キャンプにおすすめの軽バン3選!軽バンが”アウトドア向き”な理由とは?
商用として利用される”軽バン”ですが、実は多くのキャンパーから支持されている車です。しかし、荷物がたくさん積み込めるイメージはあるものの、他に”キャンプ向き”であると言われる所以があるのでしょうか?
ここでは人気車種の紹介に加えて、軽バンがキャンプに向いている車と呼ばれる理由についても解説します!
軽バンがキャンプにおすすめなポイント
軽バンとは、軽自動車におけるワンボックスの一種で、一般的な車に比べるとボンネットが短い、もしくはボンネットの無い箱型ボディの軽貨物自動車のことです。
よく商用車として荷室いっぱいに荷物を積み込み、街中を走っているのを見かけますよね。
そんな軽バンがキャンプにぴったりだと言われるポイントは、どんなところにあるのでしょうか?ここでは、キャンパーにおすすめしたい軽バンの特徴を4つに分けて紹介します。
1. 荷室が広い
軽バンの特徴として、まず「荷室が広い」ことが挙げられます。高さが十分にあるのと、どの車種も地面高が低めに設定されているため、積載できる荷物量・サイズが他の車種と比べても格段に大きくなっています。
やはり、荷物がしっかり積み込めることは、多くのキャンパーにとって魅力的に感じる部分でしょう。
また、荷室の広さだけでなく、室内の長さも十分に確保されているため、フルフラットシートにして車中泊を快適に行うことができるのもポイントです。
2. 毎年支払う自動車税が安い
軽バンの魅力は、なんと言っても「自動車税の安さ」です。
軽バンのような”貨物車”は、自動車税が排気量ではなく積載量で計算されるため、その金額は5,000円と他の車輌と比べて安く設定されています。(※)
たくさんのギアを積み込めることももちろん大事ですが、キャンプに必要な道具を揃えるためには費用がかかるので、できれば車にかかる維持費は抑えたいところ。キャンパーのお財布事情に寄り添った1台となっています。
(※ 記載の「自動車税」の金額は年単位の価格です。)
3. 乗り回しやすさ
軽バンは運転席が高いため、見通しが良く、運転しやすいといった利点があります。
ボディも小回りが利くサイズ感なので、運転が不慣れな人やタウンユースも考えている方も乗り回しやすい車と言えるでしょう。
4. スライドドア
軽バンのドアは、「スライドドア」で設定されているため、隣の車との距離が十分に取れないような狭い場所でも、安心して駐車することができます。
逆に、ハッチバックドアをあけるスペースがとれない場合も、スライドドアとなっていることで、荷物の出し入れもスムーズに行うことができます。
キャンプにおすすめの軽バン3選
軽バンは様々な車種が販売されていますが、その中で「スズキ・エブリイ」「ダイハツ・ハイゼットカーゴ」「ホンダ・N-VAN」の3車種が主流となっています。
他メーカーにOEM供給を行っている車もあるので、ぜひ参考にしてみてください!
スズキ・エブリイ
「エブリイ」の名称で登場したのが1982年。商用車を「エブリイ」乗用車を「エブリイワゴン」に設定して販売されました。
現行は6代目モデルとなっており、スズキによると荷室の広さは軽キャブバンの中でNo.1を誇るとされています。
また、乗り降りすることが多い車ならではの構造として、乗降ステップ高が低めに設定されているのもポイントです。
荷物が一番多く積める上に、燃費も良いため、実用面を一番に考える方におすすめしたい1台です。
スズキ・エブリイをベースとしたOEM車に、日産・NV100クリッパー、マツダ・スクラムバン、三菱・ミニキャブバンがあります。
中古車平均価格 | 93.4 万円 |
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燃費(WLTC) | 13.1~17.0 km/L |
荷室サイズ(長2名、幅4名乗車時) | 長1,910 × 幅1,385 × 高1,240 mm |
ホンダ・N-VAN
N-VANは比較的最近になって登場した車で、2018年にホンダNシリーズの第5弾として発売されました。実質、以前販売されていたアクティバンやバモス、バモスホビオの後継車種にあたります。
N-VANの特徴は、なんと言っても先進の安全運転支援システム「Honda SENSING」が全タイプに標準装備されている点でしょう。10の先進機能が備わっていることで、安心・快適な運転をサポートしてくれます。
機能面だけでなく、安全性能にこだわりたい方におすすめです。
また、ホンダの公式サイトではN-VANの新しい使い方として、車中泊仕様を提案する特設ページが開設されています。
商用車以外のニーズにしっかり応えた1台と言えるでしょう。
中古車平均価格 | 150.2 万円 |
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燃費(WLTC) | 19.2〜23.8 km/L |
荷室サイズ(長2名、幅4名乗車時) | 長1,585 × 幅1,390 × 高1,365 mm |
ダイハツ・ハイゼットカーゴ
1959年に誕生したダイハツ・ハイゼットカーゴは、現行で10代目モデルが販売されています。軽バンクラスの中では地上高が高めで、荷物の積み降ろしに最適な1台と言えるでしょう。
そして、軽バンの中でも低価格で購入できる点も大きな特徴です。
新車価格が100万円未満のグレードもラインアップしているので、中古車市場だとかなりお値打ちな1台を見つけることができるでしょう。
また、ダイハツ・ハイゼットカーゴをベースとしてOEM車は、トヨタ・ピクシスバン、スバル・サンバーが販売されています。
中古車平均価格 | 87.5 万円 |
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燃費(WLTC) | 14.7~15.6 km/L |
荷室サイズ(2名乗車時) | 長1,910 × 幅1,270 × 高1,250 mm |
今日からお得に軽バン持ちのキャンパーになるには?
軽バンは維持費も安く、タウンユースにも向いており、ビジネスだけでなく「遊び」にも適した車です。まさに、キャンパー向けの車と言えます。
特に、ソロキャンパーの方や夫婦・友人など少人数でのキャンプに出かけることを趣味としている方は、今回紹介した車種を参考に、ぜひ軽バンでのキャンプや車中泊を楽しんでみてください!