スズキ・ハスラーの中古車の価格相場はいくら?狙い目モデルと選び方を解説
ハイトワゴンのワゴンRをベースに、窮屈感のない室内と積載容量も上々なスズキ・ハスラーは、その生活感の少ないスタイリングにも注目が集まる一台です。
今回は、車選びドットコムに掲載されているスズキ・ハスラーの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なハスラーの中古車を紹介していきます。
スズキ・ハスラーとはどんな車?

初代ハスラーは、軽ワゴンタイプの乗用車とSUVを融合させた、新しいジャンルの新型軽乗用車として2014年1月に発売されました。
広い室内空間と軽自動車に求められやすい日常の使い回しの良さに加えて、アウトドアなどで悪路走行をすることが多いユーザー向けに開発されており、「アクティブなライフスタイルに似合う軽クロスオーバー」がコンセプトとなっています。
その後、2020年に発売された2代目は、乗り心地を改善、荷室側からも楽に操作できる後席スライド機構を追加、荷室下に防汚タイプの床下収納を備えるなど、利便性をさらに向上させました。
アクティブな使い回しに対応しつつ、日常使いでも馴染みやすいデザインが特徴で、普段の生活からレジャーまで幅広く使いたい方におすすめな車種です。
価格と年式から見た、おすすめのハスラー中古車

まずは、「年式と価格相場」から見た狙い目のハスラーの中古車を紹介していきます。
2022年3月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます。(※上記画像は2022年3月31日時点の情報)
出典:ハスラー(スズキ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
高年式の現行モデルは在庫が豊富
車選びドットコムに掲載中のハスラー中古車においては、2020年〜2022年式の高年式車両が豊富に揃っています。ただ、走りも安全性能も向上した2代目ハスラーが2020年に販売開始されたこともあり、価格帯は新車価格に近いものも多いようです。
1年落ちの2021年式だけでも355台の在庫があり、車両のグレードや状態も様々なものがあるので、本体価格は100万円以上から200万円近くするものまで幅広くあります。
また、2021〜2022年式で特に在庫が集中している175万円以上の車両は、主に特別仕様車「J STYLE(Jスタイル)」の4WDが大半を占めているため、特別仕様モデルの四駆を検討している方には豊富な種類の中から気に入る1台を選べるチャンスでしょう。
通常グレードのHYBRID Gを選ぶなら110万円前後から、HYBRID Xを選ぶなら135万円前後から掲載されているので、新車よりも多少安く手に入れることが可能です。
初代モデルは2018年式が狙い目
ハスラーは、初代モデルから先進安全装備を備えており、JC08モードで29.2km/Lに達するほど燃費も良好なため、高年式にこだわらなければ初代モデルの購入も視野に入れてみてください。
その中でも年式が新しい、2018年式の135万円〜140万円と125万円〜130万円の価格帯は、在庫も豊富で特別仕様車にも手が届くためおすすめです。
100万円以下をお求めなら2017年式がおすすめ!
価格帯を100万円以下で探している方には、2017年式がおすすめです。初代モデルではあるものの、比較的高年式でかつ在庫も豊富にあります。
2018年式の同じ価格帯だと一気に在庫が少なくなり、また2016年式も在庫が少なくなるため、狙い目と言えるでしょう。
また、少し金額アップして105万円程度まで価格を設定できれば、さらに選べる幅が広がります。
年式と走行距離から見た、おすすめのハスラー中古車

続いて、「年式と走行距離」から狙い目のハスラーの中古車を紹介していきます。
2022年3月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。(※上記画像は2022年3月31日時点の情報)
出典:ハスラー(スズキ)の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム(車選び.com)】
最新の2022年式はすべて走行距離100km未満で状態良好
2022年式はどの車両もすべて走行距離が100km未満となっており、ラインアップを見ると、登録済み未使用車も充実していて、状態の良い車両が豊富に販売されていることがわかります。
中には本体価格110万円以下で販売されている車や124万円で販売されている新車もあるため、状態が良いだけでなく、お手頃な高年式の車両を見つけることができるでしょう。
2代目モデルなら走行距離100km未満が断然お得
2021年式は走行距離100km未満の在庫車両数が192台と1番多く、様々な選択肢から選ぶことが可能です。
価格帯の幅で見ると、2022年式とそこまで大きく変わりませんが、110〜120万円のラインアップが2022年式と比べて一気に広がるため、狙い目と言えます。
また、同じ2代目モデルの中古車から選ぶ場合は2020年式も視野に入れる方が多いでしょうが、2020年式と2021年式の同じ走行距離帯の車両本体価格を比べてみると、価格帯はほぼ変わりません。そのため、より高年式の2021年式の方が状態と価格のバランスが良いおすすめの車両と言えます。
走行距離2万kmが価格の分かれ目
初代モデル(2019年式以前)の中古車を見ると、走行距離が1万km未満である車両が急減し、ほとんどが1万km以上走った車両となるため、新品同様と言える車を探すのは難しくなります。
価格帯は2代目モデルの中古車と比べて当然安くなりますが、中でも走行距離が2万km以上となると、本体価格が100万円を切る車両も増えてきます。
予算100万円でできるだけ年式・走行距離が浅い車両もチェックしたい方は、2019年式かつ走行距離が2万〜3万kmの中古車がおすすめです。
価格は抑えつつ、状態の良さも重視したい方は、走行距離1万〜2万kmの車両もチェックしてみると良いでしょう。
ハスラーは高年式かつ走行距離が少ない車両がおすすめ!

2020年発売の2代目モデルが現行のハスラーは、中古車市場のタマ数もかなり豊富で、価格もお手頃なものから少し高めのものまで幅広く出回っています。
もちろん、価格で考えると100万円以下の在庫が豊富な初代モデルを第一候補にと考えがちですが、高年式でかつ状態が良い在庫が豊富な2代目モデルもチェックしておくことをおすすめします。
また中古車を選ぶ際には、年式重視なのか、価格(予算)重視なのかによっても、おすすめの選択肢が変わってきます。まずは"求めるクルマ像"をイメージしてみると、スムーズに好みの一台が見つかるかもしれません。