エスティマ(トヨタ) モデルチェンジ情報
エスティマはトヨタの大型ミニバンです。1990年に初代が発売され、長らくミニバンの代表的な車として人気となっていました。
初代はたまご型の独特な外観デザインとミニバンでは初のミッドシップレイアウトを採用したことで注目されましたが、販売は振るいませんでした。
しかし、2代目、3代目とモデルチェンジを重ねる過程で人気車種に。2代目からはハイブリッドモデルも登場し、一躍日本を代表するミニバンとなりましたが、2020年に惜しまれつつ販売終了となりました。
ライバル車との比較
エスティマとよく比較されるライバル関係にある車が、ホンダ・オデッセイです。
そこで両車種のスペックを比較してみます。なお、ハイブリッドは今回比較対象としていません。
ホンダ・オデッセイ
新車価格帯はホンダ・オデッセイの方が低い価格帯となっています。
ボディサイズはエスティマのほうが車高は高いものの、全長はオデッセイのほうが長いです。
室内空間は、室内長はエスティマのほうが長いですが、幅、高さともにオデッセイの方が大きいです。
出力、トルクといった走行性能はほぼ互角ですが、燃費性能はオデッセイのほうが高いです。
総じて、ホンダ・オデッセイのほうがコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。
トヨタ・エスティマ | ホンダ・オデッセイ | |
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新車価格帯 | 287.8~428.9万円 | 276.0~362.5万円 |
全長×全幅×全高 | 4795×1800×1730mm | 4830×1800×1695mm |
室内長×室内幅×室内高 | 3010×1580×1255mm | 2935×1625×1325mm |
最高出力 | 125Kw | 129Kw |
最大トルク | 224Nm | 225Nm |
燃費性能 | 11.6Km/L | 13.8Km/L |
今後のフルモデルチェンジ予定
3代目エスティマは約15年近く販売されたロングモデルとなりましたが、トヨタの販売チャネル制度の廃止を見据えた車種整理に伴い、2020年に販売を終了しました。
まとめ
軽自動車や小型車が人気となっている日本車市場では、ミニバンにおいても小〜中型モデルが中心ですが、その中でもエスティマは大型ミニバンの代表的な存在としてトヨタのアルファード/ヴェルファイアとならぶ存在でした。
近年ではアルファードのほうが人気を集めていますが、アルファード/ヴェルファイアはエスティマのシャーシやエンジンを流用している車です。
内装や装備はアルファード/ヴェルファイヤのほうが充実しているとよく言われますが、価格や走行性能を重視する方にはエスティマはよい選択肢となるでしょう。