アクティブなファミリーに人気の三菱・デリカD:5!子育てからアウトドアまで使える秘密とは?
デリカオーナーによるファンミーティングが開催されるなど、根強いファンも多い三菱・デリカD:5。
電動スライドドアを装備するミニバンながら、本格的なアウトドアを楽しみたい家族にもピッタリの機能を備える、まさに唯一無二の一台として人気が高い車です。
今回はそんなデリカD:5の人気のポイントや、アウトドアユースを考えるファミリーにおすすめのグレードなどを紹介します。
- Chapter
- デリカD:5のグレードラインアップは全7種類
- 子育てもアウトドアを楽しむなら「G-Power Package」がおすすめ!
- 中古車なら、アウトドアユーザーに人気のACTIVE GEARも選べる
デリカD:5のグレードラインアップは全7種類
MPVとSUVを融合させた「オールラウンドミニバン」として、唯一無二の人気を誇るデリカD:5。
現行型モデルが登場したのは2019年2月で、フルモデルチェンジではないものの、外観・内装・装備・グレード体系などが以前のモデルから大幅に変更されています。
2022年1月現在、新車販売されているデリカD:5のグレードは全部で7種類。
ノーマルの「デリカD:5」としてのグレードに加え、都会的なデザインを求めるユーザーに向けた「アーバンギア」シリーズもラインアップされているのが特徴です。
なお、現行型モデル登場のタイミングで、パワートレインはディーゼルエンジン搭載モデルのみとなっています。
グレード名 | 乗車人数 | 新車価格(税込) |
---|---|---|
M | 8人乗り | 4,001,800円〜 |
G | 7人乗り/8人乗り | 4,103,000円〜 |
G-Power Package | 7人乗り/8人乗り | 4,339,500円〜 |
P | 7人乗り/8人乗り | 4,475,900円〜 |
URBAN GEAR G | 7人乗り/8人乗り | 4,230,600円〜 |
URBAN GEAR G-Power Package | 7人乗り/8人乗り | 4,467,100円〜 |
URBAN GEAR P Edition | 7人乗り | 4,577,100円〜 |
子育てもアウトドアを楽しむなら「G-Power Package」がおすすめ!
デリカD:5は、子育て世帯に人気が高い「ミニバン」でありながら、様々な道路状況にも対応可能な確かな走破性能・走行性能を持つ「SUV」のような走りが魅力。
他のファミリーとは一味違った車に乗りたい方、いかにもファミリーカーっぽい車ではなくカッコ良さも求める方、また休日のレジャーやアウトドアを思いっきり楽しみたい方にはピッタリの車です。
特に、子育て中のファミリーでアウトドアも楽しみたいという方におすすめしたいグレードが「G-Power Package」。
今回は、このG-Power Packageの内外装や装備などに着目して、子育て世帯に人気のポイントや理由を探っていきます。
「両側電動スライドドア」は、子育て世帯なら外せないポイント
子育て世帯にミニバンが支持される一番の理由は、小さな子どもでも乗り降りしやすく、開閉もスムーズなスライドドアを装備している点。
特に、リモコン操作やドアハンドルをワンタッチするだけで自動で開閉できる「電動スライドドア」を備える車種に人気が集まります。
デリカD:5においては、全グレードで運転席側・助手席側の両方にスライドドアを装備していますが、「ワンタッチ電動スライドドア」が両側に装備されるのはエントリーグレードのMを除くモデル。
Mでは助手席側のスライドドアのみ電動で、運転席側は手動となります。
子どもを抱っこしながらや、両手に荷物を持って手が塞がった状態でも簡単にスライドドアを開閉できるワンタッチ電動スライドドアは、子育て中のファミリーにとってはあると嬉しい機能の一つ。
様々な場面での使いやすさを考慮すると、両側に電動スライドドアを装備するM以上のグレードから選ぶのがおすすめです。
7人乗りならウォークスルーも可能
G-Power Packageでは、7人乗りと8人乗りを選択することができます。どちらを選んでも良いのですが、主に4人家族で乗車するのであれば7人乗りモデルをおすすめします。
7人乗りと8人乗りの違いは、2列目シートがベンチシートかキャプテンシートかという点。
7人乗りの場合は各シートが独立した形のキャプテンシートとなるため、シートの間を通って3列目に行き来することが可能です。
運転席・助手席も間が空いているので、1〜3列目までのウォークスルーが可能となっているのが特徴です。
ウォークスルーが可能であることのメリットは、「3列目への乗り降りの手間が少ないこと」「車を降りずにサッと車内を移動できること」。
ベンチシートの場合は、スライドドアに近い端の席を倒したり前後にずらして3列目に乗り込む必要がありますが、キャプテンシートであれば車内に乗り込んで真ん中を通れば移動できます。
ワンアクションが減らせるだけでも、サッと乗り降りできて煩わしさが軽減されますね。
また、チャイルドシートが必要な小さなお子さんは2列目以降のシートに乗車しますが、急にぐずったり何か対応をするために、パパやママが運転席・助手席から素早く移動したいというシーンも多くあるはず。
そんな時、わざわざ降車しなくても移動できるウォークスルーを備えていると、いざというときに役立ちます。
なお、ブラック内装であればメーカーオプションで本革シートを選択することも可能(G-Power Package、Pのみ)。
子どもがいるとどうしても汚れやすいシートも、サッと拭き取って簡単にお手入れすることができるのでおすすめです。
また、5人家族で乗車する方や、荷物をたっぷり積めるスペースが欲しい場合は8人乗りも選択肢としてアリ。
8人乗りモデルであれば、3列目を格納した5人乗車時でも最大1200mmの荷室長を確保しており、大容量の荷室を使うことが可能です。
ファミリーであればベビーカーなどを車に積む機会も多く、アウトドアを楽しみたい方ならキャンプ用品などたくさんの荷物を乗せたいという場面が多いでしょう。
7人乗りでも3列目を片側だけ格納すれば、5人乗車しながら大きな荷物を乗せることは可能ですが、8人乗りと比べるとどうしても荷室の広さは狭くなります。
乗車人数・荷物の量のバランスを考えて、どちらを選ぶか検討しましょう。
ファミリーに嬉しい便利・快適装備も満載
また、運転席・助手席シートヒーターやステアリングヒーター、運転席パワーシート、エレクトリック(電動)テールゲート、電動サイドステップなどの便利装備が標準装備されるのも、「G-Power Package」以上のグレードとなっています。
特に小さな子どもがいるファミリーであれば、電動サイドステップは利便性の高い機能。
通常は450mmの地上高があるところを、ステップが地上から220mmの位置に出てきてくれるので、子どもが乗り降りするのを助けてくれます。
また暗い場所ではLEDライトが足元を照射してくれるので、夜間や暗所の乗り降りも安心です。
エレクトリック(電動)テールゲートも、子どもの対応や大荷物を両手に持ったままというシーンが多いパパママを助けてくれる便利機能の一つ。
ワンタッチで開閉を行いつつ、すぐに次の行動に移れるのが嬉しいですね。
ディーゼルエンジン搭載で、比較的低燃費なのも嬉しい
ガソリン価格がかなり高騰している今、燃料にかかる維持費は馬鹿になりません。
できればコストは抑えたいものですが、そのためには「燃費の良い車」か「燃料費が安い車」を選ぶ方法があります。
先述したとおり、現行型のデリカD:5はディーゼルエンジン搭載車のみをラインアップしています。
燃費性能は全グレード共通で、WLTCモード燃費の平均は12.6km/L。ミニバンとしてみるとまずまずの数値ですが、使用する燃料が「軽油」になるのがポイントです。
デリカD:5で燃料として使用する軽油はレギュラーガソリンよりも約20円ほど安く、同じ燃費性能でもかかる燃料費は安く抑えることが可能。
仮にゼロから満タン(タンク容量の64Lいっぱい)まで給油したとすると、レギュラーガソリンであれば約10,803円かかるのに対し、軽油なら約9,510円に抑えることができます(※2021/11の平均ガソリン価格にて算出)。
何かと支出が多い子育て世帯にとっては、日々のガソリン代を安く抑えられるというのもメリットの一つです。
出典:ガソリン価格(ハイオク・レギュラー・軽油・灯油)の推移|新電力ネット
予算次第では「G」「P」もアリ。欲しい機能をよく検討して
「両側パワースライドドアを装備している」「快適・便利機能が標準で揃っている」といった点から今回はG-Power Packageをおすすめしてきましたが、もちろん予算やニーズ次第では他のグレードを検討するという場合もあるのではないでしょうか。
一つ下のグレードとなる「G」であれば、両側パワースライドドアは標準装備。また7人乗りと8人乗りのどちらも用意しているので、家族構成やニーズに合わせて選択することが可能です。
電動サイドステップや電動テールゲートといった便利装備・快適装備は無くなりますが、価格は25万円近く抑えられるので、予算とのバランスをとってこちらを選ぶというのも良いでしょう。
逆に上のグレードである「P」は、G-Power Packageの装備に加えて内外装が豪華になり、安全装備もフルで搭載されるのが特徴です。
G-Power Packageとの価格差は13万円ほどなので、ゴージャスな見た目にもっとこだわりたい!という方ならこちらを検討するのもアリかもしれません。
中古車なら、アウトドアユーザーに人気のACTIVE GEARも選べる
装備内容にはこだわりたいけれど、予算との兼ね合いが…という方は、中古車もぜひ検討して欲しい選択肢の一つです。
2022年1月現在、車選びドットコムに掲載されているデリカD:5の中古車を見てみると、2021年式の「G-Power Package」や「P」でも350万円以内で購入できる車両が出ています。
デリカD:5はその人気の高さもあり、年式が古くなったり型落ちしても中古車価格が大きく値下がりはしない車ですが、それでも新車と比べると50〜100万円近く安い価格で購入可能。限られた予算で購入を考えている場合は、ぜひ一度中古車もチェックしてみましょう。
また中古車であれば、過去に販売されていたアウトドア向けの特別仕様車「ACTIVE GEAR」といった車両も選べます。
このモデル専用にあしらわれた、アウトドア用品のギア感(道具感)を表現したデザインも楽しめるため、他の人と被らない車を求めている方・アウトドアシーンでも目立ちたい方などにはおすすめです。