トヨタのミニバンを比較!中古車や目的別のおすすめもあわせて紹介
さまざまなタイプの車が各社から販売されていますが、ミニバンはとても人気があります。その中でもトヨタはニーズに合わせた様々なミニバンを販売しており、人気を博しています。
この記事では、トヨタのミニバンの特徴とともに用途や目的に合ったおすすめの車種についてご紹介します。
ミニバンの中でも人気が高いトヨタの車
「ミニバン」にあたる車の明確な規格は存在していないのですが、主に3列シートを備え、多くの人や荷物を詰める車種を指して呼ばれています。
中でもトヨタのミニバンは人気があり、2020年ミニバンの年間販売台数トップ10のうち6つを占めたことからも、トヨタ車の人気が高いことがうかがえます。人気の理由は、デザイン、機能性、などさまざまな理由があげられます。
トヨタの新車ミニバン8種を比較
2021年6月現在、新車で販売されているトヨタのミニバンは8種ラインナップされています。
アルファード、ヴェルファイアは兄弟車種となっており、同様に、ノア、ヴォクシー、エスクァイアも兄弟車種となっています。兄弟車種とは、エンジンなどの搭載は同じですが、外観や内装が異なるものを言います。
それでは、それぞれのミニバンの特徴について比較しながらご紹介します。
出典:トヨタラインアップ|トヨタ自動車株式会社
1:アルファード
アルファードは、トヨタのミニバンの中でも高いクラスの車両です。LLミニバンとして2002年に登場し、高級感あふれる内装と広い居住性を兼ね備えています。
サイズは3ナンバー、定員は7人乗りか8人乗りを選択できます。全グレードにおいて先進安全装備の「Toyota Safety Sense」を標準装備しています。
出典:アルファード|トヨタ自動車株式会社
2:ヴェルファイア
ヴェルファイアはアルファードの兄弟車として誕生しました。アルファードと比較すると、高級感あふれる内装はそのままに、外見においては一際クールさを前面に出しており、若者が好むタイプと言えます。
サイズは3ナンバーで、定員は7人乗りか8人乗りを選択できます。
出典:ヴェルファイア|トヨタ自動車株式会社
3:ノア
ノアは、スマートで親しみやすいフェイスが特徴のミニバンです。
定員は7人乗りか8人乗りを選択できます。ゆとりのあるスペースかつ実用的ですから、ファミリー層から人気のあるミニバンと言えます。
安全装備に関しては、「Toyota Safety Sense C」がガソリン車の「X」系グレードを除いた全車に標準装備されているものの、機能は主に車両が対象で歩行者は探知しないため注意が必要です。
インテリアにおいては、床面が低いため乗り降りしやすく、また3列目のシートを収納するとたくさんの荷物が置けますし、シートを収納しても床下収納が使えるところもメリットです。
出典:ノア|トヨタ自動車株式会社
4:ヴォクシー
ヴォクシーは、ノアの兄弟車種です。エンジンなど主要部分は同じで、ガソリン仕様とハイブリッド仕様の2種類があります。外観は、スタンダードなノアと比較するとスポーティなデザインとなっています。定員は7人乗りか8人乗りを選択できます。
ヴォクシーもノアと同様、床面が低いため乗り降りしやすく、また3列目のシートを収納すればたくさんの荷物が置け、シートを収納しても床下収納が使えるところがメリットです。
また安全装備に関しても、「Toyota Safety Sense C」がガソリン車の「X」系グレードを除いて標準装備されています。が、主に車両が対象で歩行者は探知しないため注意が必要です。
出典:ヴォクシー|トヨタ自動車株式会社
5:エスクァイア
エスクァイアは、ノアとヴォクシーの兄弟車種です。エンジンなど主要部分は同じで、外観は精悍なノア、スポーティなヴォクシーと比較すると、高級感漂う上質な雰囲気を醸し出しています。定員は7人乗りか8人乗りを選択できます。
床面が低いため乗り降りしやすく、3列目のシートを収納すればたくさんの荷物が置け、シートを収納しても床下収納が使えるというメリットはノア・ヴォクシーと同様です。
安全装備についても、ノア・ヴォクシーと同じく「Toyota Safety Sense C」がガソリン車の「X」系グレード以外に標準装備されていますが、主に車両が対象のもので歩行者は探知しないものとなっています。
6:シエンタ
シエンタはコンパクトサイズミニバンで、グレードによって5人乗りか7人乗りか選択できます。
低床仕様となっており、子どもやお年寄りも乗り降りしやすく、また、全座席にカップホルダーやボトルホルダーがついており、ファミリーはもちろん、大人数での移動の際には便利です。
出典:シエンタ|トヨタ自動車株式会社
7:ハイエースワゴン
ハイエースワゴンは、 大型ミニバンよりもさらに多い10人まで乗車できる普通乗用車です。価格は288万6,000円(税込)からあります。
ハイエースワゴンには2つのサイズがあり、ボディの長さがロングでミディアムルーフの「DX」と「GL」、スーパーロングでハイルーフの「グランドキャビン」です。内装は、どのタイプもシンプルな造りとなっています。
10人乗りという特徴から、一般的なミニバンと比較すると荷物を詰める場所は設けられていませんが、「グランドキャビン」には4列目シートの後ろに荷室があり10人が乗車しても一定量の荷物が積めます。
1つ注意点として挙げるのであれば、ハイエースワゴンの全車に標準装備している先進安全機能「Toyota Safety Sense」に「ペダル踏み間違い時加速抑制装置」は搭載されておらず、オプションでも用意されていないため、検討の際には念頭に置いておきましょう。
出典:ハイエース|トヨタ自動車株式会社
8:グランエース
グランエースは海外をターゲットに開発されたミニバンです。
アルファードと比較すると、どちらもインパクトのある外観ですが、グランエースの方が車体、室内空間とも大きく3列シート6人乗り仕様と4列シート8人乗り仕様があります。
アルファードは3列目を跳ね上げることで荷室を作れますが、グランエースは送迎に重きを置いたモデルであるため、多人数乗車ができる仕様となっています。
出典:グランエース|トヨタ自動車株式会社
中古で手に入るトヨタのミニバン4種を比較
その他、中古で手に入るトヨタのミニバンについてご紹介します。「新車はちょっと高くて手が出しにくい」と思われる方にとっても中古車はおすすめです。
1:イプサム
イプサムは2010年頃に発売が終了していますが、初代から通算13年間に渡って販売され続けた人気のミニバンです。定員は6人乗りか7人乗りを選択できます。
イプサムの後部座席のドアは、現在主流のスライド式ではなくヒンジ式です。ファミリー向けのため、室内空間は広めです。
2:ウィッシュ
ウィッシュは、スタイリッシュなフォルムを売りとしたコンパクトミニバンとして5ナンバーサイズをベースに2003年1月に発売され、2017年に生産が終了した車です。
高い運動性能と積載性を両立した車と言えます。定員は6人乗りか7人乗りを選択できます。
新車シエンタと比較すると、ウィッシュはイプサムと同様、後部座席がヒンジ式となっているところが大きな違いです。
サイズや小回りはシエンタとほぼ同等と考えて良いでしょう。
3:エスティマ
エスティマは2020年に販売を終了した車です。
アルファード/ヴェルファイアと比較すると、3列目シートが床下収納可能な上、2列目シートを80cm後方にスライドさせると「スーパーリラックスモード」にできます。オットマン機能もあり、快適空間を作り出します。
またアルファード/ヴェルファイアの3列目シートは跳ね上げ収納です。荷物を積む際の使い勝手は、エスティマの方が良いと言えるでしょう。
4:カローラスパシオ
カローラスパシオはカローラベースの多目的車として登場したミニバンで、現在は生産が終了しています。サイズは5ナンバーですが、十分な居住空間を確保しています。
収納式のフレキシブルベンチシートを備え、いざという時に7人が乗れるパッケージとなっています。またグレードXには助手席シートバックにテーブル機能を採用しています。
トヨタのミニバンを比較して用途にあったものを選んでみよう
トヨタのミニバンの人気の理由はもちろん、新車・中古車を比較して見てみるとさまざまな種類があることがお分かりいただけたでしょうか?
用途に合わせて、満足のいくトヨタのミニバンを選んでみてください。