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アルファード(トヨタ) モデルチェンジ解説

トヨタ アルファード

2023年に新型となる40系がようやくデビューしたトヨタ アルファード

ここでは初代10系から3代目30系まで、歴代アルファードの外観・エンジン・インテリア、装備、マイナーチェンジ情報。グレード別スペックやライバル車情報を掲載。

多くの写真と、どこよりも豊富な情報でアルファードを完全把握。

Chapter
概要
モデルチェンジの歴史・略年表
初代 (10系・2002年〜2007年)
2代目(20系・2008年〜2015年)
3代目(30系・2015年〜 )
競合車との比較
今後のフルモデルチェンジ予定
まとめ

概要

トヨタ アルファード

2000年代はじめ、大型ミニバンのカテゴリーでは、日産のエルグランドが独り勝ち状態でした。

トヨタはこのカテゴリーではハイエースの派生車種であるグランビア、グランドハイエース、ハイエースレジアス、そしてツーリングハイエースの4車種を対抗車として販売していましたが、4車種あわせても太刀打ちできませんでした。

そこで4車種を統合して開発、販売されたのがアルファードです。発売日をわざわざ2代目エルグランドの発売日の翌日にするなど、対抗心をむき出しにして話題を呼びました。

インテリアは広く木目調のパネルを使って豪華さを打ち出す一方で、プラットフォームはエスティマのものを流用、エンジンは税制面で有利な2.4Lのものを搭載するといった工夫で、割安感を出すことで、驚異的な販売台数をたたきだし、大型ミニバンカテゴリトップの座をエルグランドから奪取することに成功したのです。

現在も大型ミニバンの代名詞的なクルマとして、絶大な人気を誇るクルマとなっています。

モデルチェンジの歴史・略年表

2002年 初代発売
2003年 ハイブリッドモデルを追加
2005年 マイナーチェンジ
2008年 フルモデルチェンジ 2代目発売
2011年 マイナーチェンジ
2015年 フルモデルチェンジ 3代目発売
2018年 マイナーチェンジ

初代 (10系・2002年〜2007年)

トヨタ アルファード初代

初代から迫力のあるエクステリア、特徴的なフロントグリルを採用しています。

プラットフォームはエスティマのものを流用しているので、エンジンは横置きの前輪駆動ですが、全グレードに4WDも用意されました。

サイズは全長4840mm×全幅1805mm×全高1935mmです。(一部のグレードで、4865mm×1830mm×1935mm)

エンジン

2.4Lガソリンエンジンモデルに搭載されていたエンジンは、直列4気筒の2AZ-FEです。トランスミッションは4速AT。

AZエンジンはトヨタの中型車種に幅広く搭載されているエンジンです。初代アルファードの他、RAV4、エスティマ、ハリアーといったクルマにも搭載されていました。

3.0Lガソリンエンジンモデルに搭載されているエンジンはV型6気筒の1MZ-FEエンジンです。トランスミッションはマイナーチェンジ前は4速ATでしたが、2005年4月のマイナーチェンジで5速ATとなりました。

ハイブリッドは、2.4Lの2AZ-FXE型直列4気筒エンジンとTHS-Cと呼ばれるベルト式CVTを組み合わせたハイブリッドシステムとなっています。

走行性能・燃費性能

アルファード10系

  最高出力 最大トルク 燃費性能(10.15)
2.4L ガソリンエンジン 117Kw 220Nm 9.7Km/L
3.0L ガソリンエンジン 162Kw 304Nm 8.9Km/L
ハイブリッド 96Kw 190Nm 17.2Km/L

インテリア

木目調パネルがふんだんに使われた豪華なインテリアです。

装備は、パワーウインドウ付き両側スライドドア、イージークローザーシステム、リモコン開閉が可能なパワーウインドウリモコンパワースライドドア、パワーバックドア(日本車初)が搭載されました。

マイナーチェンジ(前/後の変化について)

2005年

外装が変更になりました。サイドアンダーミラーも装着されています。
また内装が変更されました。ステアリングやインパネの配色が変わっています。

各グレードの解説

・MX/AX
最廉価グレードです。
ヘッドライトはハロゲンヘッドライト。スライドドアはマニュアルです。
オーディオは、MD/CD一体AM/FMマルチ電子チューナー付ラジオ+6スピーカーとなっています。また。メーターはアナログです。
乗車定員は8人乗りのみの設定で、内装色はアイボリーのプリントニットとなっています。ホイールはスチールです。

・MX Lエディション/AX
MX/AXのスライドドアが片側パワースライドドア、ホイールがアルミホイールになったバージョンです。

・MS/AS
エアロパーツを装備したスポーツタイプです。乗車定員は7名か8名です。
エアロバンパー、サイドマッドガード、大径テールパイプを搭載。ステアリングホイールは木目調の本革巻き、メーターはスポーツタイプです。
内装はストーンのスウェード調ニットです。

・MZ
上級グレードです。
トップシェード付ウインドシールドグリーンガラスを装備しています。スライドドアは両側電動スライドドアです。
メーターはオプティトロンメーター。内装はアイボリーのジャガードモケットです。

・MZ Gエディション
最上級グレードです。
ツインムーンルーフを装備。シートは本革シートです。
バックドアはパワーバックドアとなっています。

アルファード(10系)のモデル・グレード一覧

初代(10系・2002年〜2007年)の中古車一覧

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

2代目(20系・2008年〜2015年)

アルファード 2代目・20系

2代目アルファード(20系)から、名前からG、Vがとれて、アルファードGはアルファードに、アルファードVはヴェルファイアという名称になりました。

アルファードとヴェルファイアの違いは、フロントマスクが異なることと、販売店の違いです。(アルファードはトヨペット店、ヴェルファイアはネッツ店)

2代目登場当初には、初代にはあったハイブリッドモデルがありませんでしたが、2011年のマイナーチェンジ時に登場します。
シャーシはエスティマのものと共通になりました。

エンジン

2.4Lガソリンエンジンは、初代アルファードと同様、直列4気筒の2AZ-FEです。ミッションがATからCVTに変わり、燃費性能向上の要因となっています。

初代アルファードでは3.0Lだったガソリンエンジンは、3.5LのV型6気筒2GR-FEエンジンとなりました。ミッションはATです。

2GR-FEエンジンは、エスティマやハリアーにも搭載されるエンジンです。

外観

初代アルファード(10系)よりややサイズアップしましたが、低床化しています。


2代目アルファード(20系)初代アルファード(10系)
全長×全幅×全高(mm)4885×1840×1905mm4840×1805×1935mm

内装

インパネは金属のセンターパネルとツヤ消し木目調パネルで高級感を演出しました。
初代から大きく変更になった2列目シート。オットマン付きのエグゼクティブパワーシートです。

走行性能・燃費性能


2代目アルファード(20系)初代アルファード(10系)
最高出力110kW(ハイブリッド)
125Kw(2.4L)206Kw (3.5L)
96Kw(ハイブリッド)
117Kw(2.4L)162Kw(3.0L)
最大トルク190Nm (ハイブリッド)
224Nm(2.4L)344Nm(3.5L)
190Nm(ハイブリッド)
220Nm(2.4L)304Nm(3.0L)
燃費性能(10.15)16.2Km/L(ハイブリッド)
10.8km/L (2.4L)9.5km/ L (3.5L)
17.2Km/L(ハイブリッド)
9.7Km/L(2.4L)8.9Km/L (3.0L)

マイナーチェンジ(前/後の変化について)

2代目アルファード(20系)のマイナーチェンジは2011年に行われました。
外観はフロント、リアガーニッシュ、バックランプのデザインが変更されています。内装では、スピードメーターのデザイン、木目調の色が変更されました。

当時最新の装備が追加され、次の装備が搭載されました。
・パノラミックビューモニター(オプション設定)
・オートマチックハイビーム(グレードによる)
・運転席オートスライドアウェイ(グレードによる)
・ナノイー(グレードによる)
・スーパーUVカットガラス(フロントドア)(グレードによる)

そして、初代アルファード(10系)にはあり、2代目アルファード(20系)前期にはなかったハイブリッドモデルが復活しています。

特別仕様車

・240Sリミテッド(2009年発売)
2.4LのSグレードをベースにした特別仕様車です。装備を一部見直し、リーズナブルな価格となりました。
ドアはデュアルパワースライドドアとなっています。

・350Sプライムセレクション(2009年発売)
高級感を演出した特別仕様車です。シートはアルカンターラの専用シート表皮です。
デュアルパワースライドドア、パワーバックドアを採用しています。

・プライムセレクションⅡ(2010年発売)
プライムセレクションのバージョンアップ版です。3.5L車だけでなく、2.4L車にも設定されました。
回転式センターフロアコンソールボックス天板部にも専用ツヤあり茶木目調加飾が施されています。アルミホイールはスーパークロムメッキ塗装されています。

・プライムセレクションⅡタイプゴールド(2010年)
装備内容はプライムセレクションⅡと同様ですが、インパネとセンタークラスターに専用ツヤあり黒木目調+シャンパンゴールド加飾が施されています。
専用アルカンターラシートもゴールドパーフォレーションとし、ブラックとゴールドのコントラストを際立たせた室内空間が特徴です。

・プライムセレクションⅡタイプゴールドⅡ(2011年)
運転席8ウェイパワーシート(前後スライド+リクライニング+シート上下+チルトアジャスター)とマイコンプリセットドライビングポジションシステム(ドアミラー+運転席ポジション)が追加されました。

・240Sタイプゴールド、350Sタイプゴールド(2012年)
2.4L、3.5L車のSグレードをベースにした特別仕様車です。フロントグリルはスモークメッキです。
シートはメインがアルカンターラ、サイドが人工皮革と本革を使用しています。
さらに、デュアルパワースライドドア、パワーバックドア、バックドアイージークローザー等を装備しています。

・240SタイプゴールドⅡ、350SタイプゴールドⅡ(2013年)
タイプゴールドのバージョンアップ版です。インパネ部の黒木目にゴールドの模様があしらわれています。
フロントグリルはスモークメッキ+カラード仕様となり、フロント部には専用ゴールドエンブレムが装備されました。

各グレードの解説

ハイブリッド、ガソリンエンジンは2種類(2.4Lと3.5L)があり、それぞれに複数のグレードがあります。

・X(2.4Lガソリンエンジン)
2.4Lエンジンの最廉価グレードです。ディスチャージヘッドライトを装備しています。ステアリングホイールはウレタンです。

・S(2.4Lガソリンエンジン)
フロント、リアにエアロパーツを装備したスポーツタイプです。サイドステップも装備しています。アルミホイールは18インチです。ステアリングホイールは本革巻きです。

・G(2.4Lガソリンエンジン)
2.4Lエンジン、Xの上位モデルです。エアロパーツは装備されていません。運転席はパワーシートになります。スライドドアはパワースライドドアになっています。
センターコンソール、ステアリングホイールは木目調になります。

・S "Cパッケージ"(2.4Lガソリン)
S,Gグレードの装備は全部装備されます。シートはジャガード織物です。
なお、このグレードだけ、オプションで本革に変更可能です。

・S(3.5Lガソリンエンジン)
3.5L車の最廉価グレードですが、2.4L車のSと同様にエアロボディです。
なお、3.5Lモデルには、インテリジェントAFS付ディスチャージヘッドランプというステアリングの切れ角や車速を感知して照射方向を曲がる方向に向けるというタイプが装着されています。

・G(3.5Lガソリンエンジン)
装備は2.4LのグレードGと同様です。

・G "Lパッケージ"(3.5Lガソリンエンジン)
エアロボディではないですが、ほぼフル装備です。シートは本革製です。ツインムーンルーフとなっています。

・G "プレミアムシートパッケージ"(3.5Lガソリンエンジン)
3.5Lエンジンの最上級グレードです。G"Lパッケージ"と装備はほぼ同様ですが、シートはプレミアムレザーという材質、後部座席は温熱シートとなっています。

アルファード(20系)のモデル・グレード一覧

2代目(20系・2008年〜2015年)の中古車一覧

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

3代目(30系・2015年〜 )

トヨタ アルファード 3代目

外観

迫力あるエクステリアがアルファードが人気車となっている理由のひとつです。フロントデザインにロアグリルが一体となったメッキ加飾の大型フロントグリルを採用しています。

リアデザインはリアコンビネーションランプとライセンスガーニッシュを組み合わせて立体的なU字型の構成としてワイド感とアンダーボディの力強さを強調しています。

内装

アルファードの特徴のひとつが、そのゴージャスな内装ですが、木目調パネルを大胆につかったインパネは3代目も初代から引き継いでいます。

また、エグゼクティブラウンジグレードのパワーオットマンでは、電動で前後140mmの伸縮調整ができ、脚を伸ばしてゆったりとくつろげます。(シートスライドは手動です。

収納は広い荷室を備えるほか、3列目シートの下にも148リットルの床下収納があります。

走行性能・燃費性能

・ハイブリッド
3代目では、エンジンは2AR-FXE型に変更になっています。このエンジンは排気量2.5Lの直列4気筒、アトキンソンサイクルが採用されたエンジンです。ハリアーやレクサスNXといった車種に採用されています。

また、6速シーケンシャルシフトマチックやE-Four(電気式四輪駆動)により燃費が向上しています。最高出力は112Kw、最大トルクは206Nm、そして燃費は18.4km/lとなっています。

・2.5Lガソリンエンジン車
3代目では2.4Lから2.5Lのガソリンエンジン2AR-FEに変更になりました。
ARエンジンは、AZ型エンジンの後継で、中型車と大型車用の直列4気筒です。アルファードの他には、北米仕様のカムリなどに搭載されています。

また、3代目ではSuper CVT-iに7速スポーツシーケンシャルシフトマチック、アイドリングストップ機能を設定しました。最高出力は134Kw、最大トルクは235Nm、そして燃費は11.4~11.6km/lとなっています。

・3.5Lガソリンエンジン車
2代目から引き続き、エンジンは2GR-FEですが、6 Super ECTに6速シーケンシャルシフトマチックを装備し、燃費が向上しています。

最高出力は206Kw、最大トルクは344Nm、そして燃費は9.5km/lとなっています。

安全性能

・プリクラッシュセーフティシステム<ミリ波レーダー方式>
進路上の先行車や障害物などをミリ波レーダーで検出し、衝突する可能性が高いとクルマが判断した場合に警報やブレーキの制御により衝突回避を支援する仕組みです。

万一、先行車と衝突する場合には、警報の後、ドライバーがブレーキを踏むと、プリクラッシュブレーキアシストが強力にアシストして減速します。

仮にドライバーがブレーキを踏めなかった場合、プリクラッシュブレーキが作動し、衝突を回避したり衝突の被害を軽減します。

・インテリジェントクリアランスソナー<8センサー>
アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与する仕組みです。
車庫入れなどの運転時、障害物の接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、障害物との接触を緩和する機能を新たに追加しています。

センサーが前後進行方向にある壁などの障害物を検知している場合、発進時にエンジン出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動的にブレーキがかかります。
車載センサーは前後8つに搭載されており、検出範囲が広いです。

・オートマチックハイビーム
夜間走行時に、室内カメラのセンサーが周囲の明るさを検知し、ハイビームとロービームが自動で切り替わります。

ドライバーの前方視界確保をアシストし、歩行者の早期発見をサポートし、また、ハイビームの消し忘れによる他車ドライバーの眩惑を緩和します。

・車両接近通報装置
発進から車速約25km/hまでのEV走行中、または後退時に自動で発音します。歩行者に音で接近を伝える仕組みです。

マイナーチェンジ(前/後の変化について)

2018年(発表は2017年12月25日)

安全装備として、第2世代版の「Toyota Safety Sense」が全車に標準装備されました。

外装は、ヘッドランプ・グリル・バンパーといったフロント部分やリアの意匠変更がありました。また内装もメーター・シート等のインテリアデザインが変更されています。
またボディカラーも一部入れ替えが発生しています。

特別仕様車

・TYPE BLACK(2016年発売)
グレードSA(3.5L)とS”Aパッケージ”(2.5L)の特別仕様車になります。ハイブリッドにはありません。

駆動方式は2WDか4WDのどちらからか選べます。定員は7名です。

グレード エンジン 駆動方式 車両本体価格
SA“TYPE BLACK” 3500cc 2WD 4,317,055円
SA“TYPE BLACK” 3500cc 4WD 4,511,455円
S“Aパッケージ・TYPE BLACK” 2500cc 2WD 3,926,291円
S“Aパッケージ・TYPE BLACK” 2500cc 4WD 4,176,655円

エクステリア
フロントグリルがスモークメッキ、フロントフォグランプがダークメッキガーニッシュ付で、エンブレムがゴールドになっています。また、バックドアガーニッシュはスモークメッキとなっています。

インテリア
天井部はルーフヘッドライニングがあり、シートの材質はクロコ調柄合成皮革です。そして、スマートキーはゴールドで装飾され、予約ロック機能とウェルカムパワースライドドア機能がついています。

各グレードの解説

アルファードのグレードは多くの種類がありますが、次のように考えるとわかりやすいです。
・ガソリン車かハイブリッド車かをまず選択する。
・それぞれにグレードがあり、グレードの違いは装備の違いで決まってくるので、自分に必要な装備を搭載しているグレードを選択する。

それでは、各グレードをご紹介していきます。


【ハイブリッド車のグレード】

・X(ハイブリッド)
ハイブリッドで一番安いグレードです。ガソリン車のXよりは装備が充実しています。シートの材質はファブリック、色はフラクセンのみとなっています。
ステアリングホイールは、本革巻き4本スポークステアリングホイール、インパネは茶木目調にシルバー塗装が施されています。
ベースとなるグレードですので、Xの装備はすべてのグレードについています。主な装備は次のとおりです。

・クルーズコントロール
・スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付フロントグリーンガラス
・ナノイー(フロント)
・大型スタンダードコンソールボックス(リアエンドボックス付)

・G(ハイブリッド)
Xよりも装備内容を充実させた上級グレードです。シートの材質はファブリック+合成皮革です。カラーはフラクセンのみです。インパネは茶木目調+スパッタリングインストルメントパネルとなっています。
装備は、グレードXの装備に加えて、次のものが装備されています。

・後席用サンシェード(スライドドアガラス・クォーターガラス)
・雨滴感知式オートワイパー
・LEDコーナリングランプ
・フロントLEDフォグランプ(メッキオーナメント付)
・ドアカーテシランプ(フロントドア)
・運転席8ウェイパワーシート+マイコンプリセットドライビングポジションシステム+運転席オートスライドアウェイ
・助手席4ウェイパワーシート
・助手席パワーオットマン
・大型ハイグレードコンソールボックス(リアエンドボックス付)
・デュアルワンタッチスイッチ付パワースライドドア+バックドアイージークローザー

Gは、定員7名しかありません。

・G "Fパッケージ"(ハイブリッド)
Gの装備をより充実させたものとなっています。シートの材質は本革になっています。なお、色はフラクセンのみです。
Gの装備に加え、次の装備が追加されています。

・オートマチックハイビーム
・ステアリングヒーター
・快適温熱シート(運転席・助手席)
・アクセサリーコンセント(AC100V・1500W/5個)
・パワーバックドア(挟み込み防止機能付)
・ウェルカムパワースライドドア&予約ロック機能

・SR(ハイブリッド)
Gをベースに、専用エアロパーツを装備したエアロボディタイプです。シートの色はブラックのみで、材質はGと同様にファブリック+合成皮革となっています。
ステアリングホイールは、黒木目調の本革巻き4本スポークステアリングホイールで、インパネは、黒木目調のスパッタリングインストルメントパネルとなっています。

・SR”Cパッケージ”(ハイブリッド)
SRの上位版で、Gの上位版、G”Fパッケージ”にSRと同様のエアロパーツを装備したものです。

・エグゼクティブラウンジ(ハイブリッド)
最上級グレードです。
シートはブラックかフラクセンから選択でき、材質はセミアニリン本革です。セミアニリン本革とは、革の仕上げ方の呼称で、顔料と染料を使って革の細かいキズやスレを隠す仕上げ方です。レクサスのような高級車でも使われる材質です。
ステアリングホイールは、オリーブ・アッシュバール木目調の本革巻き4本スポークステアリングホイール、インパネは、オリーブ・アッシュバール木目調のスパッタリングインストルメントパネルです。
装備は、G”Fパッケージ”に加えて、次のものが装備されています。

・レーダークルーズコントロール
・インテリジェントクリアランスソナー(8センサー)
・T-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム+パノラミックビューモニター
・12.1型リアシートエンターテインメントシステム
・DCM+ルーフアンテナ(シャークフィンタイプ)
・読書灯(リア2個/LED調光機能付)
・エグゼクティブラウンジシート(2列目)

【ガソリンエンジン車】
ガソリンエンジン車は、排気量の違いで2系統のグレードに分けられます。

・X(2.5L)
ハイブリッドのXと同様に、シートの材質はファブリック、色はフラクセンのみです。ステアリングホイールは、本革巻き4本スポークステアリングホイール、インパネは茶木目調にシルバー塗装が施されています。これもハイブリッドのXと同様です。
主な装備は次のとおりです。

・フロントハロゲンフォグランプ(メッキリング付)
・運転席6ウェイマニュアルシート(前後スライド+リクライニング+シート上下)
・スタンダードコンソールボックス(小物入れ+カップホルダー2個付)
・UVカット機能(ウインドシールドガラス/フロントドアグリーンガラス)
・片側(助手席側)ワンタッチスイッチ付パワースライドドア(デュアルイージークローザー、挟み込み防止機能付)

駆動方式は2WDと4WDから選択できます。

・S(2.5L)
Xにエアロパーツを装備したものです。シートの色は黒のみ、材質はファブリックになります。
ステアリングホイールは、本革巻き4本スポークステアリングホイール、インパネは黒木目調のシルバー塗装インストルメントパネルになります。
装備はXと同様です。定員は7名乗りと8名乗りがあり、駆動方式は2WDと4WDがあります。

・S ”Aパッケージ”(2.5L)、SA(3.5L)
Sの装備をより充実させたものです。シートの材質はファブリックと合成皮革、色は黒のみです。ステアリングとインパネはSと同様、本革巻き4本スポークステアリングホイールと、黒木目調のシルバー塗装インストルメントパネルとなっています。
装備は、「S “Aパッケージ”」「SA」の装備内容に加えて、次のものが装備されます。

・クルーズコントロール
・助手席ロングスーパースライドシート
・助手席マニュアルオットマン
・スーパーUVカット+IRカット機能+撥水機能付フロントドアグリーンガラス
・ナノイー(フロント/リア)
・エクストラロングラゲージモード機能付リラックスキャプテンシート

・S “Cパッケージ”(2.5L)、SA “Cパッケージ”(3.5L)
シートは低位グレードであるS”Aパッケージ”、SAと同様に、ファブリックと合成皮革です。ステアリングホイールは、黒木目調の本革巻き4本スポークステアリングホイールで、インパネはスパッタリングインストルメントパネルとなっています。
装備は、「S “Aパッケージ”」「SA」の装備内容に加え、次のものが追加されます。

・ステアリングヒーター
・後席用サンシェード(スライドドアガラス・クォーターガラス)
・雨滴感知式オートワイパー、LEDコーナリングランプ、ドアカーテシランプ(フロントドア)
・運転席8ウェイパワーシート+マイコンプリセットドライビングポジションシステム+運転席オートスライドドアウェイ
・助手席4ウェイパワーシート
・助手席パワーオットマン
・大型ハイグレードコンソールボックス
・パワーバックドア(挟み込み防止機構付)

・G(2.5L)、GF(3.5L)
エアロパーツのない、上から2番目のグレードです。G、GFともシートの色はフラクセンですが、材質はGはファブリック+合成皮革、GFは本革となっています。ステアリングホイールは、茶木目調の本革巻き4本スポークステアリングホイール、インパネは、茶木目調のスパッタリングインストルメントパネルとなっています。
装備は、S"Cパッケージ”、SA"Cパッケージ”からエアロパーツを除いたものです。
2.5LのGは、定員が7名か8名から選択できますが、GFは7名乗りだけです。どちらも2WDか4WDがあります。

・エグゼクティブラウンジ(3.5L)
最上級のグレードです。エンジンは3.5Lのみになります。シートはハイブリッドと同様に、黒かフラクセンから選択でき、材質は本革になります。
ステアリングホイールは、オリーブ・アッシュバール木目調の本革巻き4本スポークステアリングホイール、インパネは、オリーブ・アッシュバール木目調のスパッタリングインストルメントパネルです。ハイブリッドと同様です。
装備は、GFに加えて、次の装備が加わります。フル装備となっています。

・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)
・NAVI・AI-SHIFT
・アクセサリーコンセント(AC100V・100W/4個)
・インテリジェントクリアランスソナー(8センサー)
・T-Connect SDナビゲーションシステム+JBLプレミアムサウンドシステム+パノラミックビューモニター
・12.1型リアシートエンターテインメントシステム
・DCM+ルーフアンテナ
・読書灯(リア2個/LED調光機能付)
・オート電動格納式リモコンカラードドアミラーに左右カメラ+ヒーター+レインクリアリング機能
・エグゼクティブラウンジシート(2列目)

定員は7名のみ、2WDか4WDから選択できます。

グレードの選び方

これまで説明してきましたが、アルファードはグレードのバリエーションが豊富で、どのように決めたらいいか迷ってしまうことも多いと思います。日産のエルグランドなど、他のメーカーの競合車と比較くらべると、さらに混乱してしまうかもしれません。

そこでグレード選択を簡単にするコツをご紹介します。

まず、ハイブリッドかガソリンエンジンかを決めます。ガソリンエンジンとハイブリッドカーですと、燃費性能がかなり違いますが、その分、お値段も違ってきますので、長く乗るつもりならハイブリッド、どれくらい乗るかはっきりしないという方はガソリンエンジンを選ぶようにすればよろしいのではないでしょうか。

ガソリンエンジンに決めたら、排気量を2.5Lにするか、3.5Lにするかを決めます。

2.5L直列エンジンは、多人数を乗せるとパワー不足を感じたり、走行中にうるさく感じるという人もいますが、本体価格が安くなり、コストパフォーマンスは高いです。また、ハイブリッドより減税率は低いですが、エコカー減税の恩恵を受けられます。

3.5L V6エンジンは、加速力もあり、パワーに不安を感じることはないでしょうが、ガソリンはハイオクで、燃費性能も2.5Lよりも悪く、本体価格、維持費とも2.5Lエンジンモデルよりも悪くなります。エコカー減税の対象外であることも、割高になってしまう原因になります。

次に定員を7名乗りか8名乗りで決めます。ニーズに応じて決定することになるでしょう。

後は予算と必要な機能を選んでグレードを決めていくことになりますが、グレードが上がれば上がるほど、機能は充実しますが、もちろん、お値段も上がっていきます。上位グレードの装備を見て、本当にそれが必要なのかどうかをよく検討しましょう。

必要のない機能まで含めたグレードを購入するくらいなら、低いグレードのものを購入して、必用な装備をオプションでつける。というほうが割安に購入でき、賢い買い物になることが多いです。

アルファード(30系)のモデル・グレード一覧

3代目(30系・2015年〜 )の中古車一覧

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

競合車との比較

日産 エルグランド

日産 エルグランド

  アルファード(40系) エルグランド
希望小売価格 540~872万円 408.21~807.84万円
全長×全幅×全高(mm) 4985×1850×1945 4975×1850×1815
定員 7~8名 7~8名
走行性能(ガソリンエンジン)最高出力/最大トルク 134Kw/235Nm(ガソリンエンジン)
184Kw/-(ハイブリッドシステム最高出力)
125Kw/245Nm(2.5Lエンジン)
206Kw/344Nm(3.5Lエンジン)
燃費性能 (WLTCモード) 10.3〜10.6km/L(ガソリンエンジン)
16.5〜17.7km/L(ハイブリッド)
9.7~10.0Km/L(2.5Lエンジン)
8.4~8.7Km/L(3.5Lエンジン)

大型ミニバンというカテゴリーでほぼ人気を独占していた日産のエルグランドに対抗するために開発されたという経緯からも、アルファードの最大のライバル車といえばエルグランドといって間違いないでしょう。

アルファード、エルグランドのボディサイズはほぼ同じですが、アルファードのほうが全高はやや高くなっています。アルファードはゴージャスさを売りにしているところがあり、この車高の高さはアルファードの威容を高めています。

アルファードの魅力はゴージャスな内装で、それを購入要因に挙げる人も多いクルマです。インパネはエルグランドとアルファードではだいぶ違います。クールな印象を与えるエルグランド、木目調パネルをふんだんにつかったアルファード。好みの問題かもしれません。

走行性能はスペック上は大きく変わりません。運転がしやすいかどうかというのは好みの問題ですので、実際に試乗してみて比べればいいでしょう。

アルファードとエルグランドで差があるのは燃費、そして価格です。

ガソリンエンジンでもアルファードのほうが若干いいですが、アルファードにはハイブリッドモデルもあり、選択肢が多い分、アルファードのほうが優っていると言えるでしょう。

新車価格では、エルグランドのほうがアルファードよりも価格帯が高く、このこともアルファードがエルグランドに勝利した理由の一つでしょう。

両方とも日本の大型ミニバンを代表するクルマであり、このカテゴリの車を探すときは、新車はもちろん、中古車で購入するときも必ず比べるべきクルマです。

今後のフルモデルチェンジ予定

2023年にモデルチェンジを行い40系に進化しました。新しいモデルチェンジ情報は発表されていません。

まとめ

トヨタ アルファード

大型ミニバン市場で君臨していたエルグランドを打倒するために開発され、目的を達成して、大型ミニバンでは、兄弟車のヴェルファイアとあわせて不動のトップとなりました。

高級ミニバンというわりには、中古車になれば手が届かないという価格でもなく、ハイブリッドであれば高い燃費性能とエコカー減税の恩恵を受けられることもあります。

中古車の供給数も多く、高年式や走行距離が短い車が、お手頃価格で販売されていることもあります。

多人数を乗せる機会が多い、高級車に手ごろな価格で乗ってみたいという方は、ぜひ中古車を探してみてください。

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