世界でタクシーに採用されている車ランキング!定番のセダンタイプ以外の車種とは?
路上だけでなく、駅前やバスターミナルでもよく見かけるタクシー。日本のタクシーで定番なタイプはセダンタイプですが、近年利用者に合わせて多様化してきています。
今回は大手オンラインホテル予約サイトHotels.comが過去行った、世界のタクシーに関する調査結果を元に、タクシーに採用されることが多い車についてランキング形式で紹介します。
(※ 今回のランキングでは、限定モデルを含まない現行モデルのラインアップから選出しています。)
タクシーとして利用される主な車種
日本のタクシーで最も多く採用されている車は、セダンタイプの車両で、トヨタ・クラウンやセンチュリーなどが挙げられます。
そんな定番のセダン車の他に、日産・NV200バネット、トヨタ・アルファードのような荷物が多かったり、大人数で移動したりする際にゆったり乗れるミニバンや、プリウス・プリウスαのようなハイブリッド車、さらにはメルセデス・ベンツやレクサスなどの高級車も活用されています。
また、2017年に発売されたタクシー専用の商用車である”JPN TAXI(ジャパンタクシー)”が登場したことにより、日本でのタクシーの概念も大きく変わったと言えるのではないでしょうか。
タクシーに採用されている車種ベスト5!
5:【オランダ(アムステルダム)】テスラ・Model X
2・3列目シートへのアクセス性を向上させるために採用された、”ガルウィングドア”が特徴的なテスラ・Model X。テスラはアメリカに本社を置く二次電池式電気自動車を製造するメーカーです。
航続距離は1回の充電で560km程度と、充電スポットが充実しているオランダではタクシーとして十分機能するモデルと言えるでしょう。
航続距離 | 536km |
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定員 | 6名 |
燃費 | 15.9km/L(ガソリン車に換算) |
4:【ドイツ(ベルリン)】メルセデス・ベンツ・Eクラス
ドイツ全体でメルセデス・ベンツの車種を起用している会社が多く、基本的にアイボリーカラーのタクシーが多く出回っています。
その中でも特に多いモデルがEクラスです。無駄な動きがなく安心して運転できる高い走行性能を備えた、ベンツの中でも特に運転しやすいモデルです。
運転手だけでなく、タクシー利用者にも優しい1台と言えるでしょう。
メルセデス・ベンツの車種では他にも、コンパクトモデルのBクラスやCクラスの車がタクシーに起用されています。
航続距離 | 1,109km |
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定員 | 5名 |
燃費(WLTC) | 16.8km/L |
3:【日本(東京)】トヨタ・JPN TAXI
日本のタクシー=セダンのイメージを大きく変えた1台とも言えるトヨタ・JPN TAXI。タクシー専用の商用車として2017年から発売されている車です。
高さがあることで広々とした車内空間が確保されており、ゆったりと過ごすことができます。
また、ランニングコスト削減に貢献する低燃費性や、修理コストを下げる機能性など、経営者側にも優しい仕様が多く施されているのも魅力でしょう。
今後も国内で活躍することが期待される一台です。
航続距離 | 1,009km |
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定員 | 5名 |
燃費(WLTC) | 16.8km/L |
2:【アメリカ(ニューヨーク)】トヨタ・プリウス
アメリカでは元々自国ブランドのフルサイズセダンがラインアップされていましたが、徐々にハイブリッド車であるトヨタ・プリウスやカムリが市場に出回るようになりました。
プリウス・プリウスαは日本でもタクシーとして利用されていますが、やはり注目すべきは高い低燃費性能でしょう。
WLTCモードで約30km/hを実現しているため、日常使いには嬉しい車です。
なお、シカゴを拠点とするタクシー会社を起源とする、通称”イエローキャブ”と呼ばれる、黄色に塗装されたタクシーが多く走っている風景はアメリカならではと言えます。
航続距離 | 1,092km |
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定員 | 5名 |
燃費(WLTC) | 30.8km/L |
1:【イギリス(ロンドン)】LEVC・ロンドンタクシー
イギリスの街並みに溶け込むような重厚感のあるフォルムが特徴的なロンドンタクシー。”クラシカルモダン”なデザインが、利用する人も見ている人もほのぼのさせてくれます。
ロンドンタクシーは、イギリスの多くの都市で利用されているタクシー車で、現在はロンドンEV社(LEVC)が製造・販売を行っています。
全電気自動化を謳って発売されたEVモデルのTXは、電気のみで約130km走行することが可能です。
また、車内は広々としており、静粛性も高く、ガラスルーフとなっているので晴れた日の観光に最適な車でしょう。
日本でも導入しているタクシー会社がありますので、一度その乗り心地を体感してほしい一台です。
航続距離 | 約600km |
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定員 | 4名 |
燃費(WLTC) | 16.8km/L |
配車アプリを活用して、手軽にタクシーを利用しよう!
近年日本では運賃の改定が各所で行われ、初乗りが以前よりも安くなるなど、近場の移動でも手軽に利用できる交通手段として活用されるようになっています。
また、タクシーを手配する際に便利な「配車アプリ」の利用も徐々に広がりを見せており、今後タクシーに関わる事業は発展していくだろうと予想されています。
今後タクシー利用が進むにあたり注意したいのが、利用時のマナー。
国によってタクシー乗車時のマナーは異なるため、海外に行く際は正しい利用手順や信頼できるタクシー会社について、事前に調べることをおすすめします。