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中古でダイハツ・ハイゼットカーゴを買うならこのモデルがオススメ!

ダイハツ ハイゼットカーゴ

2020年に60周年を迎えたダイハツ・ハイゼットは、主に日本の「はたらくクルマ」として活躍してきました。
しかも、軽トラック、バンは我々に身近な存在でもあります。メーカーはユーザーの使い方を観察し、多様なフィールドバックを得ているほか、緻密にライバルを分析して進化しています。
ほかにも、ハイゼットカーゴを中心に趣味の相棒として使われているのも特徴です。ハイゼットバンやハイゼットカーゴをベースにしたキャンピングカー(軽キャンパー)も人気を呼んでいます。

ここでは、ハイゼットカーゴを中心にお届けします。

Chapter
戦後の日本の発展を支えた、偉大なはたらくクルマ
「スマートアシスト」を追加した2017年11月の一部改良後モデルが狙い目

戦後の日本の発展を支えた、偉大なはたらくクルマ

ダイハツ ハイゼットトラック 初代

カラーテレビが放送された1960年に誕生した初代ハイゼット(トラック)は、その後、ライトバン/パネルバンが加わり、日本の復興を支えてきました。
戦前戦後、重宝されてきた軽オート三輪からモータリゼーションの勃興と共に、業種や積載する荷物などに応じて、トラック、バンが使い分けられるようになります。

初代ダイハツ・ハイゼットは、ボンネットタイプのFRとして誕生し、2代目は前席下にエンジンを配置し、前輪がバンパー直後にあるキャブオーバーになり、空間効率が高まっています。2代目から現行となる10代目までキャブオーバーを維持しています。
日本の道路は、約85%が幅平均3.9mという狭い道が多数を占めていて、小回りが利いてしっかり積めるボディサイズやパッケージングを備える軽トラックや軽バンは不可欠になっています。

また、ハイゼットは電気自動車(EV)を古くから設定していて、1968年登場の3代目にすでにEVを用意。はたらくクルマのEVとして長い歴史と実績を誇っています。
さらに、2005年には、軽商用車では初めてとなるハイブリッドも設定しています。

ダイハツ ハイゼットアトレー 6代目

ボディバリエーションでは、1981年にリリースされた6代目乗用仕様のアトレーを設定。バンにローとハイルーフも用意しています。
近年では、農業女子をターゲットに据えたカラフルなボディバリエーションを追加したトラックハイゼット・トラック・ジャンボを設定し、キャビンの大型化、シートのリクライニングなどによる快適性向上が図られたバリエーションも展開しています。

また、SUBARUやマツダが軽自動車から撤退したこともあり、軽バンのOEM化が進んでいて、いまではトヨタ・ピクシス(トラック、バン)、SUBARUサンバー(トラック、バン)にもOEM供給していて、ダイハツ・ハイゼットのメーカーと車名違いバージョンとして、スズキ・キャリイ/エブリイと軽トラック/バンと共に2大勢力を築いています。

「スマートアシスト」を追加した2017年11月の一部改良後モデルが狙い目

ダイハツ ハイゼットカーゴ

現行型の10代目は、2004年10月にカーゴから投入され、なお、トラックは2014年秋にフルモデルチェンジを受けています。

中古車で買う際は、できれば2017年11月の一部改良後モデルで、衝突被害軽減ブレーキのパッケージである「スマートアシスト(SA)」が設定された以降のモデルを狙いたいところ。
軽商用バン(軽トラック)であっても万一に備える衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制装置はぜひ欲しい装備になっています。

また、ハイゼットカーゴには、ハイルーフ/標準ルーフが設定されています。
日常ユースであれば後者でも荷室容量に不満はでないはずで、軽キャンパーのベース車として、あるいはDIYなどで車中泊を楽しむ、釣りやサーフィン、スキー、キャンプなどを楽しむのであれば、1875mmと余裕の全高を備えるハイルーフがオススメ(標準ルーフは全高1765mm)。
ただし、街中を中心に、高さ1.8m以下制限のある駐車場も少なくないため、とくに街中で駐車場をよく使うのなら注意が必要。

ほかにも、積載性を重視するのなら「カーゴ2シーター」という選択肢もあります。
こちらは、商用ユース中心ですが、荷室フロア長1950mmを誇ります。エンジンは3気筒のNAとターボを設定していて、高速道路も頻繁に使うのなら後者が適任でしょう。
ハイルーフの「クルーズターボ“SAⅢ”」は、スマートアシストⅢはもちろん、電動格納式ドアミラー、分離式ヘッドレスト、分割式乗用タイプリヤシート、荷室LEDランプ、キーレスエントリーなどを備えています。

ほかにも、4人乗車が可能で、オープンデッキを備えるデッキバンというユニークな仕様も設定。
どの仕様を選ぶにしても「SAⅢ」搭載車を安心、安全面からも推奨します。

ダイハツ ハイゼットカーゴ

仕事用の足、あるいは近年の足代わり、趣味や1人で乗る程度、という使い方が多そうなハイゼットカーゴ
中古車市場では、10万kmを超えた個体が数万円で数多く売られています。

足代わりとして割り切って選ぶ手もありかもしれませんが、先述したように、いまでは軽商用車にも衝突被害軽減ブレーキの設定が進んでいます。
中古車市場にすでに出ていることもあり、万一の際に後悔しないためにも、やはりダイハツ・ハイゼットカーゴの場合は、「スマートアシスト(SAⅢ)」搭載車を選ぶのが無難といえそうです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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