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【ライター解説】三菱・デリカD:5の魅力とは?唯一無二のミニバンたらしめる特徴・強みを徹底解説!【動画あり】

ミニバンのカタチをしたSUVデリカD:5をひとことで表すとすれば、そんなクルマではないでしょうか。

広い室内スペースに3列シートを備えたミニバンながら、他のミニバンとは一線を画する、SUVのような悪路走破性も兼ね備える。雪道にも強いので、ウインタースポーツのパートナーとしても心強い存在です。
また、国産ミニバンでは唯一、ディーゼルエンジンを組み合わせるのも一般的なミニバンと異なる特徴といえるでしょう。

▼デリカD:5紹介動画はこちらをチェック!
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Chapter
道を選ばない唯一無二のミニバン
ディーゼルエンジンも特徴
独自のボディサイズもちょうどいい

道を選ばない唯一無二のミニバン

三菱 デリカD:5

普通のミニバンとはちょっと違う。
それが三菱「デリカD:5」に多くの人が抱いているイメージではないでしょうか。

もちろん、そのイメージは正しいもの。世間の一般的なミニバンとのもっとも大きな違いは、悪路走破性が高いクルマだということです。普通のミニバンでは入り込めないような荒れた道や砂地まで走れてしまう走行性能が自慢なのですから。

ちなみに2007年1月には、ダカールラリーに参戦する三菱チームのサポートカーとしてタイヤをオフロード用にした程度でほぼノーマルのデリカD:5(当時のモデル)がラリーの全行程を並走。本格ラリーカーに混ざって道なき道を駆け抜け、しっかり完走しています。
デリカD:5のオフロード走行性能は本格派なのです。

三菱 デリカD:5

どうして悪路走破性が高いのか。そこにはふたつの理由が存在。車高の高さと、4WDシステムです。

まず車高の高さ。これはほかのミニバンと比べれば一目瞭然で、最低地上高(地面と車体底面の隙間)が広く確保されているのがわかりますよね。

悪路走破性には、これが重要。デリカD:5の最低地上高は185mm(従来モデルの210mmよりは低いけれどこれは計測ポイントが異なるから)と数値でいえば一般的なミニバン比べて20mm程度の違いではありません。
でも、物を見れば数値では表せないほど空間がしっかりと用意されているのに加え、車体前後の張り出しが少なくて路面の凹凸にも接触しにくい設計としているなど、見るからにオフロードをガンガン走れそうだとわかりますよね。

三菱 デリカD:5 4WDシステム

もうひとつのポイントは、4WDシステム。現行型デリカD:5の駆動方式は全車とも4WDで、その4WDの能力が他のミニバンとは違うのです。

この4WDシステムは電子制御式で、FF(前輪駆動)をベースにしたもの。
ダイヤル操作によって作動モードを切り替えられるのが特徴で、FFに固定することで燃費性能を重視する「2WD」、必要に応じて前後の駆動力を最適に配分する「4WDオート」、そして高い走破性を得られる「4WDロック」の3パターンからセレクト可能。

この「4WDロック」の存在がデリカD:5の強みです。
4WDロックでも機械式4WDのように前後を直結するわけではありませんが、後輪へ駆動力を送る多板クラッチの締結力を強めて悪路などでより強靭なトラクション性能を得られます。

使い方としては、日常は「4WDオート」とし、悪路や雪道では「4WDロック」とするのがいいでしょう。
また、裏ワザとして「4WDロック」は雨天時や横風が強い時など、悪条件の高速道路でも有効。舗装路面で「4WDロック」にすると、わずかに曲がりにくくなりますが、直進安定性が高まることで走りが安定するので、オーナーになったら覚えておいてください。

ディーゼルエンジンも特徴

三菱 デリカD:5 ディーゼルエンジン

走行性能といえば、パワートレインが他の国産ミニバンと明確に違うのもデリカの個性。ガソリンエンジンの設定がなく、全車ともディーゼルエンジンを積んでいるのです。

ディーゼルエンジンと言えば、「燃費がいい」「燃料代が安い」といったうれしい特徴がありますが、もうひとつ見逃せないのが力強さ
380Nmと、ガソリン自然吸気エンジンだったら排気量4.0Lエンジンに匹敵するほどの最大トルクがあり、しかもそれを2000回転という低い回転域から発生してくれるから運転しやすいのです。日常的な発進加速で力強さを実感できるし、この低回転で力強い特性はオフロードでもでも重宝しますね。

なかには、ディーゼルエンジンの騒音が気になる人がいるかもしれません。
しかしご安心を。従来のデリカD:5のディーゼルエンジンは、正直なところ静かではありませんでした。しかし新型では静粛性が大幅にアップ。動画でも、土屋圭市さんはエンジン音について「ディーゼルらしい音」とは言っているものの、静かさには納得していることがわかります。

三菱 デリカ パドルシフト

8速ATを組み合わせるトランスミッションも、従来型からの進化ポイント。
大幅マイナーチェンジを受ける前のディーゼル車は6速ATでしたが、それに対して2速も増えています。それが静粛性燃費のアップに貢献しているのに加え、ミニバンとしては異例の大型のパドルシフトも装備。
ドライバーが任意のシフトアップ/ダウンを楽しめるように考えられているのも、走りを誇るデリカD:5のキャラクター作りに一役買っているでしょう。

ちなみにパドルシフトは、以前はマグネシウム製でしたが、現行モデルは樹脂製になっています。とはいえ、質感や剛性感は申し分なしですよ。正直、ボクも騙されそうになったくらいですから。

独自のボディサイズもちょうどいい

三菱 デリカ インテリア

試乗の際に、土屋圭市さんは「運転しやすい」を連発。そこには実用的なパワートレインという意味もありますが、視線が高くて周りがよく見えることも効いています。
動画で触れていますが、パーキングブレーキは電動式で、信号待ちなのでブレーキペダルから足を離しても停止状態を保持する「ホールド機能」も備えていますよ。
これ、いちど使うと手放せない便利アイテムです。

現行モデルのインパネは、大胆に木目調パネルをコーディネートするなど質感が大幅にアップ
この見栄えの良さはオーナーを満足させてくれますが、相沢菜々子さんは「凹凸が少ないから掃除しやすそう」と独自目線で評価。なるほど。確かにそうかもしれません。

三菱 デリカ インテリア

さて、デリカD:5の車体は日産「セレナ」やホンダ「ステップワゴン」そしてトヨタ「ノア/ヴォクシー」など売れ筋のMクラスミニバンよりはひとまわり大きく、トヨタ「アルファード」よりは小さな独自サイズ。
これは居住性にもそのまま当てはまり、「Mクラスミニバン以上アルファード未満」となっています。

注目すべきポイントは3列目。明らかにMサイズミニバンより広いし、シートスライドのおかげで後席を少し前へ出して荷室を広げる、なんていう使い方もできます。
アウトドアレジャーに出かける人は、荷物が増えがちなのでこういう部分は大事ですよね。ちなみに3列目の折り畳みは、左右跳ね上げ式です。

三菱 デリカ 電動サイドステップ

床が高いので乗降性はライバルにかないませんが、実は最新モデル(2019年11月以降)にはそれを解消するアイテムが備わっています。それが、電動式のサイドステップ。ドアを開けると連動して現れ、床と地面の段差を緩和してくれます。

「G」と「M」を除き標準装備ですが、実はミニバンのなかでも通常モデルに電動で備えるのはデリカが初めてなのです。

そんなデリカは、一体どんな人に向いているか。室内が広めのミニバンを求めている人にも向いていますが、なんといってもアウトドアレジャーやウインタースポーツを楽しみたい人とのマッチングが最高です。
普通のミニバンでは物足りない人、3列シートのミニバンを必要とするけれどSUVっぽいタフなクルマが欲しい人にもピッタリでしょう。

デリカD:5はいわば“ミニバンの形をしたSUV”。SUVテイストのミニバンを探しているなら、デリカD:5以上にふさわしいクルマはないと断言できます。

デリカD:5紹介動画はこちらをチェック!

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

工藤 貴宏|くどう たかひろ

1976年生まれの自動車ライター。クルマ好きが高じて大学在学中から自動車雑誌編集部でアルバイトを開始。卒業後に自動車専門誌編集部や編集プロダクションを経て、フリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジン搭載のマツダCX-5。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

工藤 貴宏|くどう たかひろ

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