中古でレクサス NXを狙うならこのグレード(年式)がオススメ!

2014年7月に誕生したレクサスNXは、当時、コンパクトクロスオーバーを掲げ登場。RXよりもひと回り小さなボディに、レクサスの名にふさわしい内外装の質感を備えていました。
2代目は、新世代レクサスを謳い2021年11月に発売。この新型はまだまだ物件数が少なめで、中古車としての旨味(価格)を重視するのであれば、初代が狙い目です。
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- 日本でも取り回しやすいジャストサイズSUVとして登場
- マイナーチェンジ後モデルは洗練された走りが光る
- マイナーチェンジで充実した安全装備
- 中古のNXを探すなら初代のMC後モデルがおすすめ
日本でも取り回しやすいジャストサイズSUVとして登場

レクサス 初代NXは、全長4,630mm×全幅1,845mm×全高1,645mmというボディサイズで、ハリアーやRAV4と同じプラットフォームをベースに仕立てられていました。
パワートレーンは、2.5L NAエンジンとモーターを積むハイブリッドの「THSⅡ」のほか、新開発された8AR-FTS型2.0Lガソリンターボエンジンも設定。
装備も充実していて、アダプティブクルーズコントロールや左右確認サポート付パノラミックビューモニター、LEDコーナリングランプ、レクサス初となるワイヤレス充電「おくだけ充電」などが採用されています。

走りは、トヨタブランドのハリアーよりも静粛性の高さが印象的で、上質な乗り味を享受できます。
パワートレーン別では、燃費を重視するのならJC08モード燃費で21.0km/Lの2.5Lハイブリッド、元気な走りを堪能するのなら2.0Lガソリンターボが向きます。
とはいえ、2.0Lガソリンターボは、驚くほどパワフルという印象はなく、軽快感を抱かせる走りというニュアンスです。
グレード別では、”バージョンL“や”Iパッケージ“も人気ですが、ヤマハ発動機製のパフォーマンスダンパーが備わる”Fスポーツ”は、フラットライドな乗り心地とスポーティな内外装が魅力です。
マイナーチェンジ後モデルは洗練された走りが光る

快適な走りや利便性を重視するのなら、2017年4月のマイナーチェンジ後モデルを狙いたいところ。
内外装ともに洗練されたデザインになったほか、パワーバックドアにハンズフリーパワーバックドアが備わっています。
またサスペンションのチューニングにより、路面からの衝撃を巧みに減衰する快適な乗り味を得ています。この乗り心地は、マイナーチェンジ前後でかなり変わった印象です。
とくに“Fスポーツ”は、AVS(Adaptive Variable Suspension system)が標準化(バージョンLはオプション設定)されたこともあり、乗り心地とハンドリングを高次元で両立しています。どうせならこのAVS搭載車を狙いたいものです。
ホイールは“Fスポーツ”と“バージョンL”は、18インチ。素のNX300h、NX200t“Iパッケージ”は17インチになります。
見た目の良さからしても“Fスポーツ”と“バージョンL”が有利です。
マイナーチェンジで充実した安全装備

先進安全装備は、マイナーチェンジ後であれば現在の基準からしても決して古びていません。
「Lexus Safety System +」の採用をはじめ、ペダル踏み間違い事故を抑制する「パーキングサポートブレーキ」をオプション設定。「パーキングサポートブレーキ」を備える個体がベストチョイスといえます。
2019年4月の一部改良では、衝突被害軽減ブレーキが自転車にも対応するなど、より高度な安全装備が用意されています。
中古のNXを探すなら初代のMC後モデルがおすすめ
2代目NXは、新世代レクサスを謳うだけに全面改良にふさわしい進化を遂げています。
いっぽうで、先述したように物件数はまだ少なめで、新車販売でオーダーストップという時期もあったため割高感も拭えません。
中古車なら初代のマイナーチェンジ後で、スポーティな走りや内外装が好みなら“Fスポーツ”がオススメ。あるいは、AVSを備える“バージョンL”を選んでおけば装備の面でも不満は出ないはず。
FFとAWDの選択は、非降雪地域であればFFで十分。雪国の方などはガソリン、ハイブリッドの両方にAWDが設定されているため、AWDを選んでおくのがベターでしょう。
