長距離ドライブにもおすすな中古SUV5選
連休や夏休み、年末年始などには、長距離を走って、観光やアウトドアレジャー、故郷への帰省などをすることがあります。
そんなときに選びたいのが、ロングドライブを得意とするクロスオーバーSUVです。
もともと視線が高いことにくわえてたくさんの荷物を積むことができるSUVは、ロングドライブにも最適。そんなSUVを5台ピックアップしました。
ロングドライブ強いSUVを選ぶポイントは5つ
ロングドライブで重視したいポイントはいくつもありますが、ここではそのなかでも特に気になる
・走行安定性
・乗り心地
・室内の広さ
・運転運転支援システム
・ドライバーの疲労度
という5つのポイントについて解説します。
まず走行安定性ですが、これは走行中(特に高速道路など)にハンドルの微修正がおおきく関係します。
微修正のほとんどは、横風や路面の轍などでハンドルをとられたときにドライバーが無意識で行っているもので、これが多いと知らず知らずのうちに疲労がたまります。
反対にいえば直進安定性に優れている車両は微修正が少なく、ドライバーの疲労も軽減されます。
一般的にホイールベースが長い車両、FF車は直進性に優れていると言われます。さらに4WD車になると、横風にも強いというメリットも持っています。
次の乗り心地にも、ホイールベースの長さは関係しています。ホイールベースが短いと室内の乗員は車体のピッチングの影響を受けやすく、結果乗り心地が悪いと感じます。
もちろんサスペンションまわりの性能も重要ですが、これは試乗をしてみなければわかりません。
室内の広さはボディサイズが大きくなれば、通常はそれに比例するように大きくなります。ひと昔前のアメ車がそれです。
大きく冗長なボディは優雅で威厳もありますが、反面、日本のような道路事情では取り回しに苦労する場面も少なくありません。
そこでボディをそれほど拡大せずに室内を広くするための手法としてホイールベースの延長が行われます。サスペンションを収めるタイヤハウスをボディの四隅に追いやることで、室内を広く設計することが可能になります。
最近の先進運転支援システム(ADAS)は、ドライバーの疲労軽減と燃費改善に関係します。
とくに自動運転レベル2以上に相当するシステムであれば、高速道路でドライバーはハンドルを握っている必要はあるものの、アクセルとブレーキ操作は自動、ハンドル操作も基本は車両のシステムが行ってくれるなど、ドライバーの疲労軽減に大きく役立ちます。
そのほか、室内に侵入するノイズの低減や、高速道路でアクセルを踏んだときの十分な加速や、ちょっとした上り坂で大きくキックダウンがしないエンジンの性能などもドライバーの疲労度を和らげる要因になります。
こういった条件を満たすSUVは、どんな車両があるのでしょうか?
ロングドライブ向きのクロスオーバーSUV5選
ホイールベースがある程度長く、先進運転支援システムを搭載していて、エンジンもトルクフルという条件が揃ったクルマは、ロングドライブ向きと言えます。
ウィンタースポーツやアウトドアレジャーを楽しむ方、故郷が降雪地域といった方なら、駆動方式はフルタイム4WDが理想ですが、燃費を重視するならFFの2WDでも良いでしょう。
なかには電子制御によって4WDに近い走行性能を発揮する2WDモデルも存在しています。
おすすめのクロスオーバーSUV:トヨタ ハリアー(4代目)
トヨタ ハリアー(80系)は、全長4,740mm×全幅1,855mm×全高1,660mmというボディサイズに、2,690mmとという長めのホイールベースで乗り心地にも優れる設計です。
なかでもハイブリッドモデルは、FFで22.3km/L、4WDでも21.6km/L(いずれもWLTCモード燃費)という好燃費であることにくわえ、4WDのE-Fourはさまざまな場面でリアモーターが作動して、車両の走行安定性にも寄与します
燃料タンク容量は55Lで、満タン時の航続距離はどちらも千キロを軽くオーバーするなど、長距離ドライブでもガソリンの残量をさほど気にしなくてすむのは心強いですね。
また吸遮音材・制振材の効果的な配置や高遮音ガラスの採用により室内の静粛性が高められているのもポイント。
さらにレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、レーントレーシングアシストのほか、ブラインドスポットモニター(グレード別設定)も設定されるなど、先進運転支援システムも充実しています。
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トヨタ ハリアー 2.0 エレガンス
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本体価格176万円
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支払総額188万円
- 2014年
- 5万km
- 兵庫県尼崎市久々知西町
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トヨタ ハリアー 2.5 ハイブリッド E-Four エレガンス 4WD
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本体価格190万円
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支払総額202万円
- 2015年
- 11.2万km
- 北海道函館市桔梗町
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トヨタ ハリアー 2.0 Z
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本体価格379.9万円
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支払総額389.8万円
- 2021年
- 1.9万km
- 福岡県那珂川市後野2丁目
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トヨタ ハリアー 2.5 ハイブリッド E-Four プログレス 4WD
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本体価格242万円
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支払総額252万円
- 2019年
- 13.5万km
- 北海道函館市桔梗町
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おすすめのクロスオーバーSUV: トヨタ RAV4(5代目)
2018に発売された5代目RAV4は、ハリアーと同じプラットフォームを使う兄弟車です。
ボディサイズは、ハリアーよりも若干小さい全長4,600mm×全幅1,855mm×全高1,685mmですが、ホイールベースはハリアーと同じ2,690mmです。
スクエアを基本としたボディデザインによって、荷室容量はハリアーの409Lに対して、542Lという圧倒的に大きなスペースを確保して、ロングドライブや道具の多いアウトドアアクティビティに強い一面を持っています。
駆動方式は4WDモデルが中心で2WDは、ガソリン、ハイブリッドともにエントリーグレードのXのみというラインナップからもこのクルマの性格が現れています。
それぞれの燃費は、ガソリン車が15.2〜15.8km/L、ハイブリッドが20.3〜21.4km/Lとなっています。
レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、レーントレーシングアシスト、オートマチックハイビーム、パーキングサポートブレーキなどの先進運転支援システムを装備しています。
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トヨタ RAV4 2.5 ハイブリッド G E-Four 4WD
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本体価格345万円
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支払総額356.5万円
- 2020年
- 3.4万km
- 岐阜県中津川市かやの木町
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トヨタ RAV4 2.5 ハイブリッド X E-Four 4WD
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本体価格248万円
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支払総額259万円
- 2019年
- 9.5万km
- 北海道余市郡余市町黒川町20丁目
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トヨタ RAV4 2.0 アドベンチャー 4WD
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本体価格350万円
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支払総額358万円
- 2021年
- 4.6万km
- 福岡県北九州市八幡西区下畑町
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トヨタ RAV4 2.4 X 4WD
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本体価格239.8万円
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支払総額254.8万円
- 2019年
- 5.9万km
- 千葉県柏市正連寺
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おすすめのクロスオーバーSUV:マツダ CX-5(2代目)
マツダ CX-5(2代目)は、全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mmのボディサイズに、2,700mmという長いホイールベースを持っています。
都会的なスタイリングで人気のCX-5の室内寸法は、室内長1,890mm×室内幅1,540mm×室内高1,265mmというもので、この数値はトヨタ ハリアーを上回ります。
エンジンは、2.0Lと2.5Lのガソリンに、2.2Lのクリーンディーゼルを用意。クリーンディーゼルの燃費は、2WD(FF)が17.4km/L〜19.5km/L、4WDが16.6km/L〜18.7km/Lというもので、数値的には他社のハイブリッド車におよばないものの、燃料代でその差を埋めることができます。
加えて、最大トルク450Nm(45.9kgm)を2,000rpmという低回転域から発生するので、高速道路での移動はもちろんワインディングでもドライバーの疲労軽減に役立ちます。
先進運転支援システムには、スマートブレーキサポート&マツダレーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)、車線逸脱警報システムなどを装備。
さらにハンドル操作に応じてエンジンのトルク量を変化させるG-ベクタリング コントロール プラスを4WDモデルだけでなく2WDモデルにも装備して走行をサポートします。
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マツダ CX-5 2.2 XD
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本体価格138万円
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支払総額147.6万円
- 2012年
- 2.4万km
- 福岡県福岡市南区花畑
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マツダ CX-5 2.2 XD Lパッケージ 4WD
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本体価格78万円
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支払総額88万円
- 2013年
- 10.8万km
- 北海道札幌市清田区平岡三条
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マツダ CX-5 2.2 XD Lパッケージ 4WD
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本体価格74万円
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支払総額84万円
- 2012年
- 12.8万km
- 北海道札幌市清田区平岡三条
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マツダ CX-5 2.2 XD 4WD
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本体価格64万円
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支払総額74万円
- 2012年
- 14万km
- 北海道札幌市清田区平岡三条
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おすすめのクロスオーバーSUV: 日産 エクストレイル(3代目)
日産 エクストレイル(T32)のボディサイズは、全長4,690mm×全幅1,820mm×全高1,740mm。
ホイールベースは2,705mmと長く、室内長も2,005mmと室内の居住性が高いことが魅力です。
とくに熟成が進んだ2017年以降は、先進安全装備の「プロパイロット」をグレード別に設定するとともに、衝突被害軽減ブレーキも進化して基本性能を向上。
さらに2020年の刷新では、ガソリン車の20Xiとハイブリッドの20Xi HYBRIDが、インテリジェントエマージェンシーブレーキの性能がアップされるとともに、プロパイロットも性能が向上しています。
また4WDモデルは走行状況に応じてモードを選択できる電子制御4WDシステムの「インテリジェント 4×4」を採用。高速道路からちょっとしたラフロードまで、さまざまな道路状況に対応してくれます。
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日産 エクストレイル 2.0 20S 4WD
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本体価格79万円
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支払総額93.2万円
- 2013年
- 8.1万km
- 千葉県千葉市花見川区横戸町
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日産 エクストレイル 2.0 20GT S ディーゼル 4WD
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本体価格139万円
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支払総額149.7万円
- 2014年
- 10.7万km
- 千葉県千葉市花見川区横戸町
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日産 エクストレイル 2.0 20X 4WD
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本体価格79万円
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支払総額95.3万円
- 2011年
- 9.7万km
- 千葉県千葉市花見川区横戸町
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日産 エクストレイル 1.5 X e-4ORCE エクストリーマーX 4WD
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本体価格438万円
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支払総額449.7万円
- 2024年
- 0.5万km
- 千葉県千葉市花見川区横戸町
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おすすめのクロスオーバーSUV:レクサス NX(初代)
2014年に販売が開始されたレクサス初のコンパクトクロスオーバーSUVがNXです。
コンパクトとは言っても当時のハリアーと共通のプラットフォームを使ったボディサイズは、全長4,630mm×全幅1,845mm×全高1,645mmというもので、国内では十分にミドルクラスの大きさ。
ホイールベースは、2,660mmとやや短めですが、室内寸法は室内長2,080mm×室内幅1,520mm×室内高1,180mmと、かなりの広さです。
初代のパワートレーンは2.0Lガソリンターボと2.5Lハイブリッドの2つで、いすれも2WDと4WD(ハイブリッドはE-Four)を用意。2020年式モデルのWLTCモード燃費は、ガソリンターボが11.4km/L〜12.6km/L、ハイブリッドは15.8km/L〜17.8km/Lというものです。
運転支援システムは、当初全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールと、ステアリング制御機能付きレーンデパーチャーラートをオプション設定していたものの、2017年のマイナーチェンジでLexus Safety System +が標準装備され、前述のシステムも搭載。
さらに2019年の改良では、Lexus Safety System +の性能アップとともに、同一車線内中央を走行できるように操舵支援を行う「レーントレーシングアシスト」と「ロードサインアシスト」「先行車発進告知機能」が追加され、ドライバーの負担を軽減しています。
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レクサス NX 200t Fスポーツ
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本体価格202万円
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支払総額209.2万円
- 2015年
- 9.5万km
- 愛知県一宮市明地東七丁原
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レクサス NX 300h 4WD
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本体価格199万円
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支払総額209万円
- 2014年
- 11.1万km
- 福岡県糟屋郡志免町南里
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レクサス NX 300h Iパッケージ 4WD
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本体価格339.9万円
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支払総額348万円
- 2018年
- 3.1万km
- 大阪府羽曳野市西浦
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レクサス NX 300h Fスポーツ
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本体価格500万円
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支払総額510万円
- 2015年
- 7.9万km
- 埼玉県東松山市六反町
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中古車はロングホイールベース&エンジントルクを基準に選ぶと吉
ロングドライブに適した素養とは、ある程度のホイールベースと高速の追い越しなどでもたつかないエンジントルク、走行安定性に集約できるかもしれません。
ここで紹介したほかにも、三菱 アウトランダーPHEVやスバル フォレスター、輸入車ならフォルクスワーゲン ティグアン、ボルボ XC40などがおすすめです。
それぞれ特徴があるので、自身のライフスタイルにマッチした1台を選びましょう。