100万円以下のSUV。おすすめ5選
車高が高く、運転席から見下ろすように運転できるSUV。アウトドアスポーツを楽しむ若者から、お子さんの大きなファミリーまで、幅広く人気のクルマです。
車体が大きく人気のモデルも多いので予算が100万円ですと、少し厳しいかなという印象もありますが、探せば100万円の予算でもいろいろと見つかります。
ファミリーカーとしても人気のSUV
SUV(スポーツユーティリティビークル)は、もともとはしご型のフレームを持つ、アメリカで人気のピックアップトラックのようなスタイルの自動車のことでした。
もともとはスキーやサーフィンなど、おおきな荷物を積むことのできる荷室と、大人4人が乗れる室内、さらに雪道や未舗装路などの悪路を走れる性能が魅力で、1990年代にブームになりました。
その後、しばらく沈静化していたSUVですが、2000年代になるとトヨタ ハリアーやBMW X5といったモノコックボディのSUV=いわゆるクロスオーバーSUVが登場し、人気が再燃します。
運転席が高いので運転がしやすくて、多くのものが乗せられるのでファミリーカーとしても使える広さと性能を持ったクロスオーバーSUVは、以前の四輪駆動車よりもおしゃれで、内装も乗用車とかわりなくなっていたことから、街乗り用として購入するユーザーが増えました。
もちろん、旅行やキャンプをよく楽しむ人にも愛好者が多く、大きな荷物を乗せられるので、アウトドア派にも重宝されています。
車体が大きく人気の高い車種が多いので、価格が高めになりがちですが、100万円の予算があれば、十分に手が届きます。
トヨタであれば2代目ハリアーやヴァンガード、日産ならエクストレイルやデュアリス、さらにマツダ CX-5、三菱 アウトランダー、スバル フォレスターといったSUVがターゲットです。
状態は、ミドルクラスなら走行距離が10万キロ前後、コンパクトクラスなら5万キロ以上から10万キロ程度までで、5年から10年落ちという個体が多くなっています。
100万円以下のおすすめSUV
トヨタ ヴァンガード
トヨタ ヴァンガードは、2007年から2013年まで販売されたミドルクラスSUVです。
2代目ハリアーやクルーガーの後継モデルにあたり、本革とアルカンターラを組み合わせたシート表皮を設定するなど高級路線で企画されました。
室内は2列シートの5人乗りのほか、補助的なサードシートを備えた7人乗りを設定。
搭載エンジンは、2.4L直4と3.5L V6というもので、駆動方式は当初アクテイブトルクコントロールやESC、ヒルスタートアシストコントロールを備えた4WDのみで、後に2WDが追加されました。
日産 デュアリス
ヨーロッパで開発を行った日産のミドルサイズSUVがデュアリスです。発売は2007年ですが、スリークなデザインのエクステリアは、現代でも通用するまとまりの良さを持っています。
ボディは、ハッチバックとSUVのクロスオーバーとすることで、コンパクトハッチバックの、取り回しが良く軽快感あるドライブフィールと、SUVとして充分な室内空間による居住性の高さとを両立するなど、現代のクロスオーバーSUVの基本的な考え方でまとめられています。
搭載エンジンは、2.0Lの直列4気筒のみ。駆動方式はFFとフルタイム4WDがありました。
当時はミドルクラスとして販売されていましたが、全長4,315mm×全幅1,780mm×全高1,615mmのボディは、現代であればコンパクトSUVクラス。サイズの面でも魅力のある1台です。
日産 エクストレイル(2代目・T31)
デュアリスの上位機種として販売されていたモデルが、2代目の日産 エクストレイルです。
スクエアでクロスカントリーの雰囲気を残すボディに、防水シートを標準装備した室内で、アウトドアレジャーを楽しむユーザーを中心に人気となりました。
2.0Lと2.5Lガソリンのほかに2.0Lディーゼルも用意されたパワートレーンは、駆動方式にFFと4WDを用意。トランスミッションもATのほかにMTをラインナップするなど、さまざまなユーザーにマッチするラインナップも魅力でした。
マツダ CX-5(初代 KE系)
現在のマツダSUVの礎ともいえるモデルが初代CX-5です。SKYACTIVテクノロジーと魂動デザインを全面的に取り入れたはじめてのモデルで、2012年に発売されました。
搭載エンジンは2.0Lガソリンと2.2Lのクリーンディーゼルを用意。このディーゼルエンジンは、同社のガソリン車と同じ14:1という圧縮比を実現したことで、ディーゼル特有の低回転から発生する高トルクを犠牲にすることなく、低燃費と高回転化に成功して注目を集めました。
前出の3台よりも年式が新しいので、安全技術に関しても進化していることがポイントです。
スバル インプレッサXV
より新しい車種を求める方には、新車価格の安価なコンパクトクラスのSUVがおすすめです。
なかでもスバル インプレッサXVは、2012年から2017年の販売で古さを感じさせません。
インプレッサXVの魅力は、コンパクトな車体と水平対向エンジン、さらにフルタイム4WDというパッケージにありますが、さらに都市部に多い機械式駐車場(立体駐車場)でも使えるよう1,550mmにとどめた全高もポイントです。
運転支援システムのEye Sight(アイサイト)Ver.2も装備され、安全性もバッチリです。
SUVは人気車種ではありますが、そのデメリットは、燃費のいいクルマとは言い難いことです。また、象徴ともいえる大きなタイヤも値段が高いです。そのため、購入時には考えていなかったが、タイヤの交換をするときに想像以上にお金がかかることに驚くという人は多いようです。
SUVを購入するときは維持費やタイヤの交換費用のことも考えて購入しましょう。