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中古でスズキ・ジムニーを買うならこのモデルがオススメ!

初代誕生からすでに半世紀が過ぎているスズキ・ジムニー。現行型も登場から早3年!にも関わらず、新車はいまだ1年前後という納車待ちになっているケースもあるようです。

軽量級でありながら圧倒的な悪路走破性を誇るジムニーは、仕事や趣味の道具として、あるいはファッションとして歴代モデルが支持を受けていきました。
趣味性の高いモデルだけに、「お好きなモデルを」というのが前提ですが、中古車で買う際のオススメのモデルをピックアップしてみましょう。

Chapter
日本が世界に誇る軽量級「陸の王者」
現実的な視点で、ベストな選択は先代モデル以降

日本が世界に誇る軽量級「陸の王者」

スズキ ジムニー 初代

初代ジムニー(LJ10)は、1970年に「自然に挑戦する男のくるま」を掲げ、登場しました。
空冷の2ストローク直列2気筒エンジンを搭載し、今も受け継がれるラダーフレーム、前後リーフリジッドという方程式がすでに確立されていました。プロユースだけでなく、すでに趣味の相棒として一般ユーザーから支持されています。
頭上を覆うのは、幌で標準装備されていました。

初代の第2期モデルとなる「LJ20」は1972年に登場。「LJ20F」ではスペアタイヤを車内から車外に配置を変えたことで、後席を含めて4名乗車が可能になりました。

初代3期の「SJ10」型は、1976年に登場。軽規格に合わせて排気量が0.55L(539cc)に拡大し、「ジムニー55」の愛称で支持されていました。
1977年にリリースされた「SJ20」は、通称「ジムニー8」で知られ、水冷4サイクル4気筒の0.8L(797cc)が積まれました。ジムニー初の小型車登録になり、海外にも渡っています。

 *   *   *

ジムニー初のフルモデルチェンジは、1981年5月発売の「SJ30」で、ボディサイズは全長3195mm×全幅1395mm×全高1690mmで、当時の軽規格いっぱいまで拡大されたボリューム感のあるエクステリアが目を惹きます。
キャビンが広くなり、販売台数を大きく伸ばしたモデルです。
低速域のトルクを重視し、「LJ50」型の水冷2サイクル直列3気筒エンジンが積まれています。カタログには、「登坂力38.7度。オフロードはマイ・ウェイだ。」というキャッチコピーも。

1982年に発売された「SJ40」は、海外で人気が高まっていた仕様を日本向けとしてリリース。
新開発の「F10A」型の1L(970cc)の水冷4サイクル直列4気筒を搭載。フルリクライニングが可能なフロントシートなど、高い快適性も備え、カタログでは、高速クルージングも可能と謳っています。

「JA51」の「ジムニー1300」は、その名のとおり、新開発の「G13A」型の1.3L(1324cc)エンジンを積んでいます。
ジムニーというと、軽自動車枠を含めた小排気量というイメージがありますが、当時のスズキでは最大排気量でした。オープンタイプ(ハーフメタルドア/フルメタルドア)、バン・ワゴンタイプを設定していました。

2代目第2期となる「JA71」型は、1984年に登場。ルーフがこんもりと盛り上がった「パノラミックルーフ」をはじめ、バン、オープンエアを楽しめるフルメタルドアが設定されています。
新開発のEPI(電子制御燃料噴射装置)システムと、4サイクルターボエンジンの543ccを積み、3型からはインタークーラーターボが加わり、ボンネットにエアスクープが装備されました。
クロスカントリーなどを楽しむマニアの間では、トルク、パワー不足などが指摘され、不人気モデルでしたが、2サイクルエンジンの「SJ30」型も併売されていました。

2代目第3期の「JA11」型は、1990年の軽規格に合わせて同年2月に誕生しました。
0.55Lから0.66L(657cc)に排気量が拡大。3型からはトランスミッションにATが加わり、パワーステアリング仕様が登場したことで、従来よりも裾野が広がり、販売台数を大きく伸ばしています。
ソロキャンプを楽しむ芸人のヒロシも幌の「JA11C」前期型に乗っているようです。カタログには「いろんな道が、呼んでいる」などのコピーが並んでいます。

 *   *   *

「JB31」型のジムニーシエラは、1993年にリリースされました。
登録車として1298ccの水冷4サイクル直列4気筒エンジンを搭載。「本格ミディアム4×4」を掲げ、存在感のあるフロントグリルガードとフォグランプが目を惹きます。この頃になると、今でも現役として活躍している世代ともいえます。

スクエアなジムニー世代である、2代目第4期の「JA12/22」は、1995年の登場で、エンジンは658ccのオールアルミ製DOHCターボを搭載。
車両重量は890kgと軽く、走行中に2WDと4WDの切り替えが可能な「ドライブアクション4×4」、パワー伝達に優れた「サイレントチェーン式トランスファー」が搭載されています。
乗用向けのハードトップには、5速MTのほか、3速ATも設定されていました。

また、「JB32」型のジムニー・1300シエラは、「JA12/22」と同様にリーフ(板バネ)からコイルスプリングになり、快適性が向上。新設計のフルバケットシートは、乗用車譲りのクッションが採用されています。
大型の3連メーターは印象的なホワイトで、アルミ製グリルバーを備えたタフなエクステリアと、快適性が重視されたインテリアが特徴です。

いまも街中でよく見かける「JB33/43」型ジムニーシエラは、JB23型に先駆けて丸みを帯びたエクステリアをまとっています。
2000年には、新型のツインカム(DOHC)エンジンを搭載したJB43がリリースされました。インパネも直線基調から角の取れた現代的な意匠に変わっています。

スズキ ジムニー 3代目

そして、3代目となる「JB23」型ジムニーは、1998年に軽自動車の新規格に合わせてフルモデルチェンジを受けました。

先述したように、「JB33」の発売後に登場し、空力性能も考慮された3ドアのハードトップで、カタログには「リアル4×4スポーツ」の名が踊ります。中古車でジムニーを買うなら、価格と年代、性能面のバランスからビギナーに最もオススメできるモデルです。

出典:歴史 | ジムニー・ジムニー シエラ

現実的な視点で、ベストな選択は先代モデル以降

スズキ ジムニー 4代目

とにかく、趣味性の高さでは軽自動車でも群を抜くジムニー。パジェロミニが販売を終えて久しく、同門のスズキ・ハスラーもダイハツ・タフトも乗用車そのものといえますから、ジムニーは、ライバル不在といえる存在です。

どの世代でもリフトアップなどのカスタム済み、あるいは走行距離を重ねたモデルが多くJB23型現行の4代目「JB64型」であれば、未使用車やそれに近い低走行車も探すことができそうです。

2スト(2ストローク)の「SJ10」型「JS30」型も中古車市場でも散見されますが、根強い人気があるため、年代の割にそれなりの出費、100万円超というケースも多そうです。また、盛大なエンジン音や排気音、オーバーヒートのリスクなども折り込み済みで乗る必要があり、街中や都市部でたまに2ストのジムニーに遭遇すると、思わず振り返るほど。

台数が多くなってくるのは当然ながら新しい世代(型式)で、遡っても660ccになった「JA11」型以降が現実的だと思われます。

先述したように、タマ数が多く、ビギナーにオススメなのは1998年登場の3代目(先代)ですが、再三ご紹介しているとおり、趣味性の高いモデルですから、一期一会の出会い、あるいは昔から憧れだった型式を手に入れるというのが正解でしょう。

スズキ ジムニー 4代目

これからも長く、しかもできるだけメンテナンスを最小に抑えながら乗るのであれば、現行型の「JB64」型が良いのは間違いありません。中古車市場に出始めていて、徐々に台数も増えています。
しかし、10〜40万円ほど上乗せされたプレミア価格と思える個体が大半のようで、価格はかなりの高値で安定しています。

それでも、衝突被害軽減ブレーキの「デュアルブレーキサポート」をはじめ、車線逸脱警報や6エアバッグも備わっています。現行型狙いで約1年も納車待ちできないのであれば、探す価値はあるかもしれません。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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