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【ライター解説】"ミニバン界のクラウン"トヨタ(30系)アルファードの魅力を徹底解説!【動画あり】

トヨタ アルファード

トヨタ最上級のミニバンであるアルファードは、日本で一番売れているミニバンでもあります。そんなアルファードの魅力はどこにあるのでしょうか。

大きな車体に豪華な内装、そして好みや予算にあわせて豊富な選択肢から選べるシートやパワートレイン……アルファード注目すべき理由やグレード選びについて紹介しましょう。

▼アルファード紹介動画はこちらをチェック!
【ミニバンの王様】トヨタ アルファードを土屋圭市とミスFLASH2021グランプリの霧島聖子が徹底解説!TOYOTA ALPHARD Executive Lounge【試乗レビュー・車両レビュー】

Chapter
日本でもっとも大きな国産ミニバン
アルファードがミニバン界の頂点に立つ理由
室内は広いだけでなく、豪華さが自慢
パワートレインはどう選び分ける?

日本でもっとも大きな国産ミニバン

トヨタ アルファード

2020年に日本でももっとも売れたミニバンが、トヨタ アルファードです。そう説明すると驚く人もいるかもしれませんが、ウソではありません。

2020年のアルファードの販売台数は9万748台で、これは乗用車(軽自動車を除く普通車・小型車)のランキングにおいて5位であると同時に、ミニバンのなかではトップでした(ちなみに2位はホンダ「フリード」で7万6283台)。

だから、“日本でもっとも売れたミニバン”というわけです。それにしても凄い人気ですね。

アルファードは同時に、日本向けの国産ミニバンとしては最大で、もっとも上級のモデルです。

「『グランエース』のほうが大きいし豪華」という人もいるかもしれませんが、あれは商用車である海外向けのハイエースをベースに仕立てたモデルで、アルファードのように完全に乗用車設計とした純粋なミニバンではないから別格と考えて良いでしょう。

アルファードがミニバン界の頂点に立つ理由

トヨタ アルファード

かつて”いつかはクラウン”というキャッチコピーが大ヒットしたことがあります。

「クラウン」とは、トヨタの最上級セダン。セダンが当たり前だった時代、クルマを買い替えるたびに少しずつ上級モデルへとステップアップしていき、最後にクラウンに到達するのが多くの人の憧れだったというわけです。

いま、ミニバンはセダンに代わってファミリーカーの中心となりました。そんな時代にミニバンの頂点に君臨するアルファードは、かつてのクラウンのような存在と考えればわかりやすいかもしれません。憧れの存在なのです。

大きくて、立派で、豪華で、そして快適。「車選びドットコム公式YouTube」では、そんなアルファードを土屋圭市さんやレースクイーンの霧島聖子さんと一緒にチェックしました。

トヨタ アルファード

ボディサイズは……やっぱり大きいですね。全長4950mm×全幅1850mmというサイズは日産「エルグランド」と並んで文句なしに国産ミニバン最大級。エルグランドよりも背が高いので、存在感はエルグランドよりも上です。

現行モデルは2015年1月にデビューしたのち、2017年12月にマイナーチェンジしてスタイリングをリフレッシュしています。

その印象をひとことでいうと、きらびやかで立派。大きいだけでなく風格も感じるフロントグリルは、まさに威風堂々でしょう。ここまで押し出しが強いと好みは分かれるかもしれませんが、たくさん売れていることを考えると多くの人が受け入れているようです。

室内は広いだけでなく、豪華さが自慢

トヨタ アルファード インテリア

室内は、とにもかくにも広さに驚きです。2列目はもちろん、3列目に座っても空間がゆったりとしているのはさすがですね。

さすがといえば、運転席まわりの風格も高級車そのもの。

クロームや木目調パネルを効果的に使って上級感を感じさせるほか、スパッタリング塗装という金属粒子を吹き付ける特別な塗装で仕立てたナビ画面の周辺のパネルは、(当然ながら)金属同様の光沢感で高級感を際立たせています。

今回の試乗車もそうでしたが、アルファードはグレードによってミニバンとしては例外的に運転席と助手席の間に大型センターコンソールを組み込んでいます。

それにより実用面でいえばウォークスルーができなくなっているのですが、それよりも大型センターコンソールが作り出す大型セダンのような雰囲気を好むオーナーも多いのではないでしょうかね。

トヨタ アルファード 特別仕様車 S“TYPE GOLD Ⅱ

2列目シートは数タイプあり、大きく分けると3人掛け可能なベンチシート(8人乗り)と、左右が独立して2人掛けのセパレートシート(7人乗り)の2パターン。

しかも、後者は標準タイプの「リラックスキャプテンシート」、上級タイプの「エグゼクティブパワーシート」、そして最上級の「エグゼクティブラウンジシート」と3タイプあるのだから、その細かい作りわけはさすがです。

今回YouTubeで紹介しているグレードは最上級の「エグゼクティブラウンジ」。

組み合わせる2列目シートはもっとも豪華なエグゼクティブラウンジシートで、見るからに立派なだけでなく、リクライニングやオットマンはなんと電動調整式。

ヒーターやベンチレーション、飛行機のアッパークラスのような格納式のテーブル、さらにはAC100V電源(ハイブリッド車のみ)までついていて至れり尽くせりです。

ここまで装備が充実したシートは、世界を見回しても最上級といっていいでしょう。

もちろん、エグゼクティブラウンジのシート表皮は本革で、しかも肌触りの柔らかさが自慢のナッパレザー。

今回の動画では走行シーンの後半でドライバーチェンジし、土屋圭市さんはリヤシートに座って快適性をチェックするはずが、あまりの快適さゆえに、寝そうになっていたのはここだけのハナシです(笑)。

パワートレインはどう選び分ける?

トヨタ アルファード ハイブリッド

ところで、アルファードのパワートレインは、排気量2.5Lの直列4気筒ガソリン排気量3.5LのV型6気筒ガソリン、そしてハイブリッドがあります。

それぞれのポイントをひとことでいうと、4気筒ガソリンリーズナブルな価格6気筒ガソリンは太いトルクによる動力性能のゆとり、そして軽快で繊細、さらに高回転で盛り上がるフィーリングが生み出す官能的なドライバビリティが魅力です。

いっぽうハイブリッドは車両価格こそもっとも高くなってしまうものの、単に燃費がいいだけでなく、モーター走行時の静粛性の高さ、そしてモーター走行による低速域の滑らかさなど快適性にも大きなアドバンテージがあります。

あの土屋圭市さんですら「日常で乗るクルマはハイブリッドだね」と常々言っているほどですから。

単にサイズが大きいだけでなく、豪華装備も快適性も凌駕している。アルファードに乗ってみると、そんなライバルに対する優位性を実感します。

“ミニバン界のクラウン”は伊達じゃない。そんなことを感じさえるアルファード試乗でした。

アルファード紹介動画はこちらをチェック!

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

工藤 貴宏|くどう たかひろ

1976年生まれの自動車ライター。クルマ好きが高じて大学在学中から自動車雑誌編集部でアルバイトを開始。卒業後に自動車専門誌編集部や編集プロダクションを経て、フリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジン搭載のマツダCX-5。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員。

工藤 貴宏|くどう たかひろ

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