トヨタ ハリアー(80系)にかかる維持費はいくら?費用内訳を解説!
トヨタ ハリアーは、トヨタ自動車の高級中型クロスオーバーSUVで、乗り心地と快適性を兼ね備えた車です。
初代ハリアーは1997年12月に登場し、現行型である4代目ハリアー(80系)は2020年6月に登場しました。
今回はハリアーにかかる維持費の内訳を紹介し、購入を考えている方におすすめのモデルの選び方などを解説していきます。
- Chapter
- トヨタ ハリアーはどんな車?
- ハリアーの中古車の維持費はどれくらい?
- ハリアーにかかる税金を抑える方法は?
- 中古車のハリアーを選ぶならプラグインハイブリッドモデルやハイブリッドモデルがおすすめ
トヨタ ハリアーはどんな車?
トヨタ ハリアーの初代(10系)は1997年12月に登場し、『高級サルーンの乗り心地と快適性を兼ね備えたクロスオーバーSUV』として発売されました。
2003年2月に2代目(30系)が登場。2005年にはハイブリッドモデルもラインナップに追加されました。その後2013年12月に3代目(60系)、2020年6月には現行型である4代目(80系)ハリアーが発売されました。
現行型ハリアーは『またひとつ、世界を新しく。』をキャッチフレーズにガソリン車・ハイブリッド車共通で「S」「G」「Z」の3つのグレードが用意されています。
エクステリアはSUVの力強さと、流麗なクーペフォルムが高級車としてのエレガントさを表現。
インテリアではコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオが搭載されており、スマートフォンを接続してディスプレイ上でスマホアプリを操作可能です。
他にもJBLプレミアムサウンドシステムが搭載され、室内の随所に9つのスピーカーが設置されています。
また安全機能も充実しており、トヨタ独自の先進安全機能である「Toyota Safety Sense(トヨタセーフティセンス)」が搭載されています。
トヨタセーフティセンスには夜間の車や昼間の自転車・歩行者などを検知し衝突回避をサポートするプリクラッシュセーフティや、渋滞時など白線や黄線が見えにくい際にも前走車を追従し、車線中央を走行するようステアリング操作を支援するレーントレーシングアシスト/レーダークルーズコントロールなどが設定されています。
2022年10月にはプラグインハイブリッド車が発売されました。
ハリアーの中古車の維持費はどれくらい?
中古車の維持費は、車の年式やメーカー、走行距離などによって異なります。
ただし、以下のような項目は一般的に中古車の維持費に含まれます。
自動車税
自動車税とは車の所有者が毎年納めなければならない税金のことです。自動車税の金額は車の排気量や年式によって変化します。
現行型ハリアーの排気量はプラグインハイブリッド車・ハイブリッド車が2.5Lなので、自動車税は4万3,500円、ガソリン車の排気量は2.0Lで自動車税は3万6,000円となります。
また、自動車税(種別割)は新車登録から13年以上が経過した車は約20%増税となります。
ハリアーの場合は1997年12月に登場した初代モデルと2003年2月に登場した2代目モデルの一部は増税の対象になるので注意しましょう。
自動車重量税
自動車重量税は、自動車の新規登録や車検の際に車検証の有効期間分をまとめて納付します。
名前の通り、車の重量に応じて課税される税金で、0.5tあたり年間で4,100円かかります。現行型ハリアーは車両重量は1,530〜1,950kgなので、3年で4万9,200円、2年で3万2,800円となります。
そして新車の新規登録から13年以上経った車は0.5tごとに年間5,700円、18年目以降は0.5tごとに年間6,300円と増税の対象になるので注意しましょう。
ガソリン代
車の燃費によって、燃料費の金額は異なります。
現行型ハリアーではWLTCモードでガソリン車が14.7~15.4km/L、ハイブリッド車が21.6〜22.3km/L、プラグインハイブリッド車が20.5km/Lになっています。
長期で見てみるとハイブリッド車またはプラグインハイブリッド車の方が維持費を安く抑えられるでしょう。
自賠責保険料
自賠責保険とは交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんし、基本的な対人賠償を確保することを目的とした保険です。
自賠責保険は1ヶ月単位で契約可能で、最長で37ヶ月の契約ができます。
契約期間が長期になればなるほど月々の費用が安くなるので、維持費を抑えたい場合は最長の37ヶ月で契約するようにしましょう。
なお37ヶ月契約の場合、保険料は2万4190円となります(2023年4月1日以降)。自賠責保険は、原動機付き自転車を含む全ての自動車に加入が義務付けられているので必ず加入しましょう。
任意保険
任意保険は自賠責保険と違い、加入が義務付けられてはいません。
ただ、任意保険では自賠責保険の対象外となる相手や自分の車・建物も補償に含まれるため、基本的には加入しておきたいところです。金額は、保険内容や運転手の年齢や車種などによって変化するため、費用をできるだけ抑えたい場合は保険会社ごとに比較を行い加入することをおすすめします。
整備費用
車を長く乗るためには、オイル交換、ブレーキパッドの交換、タイヤの交換などの定期的なメンテナンスが必要です。
セルフメンテナンスすることで費用を抑えることできますが、知識がない場合や不安がある場合は専門店にお任せするのがベターでしょう。
また、中古車は新車に比べると劣化してる場合も多いため、中古車を購入の際は、特に年式や走行距離などをチェックしておくと良いでしょう。
車検費用
車検は、一定期間ごとに車を点検することで安全性を確保するための手続きです。車検を受けていない車を走らせた場合には、法で厳しく罰せられてしまうので注意しましょう。
車検は、実施する業者の整備や部品の質によって値段が異なります。車検の質を求めるのであればディーラー、少しでも費用を抑えたいのであればその他の業者に依頼することをおすすめします。
駐車場代
車を駐車するための場所を借りる場合には、もちろん駐車場代がかかります。
住んでいる場所や所有者のライフスタイルによって異なるものですが、駐車場を契約する必要がある人は、周辺の空き状況や相場などをよく確認しておきましょう。
ハリアーにかかる税金を抑える方法は?
2023年2月現在、車に関する税金に対してはいくつかの軽減措置が用意されています。以下ではハリアーにかかる税金を抑える方法を解説します。
環境性能割
環境性能割は自動車の燃費性能等に応じて、課税される税金です。
ガソリン基準や、排出ガス基準をクリアしている車両に対しては、保険料が割引されます。ハリアーの場合、プラグインハイブリッド車、ハイブリッド車は非課税となります。
エコカー減税
エコカー減税とは、環境に配慮した自動車の購入に対して、税金を減免する制度のことです。
エコカー減税は、環境保護に対する国の政策のグローバルとして導入されており、エコカーの普及促進や、二酸化炭素の排出削減を目的としています。
ハリアーの場合ハイブリッド車がエコカー減税の対象となり約3万円減税されます。
グリーン化特例
グリーン化特例とは、環境保護の厳しさから、特定の産業や事業を行う企業に対して、税制上の優遇措置や補助金などを提供する制度のことです。
ハリアーの場合プラグインハイブリッド車のみがグリーン化特例の対象となり、約32,500円の優遇措置を受けられます。
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金は、政府や自治体が電気自動車やプラグインハイブリッド車などの購入を促進するために提供する補助金のことです。
ハリアーの場合プラグインハイブリッド車のみが対象となり、55万円の補助が受けられます(2023年2月現在)。維持費とは異なりますが、車の購入を検討する際には是非とも活用したい制度です。
中古車のハリアーを選ぶならプラグインハイブリッドモデルやハイブリッドモデルがおすすめ
ここまでハリアーにかかる維持費について解説してきました。
ほとんどの維持費は中古と新車どちらを購入しても、大きくは変わらないものの、新車登録から13年以上が経過した車に対しては税金の面で変化します。
ハリアーに関しては、1997年12月に登場した初代モデルと2003年2月に登場した2代目モデルの一部は税の対象になってしまうので、購入を考えている方はよく年式を確認する必要があります。
また、維持費を抑えたい場合は、燃費性能の優れているプラグインハイブリッド車かハイブリッド車を選ぶことをおすすめします。なお、新車新規登録から3年以内の車であれば、エコカー減税の対象になるため、この辺りも考えて選ぶと良さそうです。