能を採用しています。

後席は、乗員の背中から大腿部まで押圧するエアブラダー(空気袋)と、2段階に角度調節ができるフットレストを備えるリアシートのほか、リアドアとリアガラスにサンシェードが用意され、乗員のプライバシーを守ります。

また乗降時の手すりとして利用できるシートバックアシストグリップ(運転席・助手席)や、リアドアの乗降サポートグリップ、降車時リクライニングサポート機能(リア左右席)などで、スムーズな降車をうながす装備品もクラウン セダンならではです。

トランクは、ハンズフリーパワートランクリッド機能を装備。容量はHEVが450L、FCEVは400Lというもので、HEVであれば9.5インチのゴルフバッグ3個、FCEVは2個の積載が可能です。

トヨタ クラウン セダン HEV

クラウン セダンのインテリアは、クラウン最上級モデルに相応しいラグジュアリーな演出にくわえ、後席はアームレストに内蔵されたマルチオペレーションパネルで、リラクゼーション機能をはじめ、エアコン、オーディオ、サンシェードなどの操作を可能とするなど、ショーファードリブンとしての機能も充実しています。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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