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マツダ・CX-5を燃費重視で選ぶならどれがおすすめ?グレード別の燃費を徹底比較

マツダ CX-5

マツダ・CX-5はパワートレインやグレードの種類が多く、購入を検討する中で、どのグレードを選べばよいのか悩んでいる方も多いでしょう。

この記事では燃費効率をメインテーマに、ガソリン車とディーゼル車、グレードによる違いや、駆動方式による燃費の差異を紹介しています。マツダ・CX-5を選ぶ際の参考にしてみてください。

Chapter
CX-5のエンジンの種類は?
マツダ・CX-5のグレード別燃費を比較
駆動式別に見た燃費の特徴
CX-5が低燃費の高評価を得ている理由
CX-5の燃費を良くするための工夫3つ
燃費性能が優秀なCX-5でドライブを楽しもう

CX-5のエンジンの種類は?

マツダ CX-5 エンジン

マツダのCX-5にはディーゼル車ガソリン車のラインナップがあり、それぞれ搭載されているエンジンが違います。
まずは、それぞれのエンジンの特徴や燃費についてご紹介します。

「SKYACTIV-D」搭載のディーゼル車

ディーゼル車には「SKYACTIV-D」というエンジンが搭載されています。
「SKYACTIV-D」は低圧縮比により燃費が改善されたクリーンディーゼルエンジンです。エンジンの仕事量の効率化、軽量化及び機械抵抗の低減に成功しており、燃費性能が高いのがメリットです。

グレードごとに差はあるものの、価格はガソリン車よりも高めに設定されています。燃料代が安くすむこと、環境性能の良さ、爽快な走行感覚などがディーゼル車を選ぶ際のポイントとなってきます。

「SKYACTIV-G」搭載のガソリン車

ガソリン車に搭載されているガソリンは「SKYACTIV-G」です。
「SKYACTIV-G」は高圧縮燃焼によりエンジン効率が高く、マツダの従来のエンジンと比べると燃費が良くなっています。

ディーゼル車と比べると燃費は劣りますが、自動車本体の価格は抑えられます。また、車体重量も考慮すると決して燃費は悪くないガソリン車です。

マツダ・CX-5のグレード別燃費を比較

マツダ CX-5

マツダにはガソリンモデルの20S25S、ガソリンターボモデルの25T、ハイブリッドモデルのXDの4つのモデルがあり、モデルやグレード、駆動方式の組み合わせにより燃費が異なります

下記の表は、WLTCモードに基づく燃費の一覧です。WLTC-Lは市街地モード、WLTC-Mは郊外モード、WLTC-Hは高速道路モードであり、WLTCモードはそれらの総合の値となります。
なお、実際の燃費消費量は使用環境や運転方法に応じて異なります。

一緒に1000kmあたりにかかるガソリン代も表示しています。ガソリンの相場は変動があるので、目安としてご参照ください。今回は、ガソリン単価を1Lあたり140円として計算し、小数点以下は四捨五入しています。


WLTCモード(WLTC-L/WLTC-M/WLTC-H)
ガソリン代(WLTC-L/WLTC-M/WLTC-H)
20S14.6(11.9/15.1/16.2)km/L9,589(11,765/9,272/8,642)円/1000km
25S13.0(10.2/13.4/14.7)km/L10,769(13,725/10,448/9,524)円/1000km
25S LPackage(2WD)13.8(10.8/14.3/15.7)km/L10,145(12,963/9,790/8,917)円/1000km
25T(2WD)12.6(9.4/12.9/14.4)km/L11,111(14,894/10,853/9,722)円/1000km
25T(4WD)12.2(9.1/12.4/14.1)km/L11,475(15,385/11,290/9,929)円/1000km
XD(2WD、6EC-AT)17.4(13.7/17.3/19.8)km/L8,045(10,219/8,092/7,071)円/1000km
XD(2WD、6MT)19.5(17.2/19.2/20.9)km/L7,179(8,140/7,292/6,699)円/1000km
XD(4WD、6EC-AT)16.6(13.6/16.6/18.4)km/L8,434(10,294/8,434/7,609)円/1000km
XD(4WD、6MT)18.7(16.5/18.5/20.0)km/L7,487(8,485/7,568/7,000)円/1000km

1:20Sの場合

20Sは2.0Lガソリン車で、「20S」「20S PROACTIVE」及び、これらをベースとした特別仕様車が3グレード用意されています。燃費の測定値はいずれも同じです。

WTCLモードでは14.6km/Lですが、1,500kgを超える車両重量を考慮すると、燃費が悪いとは言えません。

2:25Sの場合

25Sは2.5Lガソリン車で、「25S」「25S PROACTIVE」「25S L Package」及び、これらをベースとした特別仕様車が2グレード用意されています。

「25S L Package」の2WDのみ燃費測定量が違い、他のグレードよりも少し燃費が良くなっています
雪道などコンディションの悪い道を走ることが多い方は4WDがおすすめですが、そうでなければ2WDでも十分と言えるでしょう。

25Tの場合

25Tはガソリンターボモデルで、「25T L Package」とこれをベースにした特別仕様車があります。燃費の測定値は2WDと4WDによって違います

他のガソリンモデルと比べると燃費が悪いようにみえますが、車体重量を考えると優秀と言える燃費です。

XDの場合

XDはCX-5のディーゼルモデルです。「XD」「XD PROACTIVE」「XD L Package」及び、これらをベースにした特別仕様車が4グレードあります。

ディーゼル車は、なんといってもガソリン車と比べると燃費が良いことが特徴です。低圧縮化による高効率燃焼や2ステージターボチャージャーなど、マツダの技術がつまったディーゼルエンジン「SKYACTIV-D」により、燃料代を抑えることが出来ます。

駆動式別に見た燃費の特徴

マツダ CX-5

続いて、駆動式別に燃費の特徴をご説明します。

駆動方式には、前輪か後輪どちらかの2つの車輪をエンジンからの動力で回す2WDと、前輪も後輪も回る4WDがあります。
CX-5は、25T及びXDにおいて2WDと4WDの選択肢があります。(ちなみに20Sは2WDのみ、25Sは4WDのみとなっています。)

以下の表からも分かるように、2WDの方がが4WDより燃費が良い傾向にあります。

なお下記の表は、先ほどと同様に燃費測定方法はWLTCモードに基づいています。また、燃費消費量は使用環境や運転方法に応じて異なります。
ガソリン単価は1Lあたり140円で計算し、金額の小数点以下は四捨五入しています。ガソリンの相場は変動があるので、目安としてご参照ください。


WLTCモード(WLTC-L/WLTC-M/WLTC-H)ガソリン代(WLTC-L/WLTC-M/WLTC-H))
25T(2WD)12.6(9.4/12.9/14.4)km/L11,111(14,894/10,853/9,722)円/1000km
25T(4WD)12.2(9.1/12.4/14.1)km/L11,475(15,385/11,290/9,929)円/1000km
XD(2WD、6EC-AT)17.4(13.7/17.3/19.8)km/L8,045(10,219/8,092/7,071)円/1000km
XD(4WD、6EC-AT)16.6(13.6/16.6/18.4)km/L8,434(10,294/8,434/7,609)円/1000km
XD(2WD、6MT)19.5(17.2/19.2/20.9)km/L7,179(8,140/7,292/6,699)円/1000km
XD(4WD、6MT)18.7(16.5/18.5/20.0)km/L7,487(8,485/7,568/7,000)円/1000km

4WDの燃費

4WDは四輪駆動と言われる駆動方式です。CX-5の4WDには先進のAWDシステムが搭載されており、路面に合わせたトルク配分により、スムーズで安定した走りを楽しむことが出来ます。

燃費は2WDと比べると悪いものの、悪路からの脱出をサポートするオフロード・アトラクション・アシスト等の機能も考慮すると、メリットも多いのが特徴的です。
コンディションの悪い道を走ることが多い方は、4WDを選ぶと良いでしょう。

2WDの燃費

CX-5の2WDは、FF、つまりフロントエンジン・フロントドライブです。

雪道やアウトレジャーで使用しない場合は、2WDでも十分に走りを楽しむことが出来るでしょう。また、4WDに比べて燃費が良いので、燃料代を抑えることも出来ます。

CX-5が低燃費の高評価を得ている理由

マツダ ディーゼルエンジン

CX-5が低燃費である理由は、マツダの優れた技術によって開発されたエンジンにあります。

ガソリン車のエンジン「SKYACTIV-G」は、高圧縮燃焼により従来のものより燃費やトルクが向上しています。
また、ディーゼル車のエンジン「SKYACTIV-D」は、低圧縮比により従来のものより燃費改善や軽量化がされています。グレードにより差はありますが、CX-5はマツダの技術によって燃費の良さが実現している車です。

CX-5の燃費を良くするための工夫3つ

ポイント 特徴 アイデア

CX-5は燃費の良い車ですが、燃費を良い状態で保つためにはいくつかのポイントがあります

これから紹介するポイントに気をつけることで、燃料代の節約だけでなく、車の安定性や安全運転にもつながるでしょう。

1:空気圧点検を心がける

空気圧を保つことは、安定性を維持するためだけでなく、車の燃費を良い状態で保つためにも重要です。空気圧が低い状態で走行すると抵抗が大きくなり、燃費悪化の原因となるからです。

セルフ式のガソリンスタンドにある空気充填機は、希望すれば使用出来ることが多いので、定期的に点検を行うと良いでしょう。

2:急発進・急ブレーキを控える

穏やかな加速や減速も、安全運転のみならず燃費の悪化を防ぐために重要なポイントです。

急発進や急ブレーキを控えるように注意し、走行速度を一定に保つことで燃費を改善出来ます。余裕をもって運転することを心がけましょう。

3:場合によってはエンジンブレーキを使う

エンジンブレーキを上手に使うことで、燃費を改善することが出来ます。信号などで停止する際に、エンジンブレーキを使い上手く減速することで、燃料カットにつながります。

ただし、信号待ちの度にエンジンブレーキを多用するのはトラブルの原因にもなることがあるため、注意が必要です。

燃費性能が優秀なCX-5でドライブを楽しもう

マツダ CX-5

マツダの技術がつまったエンジンを載せたCX-5は、決して燃費が悪い車ではありません。

CX-5にはガソリンモデル、ガソリンターボモデル、ディーゼルモデルといったラインナップに加え、グレードも選択肢が広く、使用用途に合わせた選び方が出来ます。自分の好みに合ったCX-5で、カーライフを楽しみましょう。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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