トヨタ・ノアの中古車相場はいくら?狙い目モデルとおすすめの選び方を解説
数ある国産ミニバンのラインアップの中でも、シンプルかつ確実な機能性を持ち幅広いユーザーの支持を集めているのがトヨタ・ノア。2022年には新型となる4代目モデルの発売が予定されており、中古車価格相場の変動が予想されます。
今回は、車選びドットコムに掲載されているトヨタ・ノアの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なノアの中古車を紹介していきます。
- Chapter
- トヨタ・ノアとはどんな車?
- 価格と年式から見た、おすすめのノア中古車
- 年式と走行距離から見た、おすすめのノア中古車
- カラーリングで選ぶ、ノアの狙い目中古車
- 新型発表後、3代目モデルも値下がり?
トヨタ・ノアとはどんな車?

初代ノアは2001年11月に登場。後輪駆動の方式をとっていたタウンエースノア・ライトエースノアを前身に持ち、これを前輪駆動(FF)方式に転換して低床化したことで、乗降性や積載性が格段に向上しました。
兄弟車としてはヴォクシー、エスクァイアがラインアップされていますが、ノアはこの中でもシンプルで乗る人を選ばないデザイン。
2021年12月現在、エントリーモデルの価格も2,556,400円からと比較的手が出しやすく、日本の狭い道路・駐車場にも対応しやすい5ナンバーサイズであることも相まって、多くのファミリー層の人気を集めるミニバンの一つとなりました。
なお、ノアは2022年1月に新型モデルが登場することがアナウンスされており、現在では新車生産のオーダーはストップ、在庫限りの販売となっています。
価格と年式から見た、おすすめのノア中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のノアの中古車を紹介していきます。
2021年12月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2021年12月28日時点の情報)
出典:ノア(トヨタ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
2020年式なら300万円以下で狙える
高年式のノアの中古車を探すなら、現行型モデル末期にあたる2021年式か2020年式が選択肢。新しい車両ということで中古車価格も高めですが、300万円以下の予算で選ぶなら2020年式がおすすめです。
2021年式でも同予算の車両を見つけることはできますが、より在庫が豊富なのは2020年式となっています。
この年式であれば走行距離2万km以下のものも多く、状態の良さも申し分なしでしょう。
2018・2019年式は240万円台でも見つけやすい
予算をもう少し下げて、250万円以下の中古車を選びたいのであれば、2018・2019年式が選択肢となります。
高年式のモデルと比べて中古車相場価格は下がっているのが特徴で、中には100万円台となっているものも見つかりますが、人気のハイブリッド車や特別仕様車などを選びたいのであれば240万円台からがおすすめ。
この年式において大きなモデルチェンジは行われていませんが、2019年1月の一部改良では衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」に含まれる機能が追加されており、より安全性が高められています。
2017年式は200万円以下の車両も豊富
更に予算を下げた200万円以下の車両を探すのであれば、2017年式もおすすめの選択肢。
この年式なら190万円台でも、ハイブリッド車や特別仕様車「2.0 Si W×B」などの人気モデルが見つけられます。また予算に余裕があれば、高年式のモデルよりも安い価格で上級グレードを選択することも可能です。
現行型の3代目ノアは2017年7月にマイナーチェンジが行われており、デサインや装備が充実しています。
安全装備としては衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」が用意されているので、同機能を搭載する中古車を選択するのが良いでしょう。
年式と走行距離から見た、おすすめのノア中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のノアの中古車を紹介していきます。
2021年12月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。(※上記画像は2021年12月28日時点の情報)
出典:ノア(トヨタ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
登録済み未使用車を狙うなら2021年式
走行距離が100km未満で、登録済み未使用車のような新品同様の車を探すのであれば、選択肢は2021年式のみ。
価格帯は、2.0Xグレードなら安いものであれば220万円前後から探すことが可能。予算が260万円ほどになると2.0 Si W×B Ⅲも選択肢に加わります。
ハイブリッド車は需要の高さもあり在庫数は少ないですが、350〜400万円ほどで販売されることが多くなっています。
2020年式なら走行距離1万km未満の車両も豊富
できるだけ走行距離が浅い中古車を選びたいという方は、2020年式もおすすめの選択肢。100km未満ほど短い車両はありませんが、1万km未満の車両が最も豊富となっています。
価格帯は230万円から選べますが、260万円未満の車両はあまり多くありません。ハイブリッド車は290〜320万円台から見つけることができるので、高年式のハイブリッドを選びたいなら要チェックです。
2017〜2019年式・1〜2万kmなら価格もこなれる
走行距離が1〜2万kmであれば、中古車として購入しても十分長く乗れ、上記で紹介した中古車よりも更にお値打ちに購入することができます。
2020年式を選択する場合は、1〜2万kmでも比較的走行距離が長い車両となるため、同年式の中では安く購入しやすくなっています。
また、2017〜2019年式であれば在庫数が多くなり、多くの選択肢の中から気になる一台を選びやすいのでおすすめ。価格帯は170万円前後から300万円までと幅広く、ハイブリッド車も250万円から見つかるなどかなりお値打ちです。
カラーリングで選ぶ、ノアの狙い目中古車
最後に、本体色の系統ごとにノアのおすすめ中古車を紹介していきます。
現行型(3代目)ノアでは全7色のボディカラーを用意。シンプルなボディに合わせ、シックなモノクロカラーが豊富に用意されているのが特徴です。
車選びドットコムでは本体色から中古車を検索できるので、お気に入りの色のノアを探してみましょう。
流通量が多く、中古車も探しやすいブラック

ブラックは車の定番カラーで人気が高く、現行型ノアにおいては全グレードで選択可能な標準カラーということもあって、流通している車両数が多いのが特徴です。
2021年12月現在、車選びドットコムでは548台の車両が掲載されています。
ノアは内装もブラックを基調としたカラーとなっているので、ブラックのボディカラーを選ぶとより統一感がありスタイリッシュな印象になります。
洗練された印象のホワイトパール

ブラックとともに、車の定番カラーであり幅広い世代の人気を集めているのがホワイト系のカラー。現行型のノアにおいてはパールが入ったホワイトのカラーが2色、どちらも+33,000円の有償色として用意されています。
用意されているのは「ホワイトパールクリスタルシャイン」と「ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク」の2色。
前者は真珠のようななめらかなカラーで、後者はガラスフレークによって光が当たると煌めきを見せるニュアンスがプラスされています。
2021年12月現在、車選びドットコムに掲載されているホワイトパールの車両は272台。
なお、過去にはパールが入っていない純粋なホワイトカラーも用意されており、こちらは中古車でも83台が掲載されています。
台数は少ないが、大人っぽい印象の個性派カラーも用意

ノアのボディカラーとして用意されているカラーはモノクロが多いですが、中には個性的な大人っぽいものも用意されています。
中古車の中でも比較的見つけやすいのがパープル系の車両。2021年12月現在、車選びドットコムでは53台の車両が掲載されています。
現行型ノアでは「ボルドーマイカメタリック」を選択でき、こちらは無償で選ぶことが可能です。
新型発表後、3代目モデルも値下がり?

2022年1月には新型となる4代目モデルの発表が予告されているトヨタ・ノア。
一般的に、フルモデルチェンジやマイナーチェンジが発表・発売されると先代モデルの中古車価格は値下がりする傾向にあるため、現行型(3代目)ノアも現在よりお値打ちに購入しやすくなる可能性が高いと言えます。
若いファミリー層に人気が高いノアは中古車の需要も高く、市場にも多くの車両が出回っていますので、新型発表を待って中古車の購入を検討するのがおすすめです。