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トヨタ・ノアにかかる維持費はいくら?費用内訳を解説!

トヨタ ノア 3代目 特別仕様車

トヨタ・ノアは、日本市場においてファミリーカーの定番となっているミニバンの人気の高い車種です。兄弟車のヴォクシーを加えた2022年の年間の新車販売台数は、11万3058台となりヤリス、カローラに次ぐ第3位となります。

子育て世代に人気のノアですが、クルマ以外に様々な費用が発生する子育て世代にとって、クルマにかかる維持費は気になるところです。

今回はノアにかかる維持費の内訳を紹介し、購入を考えている方におすすめのモデルの選び方などを解説していきます。

Chapter
トヨタ・ノアとはどんな車?
新車と中古車の維持費に違いはあるの?
ノアにかかる維持費はこの6つ!
ノアにかかる税金に軽減措置はある?
中古車のノアを選ぶなら2WDがおすすめ

トヨタ・ノアとはどんな車?

トヨタ ノア 3代目 特別仕様車

初代ノアは2001年~2007年に販売されました。新設計のプラットフォームを採用し、このクラスでは普通になっていたFF(前輪駆動)の駆動方式を採用しました。

搭載しているエンジンは2L直列4気筒DOHCの1種類で、組み合わされるトランスミッションは前期型が4速AT、2004年のマイナーチェンジでCVTに変更されました。また、この時に2列シート仕様5人乗りのYYグレードを追加しています。

2代目のノアは2007年~2014年に販売されました。プラットフォームは先代モデルのキャリーオーバーでしたが、上級グレードにはバルブマチックと呼ばれる新機構を採用した2L直列4気筒エンジンを搭載し、燃費性能を向上させています。

5ナンバーサイズのボディが基本となっていますが、SiとSはフロントフェンダーやエアロパーツを装着し、3ナンバーサイズとなっています。2010年のマイナーチェンジで、バルブマチックを採用したエンジンを全グレードに拡大。そして7速スポーツシーケンシャルシフトマチックを全車標準装備としました。

また、G’sと呼ばれるコンプリートモデルを設定。専用のエアロパーツやシャシーパーツを装着し、走行性能に磨きを掛けたモデルとなっています。

トヨタ ノア 3代目

2014年1月に3代目となる旧型ノアが登場。新開発の低床フラットフロアを採用することで、リアステップの低さはライバルを上回っています。さらにクラストップレベルの広々空間やノンステップによる子供・高齢者にも優しい乗降性、使い勝手の良い荷室を実現しています。

搭載するパワートレインは、2L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTに加えて、WLTCモード燃費で19.0km/Lを実現した1.8L直4エンジン+モーターの本格ハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は2Lガソリン車が2WDと4WD。ハイブリッド車は2WDのみとなっています。先代モデル同様にガソリン車には3ナンバーサイズのエアロモデルを設定しているのが特徴。

2016年1月に一部改良を行い、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を採用。また、ハイブリッド車に3ナンバーサイズのエアロモデルを追加しました。

2017年7月にマイナーチェンジを行い、外観の変更に加えて、ボディ剛性の見直しやショックアブソーバーの改良により静粛性や乗り心地を向上。インテリアでは、センターコンソールボックスや助手席シートバックテーブル、充電用USB端子など使い勝手の良い室内装備を充実させると同時にスライドドアにシールを追加し遮音性を向上させて、質感の高さを追求しました。

そして、2019年1月の一部改良では、搭載している衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が、昼間の歩行者も検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)を採用。また、駐車場などでのアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与する先進の安全機能「インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]」を新たに設定するなど安全性を向上させています。

トヨタ ノア ダッシュボード

2022年1月にフルモデルチェンジを行い、4代目となる現行型ノアが登場。みんなでやりたいことを詰め込んで出かけたくなる「より快適に」「より便利に」「より安心な」ミニバンに進化しました。

クルマの骨格となるプラットフォームには、トヨタのクルマ構造改革であるTNGAプラットフォーム(GA-C)を採用。このプラットフォームの採用によって全車3ナンバーサイズとなっています。グレード構成ですがノアは従来どおり、標準車とエアロモデルの2種類設定しています。

搭載するパワートレインは2種類。最高出力170ps、最大トルク202Nmを発生する高い熱効率を実現した2L直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+CVT。このCVTはマニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる10速シーケンシャルシフトマチックを設定しています。もう一つが1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドシステム。全ての電動モジュールを刷新。モーター・バッテリーの高出力化とシステムの高効率化した新世代のハイブリッドシステムとなっています。

駆動方式はガソリン車に加えてハイブリッド車にも待望の4WDを設定。燃費性能は、ガソリン車が14.3~15.1km/L。ハイブリッド車は22.0~23.4km/Lとクラストップレベルです。

運転支援システムは、機能向上した最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備しています。トヨタ車初搭載となる、「プロアクティブドライビングアシスト」をはじめ、高度運転支援技術「トヨタチームメイト」では、「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」を採用しています。さらに、安心・便利なコネクティッドサービス、T-Connectオプションサービスも提供されます。

基本性能も充実していて、7人乗り仕様車のセカンドシートには、キャプテンシートを採用。クラス初となるオットマン機構とシートヒーターに加え、折りたたみ式大型サイドテーブルなどを装備しました8人乗り仕様車のセカンドシートには、3人掛けベンチシートタイプの6:4分割チップアップシートを採用しています。

現在、新車で販売されているグレードは、ガソリン車、ハイブリッド車ともに標準車がX、G、Z。そしてエアログレードがS-G、S-Zのそれぞれ5グレードを用意。乗車定員は7人乗りに加えて、X、GそしてS-Gは8人乗りも設定。またハイブリッド車の7人乗りとガソリン車全グレードに4WD車を用意しています。

新車と中古車の維持費に違いはあるの?

トヨタ ノア

ノアを購入する際、初期費用をできるだけ抑えたいという場合は、新車ではなく中古車の購入を検討することもあるでしょう。ただ、購入後にかかる維持費にも新車・中古車で差があるのか?と気になる方は多いのではないでしょうか。

基本的には、購入するのが新車でも中古車でも必要となる維持費は変わりません。影響があると言えるのは選ぶグレードごとの燃費性能や、必要に応じて加入する自動車保険料、駐車場代などが主で、車によってではなく人によってかかる維持費が変わると言えます。

ただし、年式の進んだ中古車を選ぶ場合には自動車税(種別割)とメンテナンス代に影響があるかもしれません。

新車登録から13年以上が経過した車に対しては、自動車税(種別割)が約15%増税となります。また、車両の重さと登録からの経過年数で税額が決まる自動車重量税も、登録から13年経過後に税率が約40%増税となります。18年経過後はさらに約10%の増税となりますので、かなりの税負担を感じると思います。

ノアの場合、年式の進んだ初代や2代目モデルの中古車を購入する場合、自動車税や自動車重量税の増税の対象となります

また、中古車は年式や走行距離に応じて劣化が進んでいる場合があり、その修理代やメンテナンス費用が余分にかかる可能性があります。

ノアにかかる維持費はこの6つ!

トヨタ ノア 3代目

ここからはノアにかかる維持費について、その内訳とそれぞれにかかる具体的な費用を紹介していきます。

新車・中古車に関わらず、ノアの購入を検討している方は、今後どのくらいの維持費がかかるのかの参考にご覧ください。

1:税金

2023年2月現在、ノアにかかる税金は自動車税(種別割)、環境性能割、自動車重量税そして消費税です。これらの税金には、車の性能に応じて軽減措置が用意されているものもあります(具体的な内容については後ほど紹介します)。


■自動車税(種別割)
自動車税(種別割)は車の排気量に応じてかけられる税金です。排気量が大きくなると税金もかなり高額になります。現行型ノアは1.8Lと2Lがありますので、3万6000円となっています。また、旧型ノアも1.8Lと2Lですが、2019年9月30日以前に登録したクルマは3万9500円、2019年10月1日以降だと3万6000円と異なります。

ちなみに、この税金は4月1日時点の軽自動車の所有者に支払いが義務づけられており、各市町村から毎年納税通知書が届きます。 納付期限は5月末日。公共料金と同じように、銀行や郵便局などの金融機関、コンビニなどで支払うことができるので、忘れずに納付しましょう。

■自動車重量税
自動車重量税は、その名の通り車の重量に応じて課税される税金です。新車登録時に3年分の税金をまとめて支払うほか、2年ごとの車検時(新車登録後初めての車検時は3年後)にも2年分をまとめて払います。
現行型ノアの場合、車両重量は1.5t~2tクラスなので、新車登録時に4万9200円を、その後の車検時には毎回3万2800円がかかります。しかし、グレードによってはエコカー減税が適用され免税となるモデルもあります。

また先述したとおり、新車登録から13年、18年以上が経った車両は自動車重量税が増加します。

■環境性能割
廃止された自動車取得税に代わり、2019年10月1日より、「環境性能割」という新たな税金が課されるようになりました。 環境性能割は、車の燃費性能等に応じて、取得したときに課税される税金です。電気自動車や燃料電池車、プラグインハイブリッド車は非課税となります。また、中古車などで取得価格が50万円以下の場合は課税されません。

現行型ノア 2.0S-Z 2WD車7人乗り(車両本体価格332万円)を購入した際の環境性能割は8万1400円となります。また、車両本体価格389万円のハイブリッドS-Z 7人乗りは、免税のため0円となります。

■消費税
日本国内で車だけでなく、モノやサービスを購入すると課税されるのが消費税です。2023年2月現在の税率は10%で、車の場合車両本体価格に消費税が含まれて提示されています。また、車の購入にあたって福祉車両はオプションや付属品の一部を除き非課税の対象となります。

2:車検代

車検は、新車登録から3年後、それ以降は2年に1度受ける義務がある定期点検です。これを受けないと公道を走ることはできず、また法律で厳しく罰せられます。
車検を受ける際は、主に法定費用と車検基本料が車検代として必要となります。

■法定費用
法定費用は、先述した自動車重量税に加えて自賠責保険料、印紙代(検査手数料)を合わせた費用です。これらは国や自治体に納めるもので、どの業者で車検を受けても同じ費用がかかります。

自賠責保険は、車を所有し運転する全ての人に加入が義務付けられている保険で、かかる費用はどの保険会社で契約しても同じです。
印紙代は基本的に1,100円が必要となります。ただし、認定工場で車検を受けた場合は証紙代も必要となるため、その分100~700円が上乗せとなる場合があります。

■車検基本料
車検基本料は、点検費用、整備費用、代行手数料など合わせた費用です。これは車検業者に対して支払うもので、業者ごとに価格設定が異なるため、維持費を安く抑えたいなら見積もりをとって比較した上で業者を選ぶのがおすすめです。

傾向としてディーラーはやや高めで、ガソリンスタンドや車検専門店、カー用品店などであれば比較的安く車検を受けられる場合が多いようです。

3:ガソリン代

最近はガソリン価格がかなり高騰しているので、ガソリン代はできるだけ安く抑えたい維持費の一つです。
そこで注目したいのは燃費性能。現行型ノアは搭載しているパワートレインによる差が大きくなっています。

最新のWLTCモード燃費を見てみると、2Lガソリン車は14.3~15.1km/L、ハイブリッド車は22.0~23.4km/Lと、ハイブリッド車の低燃費が光ります。主なユーザー層を考えると、使用用途は日常の送り迎えや買い物などの街乗りがメインとなるため降雪地域でなければ、より燃費の良い2WDモデルを選んだほうが良いでしょう。

燃費性能は断然ハイブリッド車のほうが優れていますが、新車価格に大きな差があります。その差を取り戻すためには、相当な走行距離が必要となります。街乗り中心というのであれば、ガソリン車のほうがトータルコストは安く抑えられます。

4:自動車保険料

自動車保険には、全運転者に加入が義務づけられている「自賠責保険」と、任意で好みの補償を選び加入する「任意保険」の2種類があります。

■自賠責保険
車検の項目でも先述した通り、自賠責保険は車を運転する全ての人に加入が義務付けられている保険です。1か月単位で契約期間を選ぶことができ、かかる保険料もそれに伴って変わりますが、車検時に更新手続きを行うため新車購入時には37か月契約を選択する方がほとんどです。

■任意保険
自賠責保険で補償されるのは対人補償のみで、相手や自分の車、建物などに対しては保険金が1円も支払われません。また、補償される金額も最高で4,000万円までで、事故の内容によっては賠償金額がそれ以上かかる場合もあり、自賠責保険だけでは十分な補償とは決して言えません。
そこで、各保険会社が任意で加入できる様々な保険(任意保険)を用意しています。

任意保険にかかる費用は、補償内容や運転者の条件・年齢・人数、車種などによって変動します。そのため、同じ保険であっても運転する人や家族構成によって保険料は大きく異なる場合があります。
できるだけかかる費用を抑えたいなら、各保険商品の内容や保険料を比較した上で気に入ったものを選ぶようにしましょう。

5:メンテナンス代

車に長く乗るためには、定期的なメンテナンスが必要です。車が好きな方であれば自分でできるメンテナンスもありますが、女性の場合はなかなか自分で行うのは難しい…という場合が多いでしょう。そのため、基本的には専門店に頼むのが安心ですしおすすめです。

定期的に行う必要があるのは、エンジンオイル交換、タイヤ交換、バッテリー交換など。身近なところではガソリンスタンドでも頼むことができますが、店ごとに価格設定は大きく異なるため、必ず複数のお店を比較して検討しましょう。
もちろん、自分で部品を調達して交換すればより安くすませることができます。車の取扱説明書に手順が記されていますので、家族と一緒にチャレンジしてみるのも良いですね。自身の知識や力量に応じて、お店とセルフメンテナンスを使い分けてみてください。

また、車検の際にも合わせて不具合のある箇所を点検してもらえるので、合わせて修理を依頼することも可能です。

6:駐車場代

持ち家の場合はあまり必要ありませんが、賃貸物件に住んでいる方や駐車場がない都市部などでは、駐車場代もかかってきます。
価格設定はお住まいの地域ごとに大きく異なるため、周辺の駐車場の料金を確認した上で維持費の計算をしてみましょう。

ノアにかかる税金に軽減措置はある?

トヨタ ノア ウェルキャブ

2023年2月現在、車に関する税金に対してはいくつかの軽減措置が用意されています。

ここからは、ノアで適用されている減税措置の対象となるグレードはどれかを詳しく紹介していきます。

■グリーン化特例について
グリーン化特例とは、環境負荷の少ない自動車の開発や普及を進めるために、燃費性能および排出ガス量が優良な自動車に対して自動車税(種別割)・軽自動車税(種別割)の税率を軽減する仕組みです。

■環境性能割について
環境性能割は、新車・中古車に関係なく車を購入した際にかかり、車の燃費性能に応じた税率が課せられる税金です。かつての自動車取得税に代わって新たに導入されました。

令和元年10月1日~令和3年12月31日までの間に取得した自家用乗用車については、自動車税環境性能割の税率をそれぞれ1%軽減する措置が取られています。

■エコカー減税について
エコカー減税は、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて自動車重量税を免税・軽減する仕組みです。

現行型ノアはいずれの軽減措置にも対応しています。なかでもハイブリッド車は高い環境性能によって自動車税種別割、自動車税環境性能割、自動車重量税が免税となります。

中古車のノアを選ぶなら2WDがおすすめ

トヨタ ノア ヴォクシー 4代目 走行シーン

ここまでノアにかかる維持費について、項目ごとに紹介してきました。
税金やほとんどの項目でかかる金額は、新車・中古車どちらを購入しても、またどのグレードを選んでもほぼ同じとなっています。

できるだけ日々かかる費用を抑えたいのであれば、やはり一番注目すべきなのは燃費でしょう。ガソリン価格が高騰している今、できるだけ燃料にかかる費用を抑えるなら、燃費性能がより良いハイブリッド車がオススメです。

新車の場合、ガソリン車とハイブリッド車の価格差は大きいですが、中古車になるとその差はかなり縮まります。中古車で旧型ノアを購入する場合は、ハイブリッド車が狙い目と言えます。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

1970年生まれ。10代後半で走り屋デビューし、大学在学中に中古車情報誌の編集部にアルバイトとして加入。1995年より編集部員として編集作業に本格的に携わる。中古車の流通、販売店に精通し、「中古車相場師」として活動。2006年からフリーランスの編集者となり、中古車だけでなく、現在は日本で最も多くの広報車両を借り出して取材を行い、新車でもユーザー視点のバイヤーズガイドを中心に、人気車種の動向や流行りの装備の価値評価などを加味した、総合的に買いのクルマ・グレードの紹介をモットーとしている。

萩原 文博|はぎはら ふみひろ

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