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中古で3代目トヨタ ハリアー(60系)を買うならこの年式がオススメ!

トヨタ ハリアー

モノコックボディの都市型SUVであるハリアーは、「トヨタ」ブランドを代表する高級SUVでもあります。

と同時に4代目の初期までは、300万円を切るエントリー価格にもこだわり、若いユーザーを獲得してきました。

そんな歴代ハリアーのなかから、2013年11月に発売された3代目に焦点を当てて、中古車でコスパの良い年式とグレードを解説します。

Chapter
タマ数も豊富でハリアーらしい高級感を味わえる3代目
日本の道路事情にマッチしたボディサイズ
3代目は2017年6月のマイナーチェンジ後を狙いたい
グレードはプレミアムまたはエレガンスを選びたい

タマ数も豊富でハリアーらしい高級感を味わえる3代目

トヨタハリアー画像00668

レクサスRXとブランド違いの兄弟車という位置づけだった初代、2代目とは異なり、2013年11月に発売された3代目ハリアーは、日本国内専用モデルとして開発されました。

いきなり余談で恐縮ですが、筆者が四国を旅行中に3代目ハリアーのテスト車両数台と遭遇したことがあり、豊田市から遠く離れた場所まで遠征していることに、あらためて驚かされた記憶があります。

この3代目までトヨタは、ハリアーらしさを”ハリアーネス”と表現。内外装の高級感、走りのクオリティなど、乗り込んだだけで「さすがハリアー」と思わせる仕立てであることが追求されています。

その象徴が、ハリアー専用の鷹(チュウヒ)エンブレムを中心とした高級感を抱かせるフロントマスクで、3代目はモデル末期まで堅調なセールスを維持していました。

日本の道路事情にマッチしたボディサイズ

トヨタ ハリアー 3代目

デザインの見どころは、印象的なフロントマスクだけでなく、インテリアの質感にもあります。

たおやかな曲線を描くインパネとドアトリムまでの連続感、ドアトリムの仕立ての良さなど、エントリー価格が300万円以下とは思えないほどのクオリティの高さを誇り、トヨタらしいそつのない仕上がりを享受できます。

また3代目のボディサイズは、全長4,720mm×全幅1,835mm×全高1,690mm(登場時)。

2代目の全長4,735mm×全幅1,845mm×全高1,670mmよりも少しコンパクトになり、最小回転半径は2代目の5.7mから5.3mと0.4mも小さくなり、小回り性も向上するなど国内専用モデルとして取り回しにも配慮されています。

また幅1,850mm制限のあるマンションの駐車場などにも入庫できます。

この日本の道路、駐車場事情にマッチしている点も人気SUVである理由といえそうです。

トヨタ ハリアー

パワートレーンは、2.0Lガソリンと2.5Lハイブリッドを設定。

前者はバルブマチック付エンジンに、新開発のCVTの組み合わせ。

後者は、リヤモーターも加わる電気式4WDの「E-Four」で、降雪地域などの滑りやすい場所でリヤモーターが後ろから押すようなイメージにより操縦安定性、走破性を高めています。

静粛性やスムーズな走り、燃費(JC08モード:21.8km/L)では、ハイブリッドに分がありますが、ガソリンエンジン車(JC08モード:16.0km/L)は、軽快な走りを享受できます。

なお、ハイブリッド、ガソリンエンジン車、2WD、4WDを問わず足まわりは比較的引き締まっていて、スポーティなフットワークも印象的です。

3代目は2017年6月のマイナーチェンジ後を狙いたい

トヨタ ハリアー 3代目

7年近いモデルライフになった3代目は、一部改良やマイナーチェンジはもちろん、特別仕様車も多く設定されました。

ガソリンエンジン車かハイブリッド車か、2WDか4WDかは、乗り方、降雪地域か非降雪地域かなどで、グレードやトリム違い(特別仕様車も含む)は、予算や好みなどである程度決まってくるはず。

トヨタ ハリアー 3代目

性能面で見逃せないのは、2017年6月のマイナーチェンジです。

それまでやや手薄であった先進安全装備にメスを入れ、「トヨタ・セーフティ・センスP」が全車標準化されたのが、最大の見どころ。

クラウンなどにも搭載されていた2.0L直噴エンジン(8AR-FTS型)も追加。こちらは、軽いフットワークとターボ過給後の力強い加速が美点です。

なお3代目のハイブリッド車は、2代目のハリアーハイブリッドの「速すぎる!」と驚かされるほどの加速フィールはなく、燃費重視という仕立てになっています。

グレードはプレミアムまたはエレガンスを選びたい

トヨタ ハリアー 3代目

歴代ハリアーの中古車で、もっとも物件数が多い3代目は、2017年6月のマイナーチェンジ後モデルで、さらに同改良で性能が強化された「インテリジェントクリアランスソナー」装着車がベストチョイスになります。

ただし「インテリジェントクリアランスソナー」は、最上級仕様などに標準もしくはオプション設定でタマ数は少なめ。

装備では、当然ながら最上級の「プレミアム」がもっとも充実しています。

衝突被害軽減ブレーキが付いていれば中間仕様の「エレガンス」、エントリー仕様の「プログレス」から選ぶ手もありますが、中古車市場でも人気なのは「プレミアム」と「エレガンス」になっています。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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