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これがホントの賢い選択!? 100〜200万円で狙える高級SUV5選

レクサス RX 2012

中古車購入の醍醐味は、新車時に価格が高くて手が届かなかったクルマに割安な価格で乗れることです。

一般的に高級感は時間の経過とともに色褪せてしまうことが多いのですが、時代を超えても輝き続けるクルマがあります。

そんな時代を超えても高級感が感じられる、100万円〜200万円前後で購入できる中古SUVのなかから、車選びドットコムマガジンおすすめの5台を紹介します。

Chapter
レクサスの人気モデルRX
じつはハリアーの後がまだった!? トヨタ ヴァンガード
国産やメルセデスに押されて人気の出なかったBMW X3
欧州車的な高級感が好みの方に。日産 デュアリス
誰にもわかる高級イメージなら。メルセデス・ベンツ GLA

レクサスの人気モデルRX

レクサス RX 3代目

まず紹介するのは、歴代3代目、日本国内では初代にあたるレクサス RXです。

プレミアムSUVとして人気のトヨタハリアーをベースにしたモデルで、2009年〜2015年に販売された初代レクサス RXは、セダン並の走行性能と快適性そしてプレミアムSUVに相応しい豪華な装備が特徴です。

搭載されているエンジンは、2.7L直列4気筒DOHCと、最高出力280psを発生する3.5L V型6気筒DOHC、そして3.5L V型6気筒エンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドの3タイプ。

駆動方式は2WD(FF)を中心にRX350とRX450hに4WDが設定されています。

燃費性能はハイブリッド車のRX450hがJC08モードで16.8〜17.4km/Lという低燃費を実現しているのが特徴です。

2012年の4月のマイナーチェンジで、レクサスのアイコンと言えるスピンドルグリルを採用するなど内外装を変更し、さらに高級感を高めています。

中古車価格帯は約80 万〜320万円。オススメは、スピンドルグリルを採用した後期型のRX450hです。

じつはハリアーの後がまだった!? トヨタ ヴァンガード

トヨタ ヴァンガード 特別仕様車

2007年〜2013年まで販売されたトヨタ ヴァンガードは、当時ハリアーの兄弟車として登場したミドルサイズSUV。

ハリアーが2列シート5人乗りのみだったのに対して、ヴァンガードは2列シート5人乗りに加えて、3列7人乗り仕様も設定されました。

 “アクティブ&ラグジュアリー”をテーマにしたヴァンガードは、ゆとりのある動力性能や優れた走行安定性、上質な内外装スタイルを取り入れラグジュアリー性を追求したモデルです。

室内は、座り心地にこだわりながら床下収納も可能とした3列目に、2列目にはスーパーチルトダウン機構を採用するなど、コストを掛けたコダワリのシートを採用していました。

ヴァンガードに搭載されたエンジンは、最高出力170ps/最大トルク224Nmを発生する2.4L直列4気筒DOHCと、最高出力280ps/最大トルク344Nmを発生する3.5LV6自然吸気の2種類。

組み合わされるトランスミッションは2.4L車がCVT、3.5L車が5速ATを採用。駆動方式は、2.4L車がFFと4WD、3.5L車が4WDのみ。全グレードで5人乗りと7人乗りが選べるのが特徴です。

現在、ヴァンガードの中古車約35.8万〜約165万円。

3.5L車の流通台数はかなり少なめで、2.4L車が中心。なかでもカラードオーバーフェンダーを採用した240S Sパッケージが多くなっています。

国産やメルセデスに押されて人気の出なかったBMW X3

BMW X3 2代目

2011年〜2017年まで販売された2代目BMW X3もオススメのモデルです。

2代目X3 は、BMW X モデルのさまざまな特長を備えながら、効率とダイナミズムを高い次元で両立したコンパクトクラスのSUVです。

「よりクリーンに、よりパワーを。BMW EfficientDynamics(エフィシェントダイナミクス)」の理念に基づく多くの技術を採用したX3に搭載されたエンジンは、デビュー当初の2種類の3.0L 直列6気筒エンジンに、2012年に追加された2.0L直列4気筒ターボと、2.0L直列4気筒ディーゼルターボの4種類。

駆動方式は、BMW独自のフルタイム4WDシステム"xDrive" を全車に採用しています。

高効率なエンジンに加え、エンジンオートスタート/ストップ機能など先進の環境対応技術を数多く採用し、燃料消費率(JC08 モード)は、当時プレミアムセグメントの4WDモデルにおいてナンバーワンとなる18.6km/L の低燃費を実現していました。

2014年6月にマイナーチェンジを実施し、内外装の変更とともに、先進の安全装備として、万が一の事故発生時に、車両の通信機能を介してSOS コールセンターに接続し、救急や消防といった機関の早急な手配が可能となる「BMW SOS コール」などが追加されています。

この2代目BMW X3の中古車価格帯は約85万円〜約360万円。

オススメは安全装備が充実した2014年のマイナーチェンジ以降のディーゼルターボエンジン搭載車、xDrive 20dです。

欧州車的な高級感が好みの方に。日産 デュアリス

日産 デュアリス

日産 デュアリスは、同じブランドのミドルサイズSUV、エクストレイルよりもひと回り小さいサイズのSUVとして、2007年〜2014年に販売されました

同じ時期、日産では北米向けのムラーノという高級SUVもありましたが、ここではドイツブランド意識したデュアリスをピックアップしています。

欧州市場をメインに開発されたデュアリスは、取り回しが良く軽快感のあるコンパクトハッチバックのドライブフィールと、SUVの居住性を兼ね備えたモデルで、従来のSUVとは一線を画す軽快なフットワークと操舵感が特徴です。

軽快なフットワークを生み出していたのは、当時新開発だったフロント=ストラット、リア=マルチリンクというサスペンション形式と、ハイスピードダンピングコントロールショックアブソーバーとリバウンドスプリングを組み合わせた足まわり。

これにより、コーナリング時のフラットな乗り心地を実現しています。

搭載されたエンジンは、最高出力137ps/最大トルク200Nmを発生する2.0L直列4気筒DOHCで、トランスミッションはCVT。

駆動方式は2WD(FF)と状況に応じて、2WD/AUTO/LOCKの切り替えが可能可能なオールモード4×4システムを搭載した4WDがありました。

日本国内のSUVブームに乗ることなくラインナップから消滅したデュアリスの中古車価格帯は、約25万〜約130万円。

オススメのグレードは流通台数の多い上級グレードの20Gの4WD車。人気装備のサンルーフが標準装備になっているのが特徴です。

誰にもわかる高級イメージなら。メルセデス・ベンツ GLA

メルセデス・ベンツ GLA

全長約4.4mというサイズにもかかわらず、高級なオーラを放つのがメルセデス・ベンツでもっとも小さいGLAクラスです。

メルセデス・ベンツブランド5番目のSUVとして2014年に登場した初代GLAクラスは、ブランド初のFF(前輪駆動)ベースのエントリーモデルです。

全長4,430mm×全幅1,805mm×全幅1,505mmという都市部に多く存在する立体駐車場にも入庫可能なサイズにのボディに、可変トルク配分型四輪駆動システム「4MATIC」など35年以上わたるメルセデス・ベンツのSUV開発の歴史の中で蓄積したノウハウを凝縮しています。

2014年登場と新しいモデルなので、運転支援システムも充実。自動緊急ブレーキで追突を回避または被害軽減を効果的にサポートする「CPAプラス(緊急ブレーキ機能)をはじめ、車間距離を適切に維持するとともに、先行車が停止した場合は、減速して停止する渋滞追従機能を備えた「ディストロニック・プラス」などを搭載しています。

初代GLAクラスに搭載されているパワートレインは、1.6L直列4気筒ガソリンターボエンジンをはじめ、2.0L直列4気筒ガソリンターボエンジン。さらに当時量産4気筒ターボエンジンとして世界一パワフルだった最高出力381ps/最大トルク475Nmをそれぞれ発生するAMGが手掛けた2.0L直列4気筒ガソリンターボを搭載していました。

トランスミッションは、全車7速AT(DCT)で、駆動方式は1.6Lエンジン搭載車が2WD(FF)、2Lエンジン搭載車が4WD(4MATIC)となっていました。

初代メルセデス・ベンツ GLAクラスの中古車価格帯は約88万〜約450万円と幅広くなっていますが、これは上位にハイパフォーマンスモデルのAMG GLA45 4MATICをラインアップしていたためで、AMGモデルを除くと上限は300万円あたりになります。

GLAクラスのオススメはGLA180

2WDモデルですが、都市部に住んでいて街乗り中心という人であれば十分満足できますし、Cd値0.29という高いエアロダイナミクスの美しい外観デザインは、年式が進んでも色褪せることもないでしょう。

レクサス RX 2012

愛車に高級感を求めた場合、新車はかなり高額で手が出ないという方でも、中古車に目を向けてみると、いろいろなサイズの高級感のあるSUVが見つかります。

なかでもオススメしたいのは、レクサスの初代RXです。

フロントグリルにレクサスのアイコンともなっているスピンドルグリルが採用されたのは、モデル途中の2012年からで現在に比べると控えめな印象ですが、その他の意匠は十分に高級感のあるものです。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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