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マツダ CX-8のグレードの違いを解説

マツダ CX-8 25S Exclusive Mode 2020

2017年にデビューしたマツダ CX-8は、国内で唯一の7人乗り専用SUVです。CX-60がデビューするまでは、マツダの最上級モデルに位置していました。

北米向けで3列シートを持つCX-9と、ミドルクラスで人気のCX-5 を足して2で割ったようなCX-8は、サードシートもしっかり使える室内と優れた走行フィールにより人気となっています。

そんなマツダ CX-8のグレードについて、グレード間の違いを中心に解説します。

Chapter
2022年のマイナーチェンジで変わったグレード体系
ベースグレード:25S/XD
人気の高かった中間グレード:PROACTIVE(プロアクティブ)
プロアクティブに代わるグレード:Smart Edition(スマートエディション)
ブラックアウトが凛々しい:Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)
人気の上級グレード:L Package(Lパッケージ)
大人のスポーツマインドを刺激する:Sports Appearance(スポーツアピアランス)
セカンドシートの居住性を高めた最上級グレード:Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)

2022年のマイナーチェンジで変わったグレード体系

マツダ CX-8 2017

マツダ CX-8のグレード体系は、2017年のデビューから2022年11月のマイナーチェンジまでと、それ以降で変わっています。

具体的には、中間グレードのPROACTIVE(プロアクティブ)が廃止され、変わりにそれまで特別仕様車の扱いだったSmart Edition(スマートエディション)とBlack Tone Edition(ブラックトーンエディション)が、レギュラーラインナップになるとともに、Sports Appearance(スポーツアピアランス)が追加されました。

マイナーチェンジ時の変更点は、エクステリアデザイン、安全性と利便性の向上、フロントシートの改良、サスペンション、ドライブモードをふくむパワートレインのアップデートです。

グレードは搭載エンジンが基本になっており、ガソリン2.5L NAの25S、ガソリン2.5Lターボの25T、ディーゼルのXDにそれぞれグレードが用意されます。

ベースグレード:25S/XD

マツダ CX-8  25S XD 2022

マツダ CX-8のベースグレードが、25SとXDです。

他のグレードとのもっとも大きな違いは、セカンドシートがベンチタイプのみで6人乗りを選ぶことができず、自動的に7人乗りを選ぶことになります。

エクステリアの識別点は、ホイールが17インチのアルミホイールで、フォグランプがオプション設定です。

マツダ CX-8 XD 2017

インテリアではシート表皮とドアトリムがクロス素材で、運転席のシートリフターはラチェットレバー式の手動タイプ。

センターディスプレイは8.8インチで、スピーカーは4スピーカーです。

先進・安全技術は、夜間でも前方車や歩行者を自動検知するアドバンストSCBS、自動定速走行機能クルーズコントロール、ハイ&ロー自動切替のハイビームコントロールシステムが標準装備され、4WDモデルでは悪路脱出をサポートするオフロードトラクションアシストも標準装備です。

人気の高かった中間グレード:PROACTIVE(プロアクティブ)

マツダ CX-8 XD PROACTIVE  2017

PROACTIVE(プロアクティブ)は、2022年11月のマイナーチェンジでランナップから消えたグレードですが、ベースグレードより装備がより充実していたことから人気となり、中古の在庫車両も豊富です。

装備は、まずホイールが19インチアルミホイールになるほか、ヘッドランプ&リアコンビランプのシグネチャーランプがLEDに変更。

リアゲートはハンズフリー機能付きパワーリフトゲートが採用されます。

マツダ CX-8 XD PROACTIVE  2017

インテリアでは、シート表皮こそ25S/XDとおなじクロス素材ながら、運転席がメモリー機能付き10Way、助手席が6Wayのパワーシート付き、シートヒーターはフロントとセカンドシートに装備されます。

またドアとセンターコンソールのアームレストがディープレッドの合成皮革に変更されるとともに、パワーウインドウスイッチとドアミラーコントロールスイッチ、カップホルダー/リアエアコンパネル/ドアトリムスイッチパネル加飾はサテンクロームメッキがあしらわれ、上質な印象としてます。

またフロントガラスおよびフロントドアガラスがIRカットガラス、ドアミラーはヒーテッドタイプとなりオート格納機能を追加、スピーカーは6スピーカーにグレードアップ。

鍵は、アドバンストキーレスエントリーシステムです。

先進・安全技術でのベースグレードとの違いは、まずコックピットにヘッドアップディスプレイであるアクティブ・ドライビング・ディスプレイを採用。

機能面では、アダプティブLEDヘッドライト、レーンキープ・アシスト・システムと車線逸脱警報システム、スマート・ブレーキ・サポート&マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール、交通標識認識システムが追加されます。

プロアクティブに代わるグレード:Smart Edition(スマートエディション)

2022年11月のマイナーチェンジ以前は“特別仕様車”という位置づけだったSmart Edition(スマートエディション)ですが、プロアクティブの廃止にともないレギュラーラインナップになっています。

その内容は、PROACTIVE(プロアクティブ)の装備から、リアのハンズフリー機能付きパワーリフトゲート、運転席・助手席の電動調整、シートヒーター、室内のクロームメッキ加飾が除かれるほか、ホイールは25T/XDと同じ17インチアルミホイールとなります。

その他、安全面の装備はPROACTIVE(プロアクティブ)に準じていますが、マイナーチェンジ以降はステアリングヒーターと、運転席・助手席のシートヒーター、運転席の10Weyパワーシートが標準装備で、マイナーチェンジ以前のプロアクティブに近い仕様になっています。

ブラックアウトが凛々しい:Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)

マツダ CX-8 Black Tone Edition 2020

Black Tone Edition(ブラックトーンエディション)は、ざっくり言ってしまえばプロアクティブをベースに内・外装の随所にブラックをあしらったグレードです。

Smart Edition(スマートエディション)同様、2022年のマイナーチェンジでレギュラーラインナップになりました。

エクステリアは、ブラックアウトのグリルにブラックメタリック塗装の19インチアルミホイールで精悍な印象とし、インテリアは、グランリュクス(スウェード調)にレッドステッチをあしらったシートでスポーティさを演出しています。

人気の上級グレード:L Package(Lパッケージ)

マツダ CX-8  XD L Package 2017

L Package(Lパッケージ)も2022年のマイナーチェンジで消滅したグレードです。仕様は、プロアクティブよりゴージャスな印象です。

具体的には、フロントグリルが上級グレード専用のブロックメッシュとなるほか、サイドガーニッシュやルーフレールを標準装備、アルミホイールは高輝度塗装の19インチです。

マツダ CX-8  XD L Package  2017

インテリアは、シート表皮が本革レザーになるほかシートベンチレーションも標準装着

スピードメーターは7インチマルチメーターにグレードアップされ、センターコンソールのディスプレイも10.25インチも大型画面になります。

また室内のライトはLEDとなり、スピーカーにはBOSE(ボーズ)サウンドシステムを採用、さらに各部の加飾も質感を高めています。

大人のスポーツマインドを刺激する:Sports Appearance(スポーツアピアランス)

マツダ CX-8 Sports Appearance 2022

セカンドシートの居住性を高めた最上級グレード:Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)

マツダ CX-8 25S Exclusive Mode 2020

Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)は、CX-8の最上級グレードです。

エクステリアでは、フロントグリルが専用デザインとなるほか、アンダーガーニッシュを標準装着、19インチホイールも専用デザインです。

インテリアでは、レザーの最高級品といわれるナッパレザーにキルティング加工とブラックパイピングをあしらったシートは、マイナーチェンジ前はオーバーン(ブラウン)またはピュアホワイト、マイナーチェンジ後はブラックまたはピュアホワイトから選択可能。

運転席・助手席にくわえて、セカンドシートも4wayパワーシートになるほか、シートヒーターとベンチレーション機能も追加されます。

先進・安全技術は、プロアクティブなどと同じ。マイナーチェンジ後は、クルージング&トラフィックサポートが追加されました。

最上級グレードにふさわしいゴージャスな装備は、セカンドシートの快適性にもこだわるユーザーにおすすめです。

マツダ CX-8  Sports Appearance 2022

上質さと存在感が同居した高級クロスオーバーSUVのCX-8は、マツダのイメージを牽引する1台です。

ベースグレードでも十分にその性能を享受することはできますが、中古車を選ぶならプロアクティブ以上のグレードを選ぶと、より満足度は高まるでしょう。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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