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ホンダ・フィットの買取相場はいくら?査定額をアップさせるコツやポイントを紹介

ホンダ フィット 4代目

発売から20周年を迎え、現在は4代目を数えるホンダ・フィット。ファミリーからシニアまで幅広いユーザーの人気を集めているコンパクトカーで、中古車市場にも多くの車両が出回っているモデルの一つです。

本記事では、2022年1月時点でのフィットの平均買取相場や、年式別、走行距離別の買取相場を紹介します。

Chapter
ホンダ・フィットとはどんな車?
フィットの中古車の平均買取価格相場
年式別で見る、フィット中古車の買取価格相場
走行距離別で見る、フィット中古車の買取価格相場
マイナーチェンジ時に値下がりの可能性あり。売却タイミングは慎重に

ホンダ・フィットとはどんな車?

ホンダ フィット 4代目

初代フィットが登場したのは2001年。ホンダ独自の特許技術である「センタータンクレイアウト」を採用することで、小さな車体ながら広々とした室内空間を確保したことが最大の特徴です。
また、同クラスの他車種と比べても低燃費・走行性能に優れていたこと、シンプルながら洗練された誰にでも乗りやすいデザイン、購入しやすい価格帯も要因となり、発表後1か月の受注台数は約48,000台にのぼるなど爆発的なヒットとなりました。

その後、2007年、2014年、2020年にフルモデルチェンジを実施し、現在新車販売されるのは4代目モデル
特記すべきはハイブリッドモデルに「e:HEV」を採用した点で、ホンダのコンパクトカーへは初めての搭載となりました。
日常生活ではモーター走行を中心にしながら、高速クルージングなどモーターよりもエンジンの方が効率が良い領域はエンジン走行を行うなど、シーンに合わせて効率の良い走りが行えるのが利点です。

また、ライフスタイルに合わせて選べる5つのスタイリングも魅力の一つ。乗る人それぞれの個性に合わせて、ピッタリの一台が用意されています。

フィットの中古車の平均買取価格相場

中古車 お金

ここからは、車選びドットコムの直近の買取実績データ(2022年1月14日時点)から、ホンダ・フィットの中古車買取価格の相場について説明します。

車選びドットコムの実績では、ホンダ・フィットの全年式での平均買取価格は754,000円。最高査定額は1,291,000円となっています。
なお、平均の経過年式は9年で、平均累積走行距離は69,000kmです。

新車としても人気が高く流通量の多いフィットですが、コンパクトカーとしては比較的高値で買い取られている事例が多い印象。一般的に車の買い替え・売却の目安と言われる「10年落ち・10万km」に近い車両でも20万円前後で取引されるケースも見られ、日常使いだけであれば十分乗りつぶしてから売っても良いほどです。

年式別で見る、フィット中古車の買取価格相場

カレンダー 年式 砂時計

続いては、年式別のフィットの買取相場を見ていきます。

車は年式が古くなるごとに中古車としての需要が下がっていくため、買取価格も下がる傾向にあります。またモデルチェンジ前後も新型登場前に売却しようというユーザーが増えることから、一般的に買取価格は下落することが多くなっています。

ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2021年式から2013年式まで順に、2022年1月14日時点のフィットの買取査定相場を紹介します。

2021年式

2021年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、111万円〜160万円となっています。

登録から1年未満と新しいだけあって、現行型モデルかつ走行距離も短い車両が多く、買取価格もほとんどが100万円以上となります。
ただし実際に売却された事例はかなり少なく、またほぼ新車同様にも関わらず、新車価格と比べると50〜100万円ほど下がった価格での買取となってしまうため、あまりに早く売却するメリットはありません。

2020年式

2020年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、96万円〜150万円となっています。

こちらも2021年式と傾向はほぼ変わらず、おおよそ100〜150万円と高値で買い取ってもらえることが多いですが、この段階で売却するメリットはやはりありません。

2019年式

2019年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、68万円〜108万円となっています。

現行型の4代目フィットが登場したのは2020年のため、この年式は先代モデルの買取事例が主となっています。モデルチェンジを挟んでいることで平均買取価格も大きく値下がりしますが、その中でもハイブリッドモデルであれば比較的高めの価格で売却できる傾向のようです。

2018年式

2018年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、58万円〜92万円となっています。

このあたりから買取査定に出される事例が多くなっていますが、買取価格帯は2019年式とあまり変わりません。年式としても3年落ち程度と、中古車としての需要や価値はまだまだ高いため、走行距離が5万km前後とやや伸びていても比較的高値での買取事例も見られます。

2017年式

2017年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、64万円〜111万円となっています。

2017年は6月に先代モデルのマイナーチェンジが行われており、マイナーチェンジ後モデルは先進安全機能「Honda SENSING」を採用していることなどから、今なお中古車として人気が高いモデルとなっています。
そのため、売却される車両数がさらに増えていながら、買取相場は大きな下落もなく安定した価格となっています。

2016年式

2016年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、58万円〜92万円となっています。

5年落ちで手放す方も増えてくるタイミングですが、走行距離が5万km未満の車両や、人気の「コンフォートエディション」といったモデルが多く出回っていることもあり、この年式でも100万円近くの高値で買い取ってもらえる事例が多いのが特徴です。
街乗りでの利用程度であれば、ここで買い替えを検討するのもお得なタイミングと言えそうです。

2015年式

2015年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、44万円〜75万円となっています。

時々一部改良は加えられているものの、同年式は先代(3代目)の初期型モデルとなり、走行距離も7万km前後とかなり伸びてきた車両の買取事例が増えることから、平均買取相場は大きな値下がりを見せています。
グレード間では買取価格に大きな差は見られませんが、ハイブリッドモデルの方がやや高め、ガソリンモデルはやや安めの価格帯が多くなっています。

2014年式

2014年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、40万円〜66万円となっています。

こちらもおおよその傾向は2015年式と同じで、ハイブリッドモデルの買取価格がやや高めとなる事例が多く見られます。ただ、全体的に走行距離はかなり伸び、10万kmを超える車両も多数となることで平均買取相場がやや下落しています。

2013年式

2013年式のフィットの平均的な買取相場価格帯は、34万円〜66万円となっています。

3代目モデルは、2013年9月のフルモデルチェンジで登場。同年式の買取事例には3代目モデルのほか、先々代の2代目モデルも含まれています。
3代目であればおおよその傾向は2014、2015年式と大きく変わらず、ハイブリッドモデルが高値となりやすい傾向にあります。ただ、ガソリンモデルでも「RS」であれば比較的高値で取引されるケースも見られます。

先述した平均経過年式「9年」からもわかる通り、フィットは長年にわたって所有する方も多く、この年式であっても十分買取価格がつくのが特徴。低年式だからと諦める前に、一度査定してみるのがおすすめです。

走行距離別で見る、フィット中古車の買取価格相場

価格 下落 グラフ 変動

年式に続いて、走行距離別のフィットの買取相場を見ていきます。

一般的に、車の買取価格は年式が古くなるごと・走行距離が長くなるほどに下がっていく傾向にあります。フィットにおいてもその傾向は見られますが、走行距離が3〜4万km程度までの車両は比較的高値で買い取ってもらえる事例が多くなっています。
5万kmを超えると急激に買取価格が下がり始める印象なので、この辺りを売却の目安とするのが良さそうです。

ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2022年1月時点の0〜10万kmまでのフィットの買取査定相場を紹介します。

4万km未満なら100万円超えも十分狙える

通勤用の一台として、また手頃な価格で購入しやすいファミリーカーとして選ばれることも多いフィットは、中古車の人気も高い車です。そのため、走行距離が短く状態の良い車両は需要が高く、買取価格も高くなる傾向にあります。

高額買取を狙うなら、一つの目安となるのは「走行距離4万km」。4万km未満の車両であれば、100万円超えの買取価格がつく事例も珍しくありません。

とはいえ、走行距離が短くても年式が古くなれば買取価格は徐々に下がっていきます。特にモデルチェンジが行われた時3・5・7年落ちの時期などは買取価格が下がりやすいタイミングでもあるので、乗り潰す予定がなく数年ごとの買い替えを考えている方は売却時期を見極めましょう。

走行距離平均買取価格帯
0〜1万km99万円 〜 146万円
1〜2万km91万円 〜 130万円
2〜3万km79万円 〜 120万円
3〜4万km71万円 〜 100万円

5万kmを超えた車両は、早めの売却がおすすめ

街乗りや通勤、送り迎えなど日常使いに適したコンパクトカーということで、ガッツリ過走行となるまで使い込む方は少ないかもしれませんが、4〜5万kmを超えたフィットの売却は早めに行うのがおすすめです。

というのも、日常使いでは経過年式の割に走行距離がそこまで伸びません。「走行距離が長い」ということは「年式も古い」というケースが多いため、平均買取価格帯も5万kmを超えた頃から大きく下落する傾向となっています。
特にモデルチェンジ前の車両をお持ちの方であれば、ここから先は年式・走行距離がのびるごとに買取価格も下がる一方となるため、早めに売ってしまうのが良いと言えるでしょう。

走行距離平均買取価格帯
4〜5万km54万円 〜 95万円
5〜6万km46万円 〜 75万円
6〜7万km45万円 〜 68万円
7〜8万km17万円 〜 40万円
8〜9万km11万円 〜 25万円
9〜10万km3万円 〜 22万円

マイナーチェンジ時に値下がりの可能性あり。売却タイミングは慎重に

ホンダ フィット

過去の買取事例や実績から、ホンダ・フィットは現行型(4代目)・先代(3代目)モデルであれば比較的高値での売却が期待できると言えます。通勤や日常使い程度であれば、十分乗り尽くしてから売却しても買取価格がつくため、無理に慌てて売る必要はないでしょう。

ただし、どうしてもモデルチェンジのタイミングで買取価格の大幅な下落は起こってしまいます。売却して得たお金を次のマイカー資金にしたいという方であれば、情報を集めた上で、損をしないタイミングでの売却がおすすめです。

車選びドットコムマガジン編集部

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