中古で軽クロスオーバー(軽SUV)を買うならこの車種がオススメ!
軽自動車の売れ筋は、ホンダN-BOXやダイハツ タントなどのスーパーハイトワゴンで、その後に続くのがダイハツ ムーヴやスズキ ワゴンRなどのハイトワゴン。
第3の売れ筋といえるのが軽クロスオーバー(軽SUV)で、近年は各メーカーも多くのニューモデルや派生モデルをリリースしています。
ここでは、ヒンジ式ドアを採用したモデルを中心にピックアップします。
ハイトワゴンの牙城を狙う第3の勢力。軽クロスオーバー
2014年、スズキがトールワゴンとSUVを融合させたハスラーをデビューさせて以降、軽規格のクロスオーバーモデルが注目されるようになりました。
それらは四角いスーパーハイトワゴンやトールワゴンほどファミリー感がないことから、女性や若い世代の通学や通勤のアシとしてとして、またレジャーの相棒として重宝されています。
それでいてベースがトールワゴンなので、室内の広さも十分。アイポイントも高く、運転もしやすいことから人気となりました。
そのいっぽうで、スズキ ジムニーに代表される本格的な悪路送配性を備えたモデルもあり、軽クロスオーバーの人気を二分しています。
本格的な悪路走破性を享受するならジムニーとパジェロミニ
スズキ ジムニーや三菱 パジェロミニに乗っていても都市部に住んでいるのなら、街乗りが多いはずで、それでも雪上や林道などを走破する際は、ほかの軽クロスオーバーでは得られない走破性や安心感があります。
山間部に行くとこうしたモデルが多くなるのは、未舗装路を走ったり、段差の多い道を越えたりする必要があるほか、雪が降っても頼もしい相棒になってくれるからです。
現行スズキ ジムニーは、中古車市場にかなり出回ってきましたが、新車も多くのバックオーダーを抱えている状態。
インドで発表された5ドアジムニーの日本導入も気になりますが、スズキの広報部に伺うと「バックオーダーを抱えている3ドアの生産に注力します」という旨の回答が得られました。
発表から4年が経ち、あるいは納車されてから3年が経ったという個体も今後増えるはずで、ファッションや勢いで買ったものの、乗りにくいなどの理由で手放すひとが増えそう。
プレミアが付いている個体もありますが、走行距離によっては新車価格を下回っている物件も増えています。
歴代ジムニーなら、衝突被害軽減ブレーキを標準化する現行型を狙うのがベスト。もちろん趣味性の高いモデルですので、ほかの世代を狙い撃ちする手もあります。
対する三菱 パジェロミニ(2代目)は、生産終了から10年以上が経ち、走行距離を重ねた個体も多く、価格はかなりこなれています。
ほとんど走行していないコンディションの良さそうな物件を狙う手もアリ。
衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備は当然ながら未設定で、快適装備も現在の基準からすると物足りませんが、悪路走破性や機動力を重視するアシとして割り切るのなら狙い目かもしれません。
多士済々の軽クロスオーバー。狙い目はダイハツ タフト!?
近年の軽クロスオーバーブームに火をつけたのは、先代(初代)のスズキ ハスラーです。
2代目の現行型も人気モデルだけに多くの物件が出回っていて、未使用車もかなり含まれています。
夜間の歩行者に対応する衝突被害軽減ブレーキなど最新の安全装備を備える現行型がベストな選択ですが、予算が限られる場合は、初代の2018年11月に敢行された一部改良後の「G」「Gターボ」を狙えば、アップデートされた先進安全装備を享受できます。
そのハスラーに対して、ダイハツがタフトを投入したのは2020年6月で、初代ハスラーから6年以上の年月が経っています。
ダイハツにはキャスト アクティバという軽クロスオーバーがあったためですが、販売を終えたことからも分かるように、ハスラーほどの人気は得られませんでした。
中古車での物件はそれほど多くはないものの、居住性や積載性などのユーティリティの高さは魅力で、ほとんど走行していない個体でも100万円切るケースも見られます。
また同じダイハツでも、より新しいタフトもすでに多くの中古車が流通しています。カスタマイズ済みの個体は高値安定していますが、無難なのは未使用車や低走行距離の個体を狙うこと。
最新の安全装備や快適装備を備えている点も考えると、かなり狙い目といえる価格帯になっています。
個人的には、ダイハツ タフトが中古車相場も落ち着いていて、多くの選択肢がある点も見逃せないように思えます。
ほかにも三菱 eKクロスなどもあり、多くの選択肢がある軽クロスオーバー(軽SUV)。
本格クロカン性能を備えた4WDのジムニーやパジェロミニか、ハスラーに代表される軽クロスオーバーかを決めて、そのジャンルから予算とライフスタイルにマッチしたモデルを選ぶのが王道です。