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いまフレンチコンパクトハッチを中古で買うならオススメはこの4台!

プジョー 208

日本と同様、パリに代表されるフランスの都市部は、狭い道や路地も多く、昔からコンパクトハッチが支持されていました。

ほかの欧州の街中もこうした狭い道が多く、必要から生まれたジャンルといえます。

最近のCセグメントは、決してコンパクトとは言えないモデルも増えていますので、ここでは欧州のAセグとBセグに絞っておすすめの4台をお届けします。

Chapter
生産終了が発表されたトゥインゴは、ルノーを代表するコンパクトハッチ
現行ルーテシアは先進安全装備を採用し、 スポーティな走りが魅力
古き良きフランス車らしさを残すシトロエンC3は見逃せない選択肢
ガソリン、EVを設定する現行208も走りの良さが際立つ

生産終了が発表されたトゥインゴは、ルノーを代表するコンパクトハッチ

ルノー トゥインゴ

2023年内を持って日本向けモデルの生産中止が発表されたルノー トゥインゴは、“パリが仕立てたコンパクトカー”を謳います。

パリは駐車場の数が少なく、駐車可の路上に縦列駐車をしている風景をよく見かけます。

こうしたシーンでは全長の長さは命取りで、短いAセグ、Bセグメントハッチバックが人気なのはとても理解できます。同時に、速度制限内でビュンビュン飛ばしますので、キビキビした走りも欠かせません。

トゥインゴは、その申し子といえる存在で、日本の都市部でも軽自動車感覚で乗れる大きさが魅力。

全長3,645mm×全幅1,650mm×全高 1,545mmというサイズに、リヤエンジン・リヤドライブを採用する現行型は4.3mという最小回転半径で、軽乗用車と比べてもトップクラスの小ささ。

狭い住宅街に住む筆者も購入候補に入れたことがあり、利点に感じたのは小回り性能と走りの良さ。いっぽうで、子どもが2人いる家族構成では、後席と荷室が狭いのがネックでした。

2ペダルのEDC(デュアルクラッチトランスミッション)は、変速に若干慣れが必要で、MTも設定しているのはMT派にとってうれしいところ。

グレードは「インテンス」が多く、無難な選択。スポーティな「GT」とオープンエアを楽しめるキャンバストップはわずかしか流通していません。

現行ルーテシアは先進安全装備を採用し、 スポーティな走りが魅力

ルノー ルーテシア 2020

ルノーにはBセグメントルーテシアもあります。全長4,075mm×全幅1,725mm×全高1,470mmというサイズで、最小回転半径は5.2m。同セグメントでは若干ワイドな全幅が特徴です。

衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備が充実している2020年の登場の現行型がオススメで、パワートレーンは1.3Lターボと7 速EDC(デュアルクラッチトランスミッション)の組み合わせとなります。

2022年6月に追加されたルノー独自のフルハイブリッド仕様(1.6L+2モーター)は、輸入車ナンバーワンのWLTCモード25.2km/Lという低燃費が自慢です。

古き良きフランス車らしさを残すシトロエンC3は見逃せない選択肢

シトロエン C3

最近のフランス車もADASと呼ばれる先進安全装備の完備されたことにより、しなやか乗り心地で“猫足”とも表現されるモデルが少なくなっている印象を受けます。

センサーの制御の面から、車体の動きを抑えた硬めの足まわりにする必要もあるようです。

そんななか、感動的な乗り味の良さを披露してくれるのがシトロエンC3です。

全長3,995mm×全幅1,750mm×全高1,495mmというサイズで、最小回転半径は5.5m。

アダプティブクルーズコントロールはなく、通常のクルコンですが、衝突被害軽減ブレーキも付いている現行型がオススメ。

1.2Lターボと6速ATの組み合わせで小気味よい加速も堪能できます。

プラットフォームは、1世代以上古いものの、昔ながらのフランス車の良さである乗り味の良さに虜になる方も多いはず。

ガソリン、EVを設定する現行208も走りの良さが際立つ

プジョー 208

シトロエンと同門の現行プジョー 208もBセグメントの傑作車です。

最新のプラットフォームを使い、1.2Lガソリンターボに加えて、EV仕様のe-208も設定しています。

小気味よいハンドリングは甲乙付けがたいものの、EVのe-208は物件数が少ないのが泣きどころです。

ガソリン車であれば物件数も多く、普及グレードの「アリュール」、最上級の「GT」ともに先進安全装備も完備

前者はLEDヘッドライトとコンフォートシート、16インチアルミホイール、後者はフルLEDヘッドライトとダイナミックシート、17インチアルミホイールなどの差はありますが、物件の状態優先で選んで正解でしょう。

路地 ヨーロッパ

今回取り上げた4台はいずれも中古で狙い目といえるモデルです。

そのほか、高級フレンチブランドの「DS」には、DS3というコンパクトモデルもありますが、現行型は物件数も少なく、先代も多いとはいえません。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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