トヨタ・アクアの買取相場はいくら?査定額をアップさせるコツやポイントを紹介

トヨタを代表するハイブリッドカーの一つとして知られるのがトヨタ・アクア。2021年7月には初めてフルモデルチェンジが行われ、2代目モデルが登場しました。
新型登場を機に、先代アクアの売却を検討している方も多いでしょう。本記事では、2021年12月時点でのアクアの平均買取相場や、年式別、走行距離別の買取相場を紹介していきます。
- Chapter
- トヨタ・アクアとはどんな車?
- アクアの中古車の平均買取価格相場
- 年式別で見る、アクア中古車の買取価格相場
- 走行距離別で見る、アクア中古車の買取価格相場
- 先代モデルはタイミングを見つつ、早めの買取がおすすめ
トヨタ・アクアとはどんな車?

トヨタ・アクアは、街中でも取り回しがしやすい5ナンバーサイズのハイブリッドカー。
かつては初代プリウスがそのポジションでしたが、モデルチェンジに伴いサイズ変更したことで空席になったところを、2011年に登場した初代アクアが埋める形となりました。
その特徴はなんと言っても圧倒的な燃費性能です。
2021年7月に登場した2代目モデルでは、最高でWLTCモード燃費35.8km/L(B 2WD)を記録するなど、世界トップレベルの低燃費を実現している一台となっています。
また、ハイブリッドカーでありながら200万円ほどで購入できる価格帯も魅力。
購入費用と維持費の両面から見ても経済的ということから、2020年1月の新成人に対する「新成人のカーライフ意識調査」の調査結果では新成人が欲しい車第1位としてアクアがランクインするなど、若者にも支持を得ていることが分かります。
出典:ソニー損保、「2020年 新成人のカーライフ意識調査」 | リサーチレポート
アクアの中古車の平均買取価格相場

ここからは、車選びドットコムの直近の買取実績データ(2021年12月24日時点)から、トヨタ・アクアの中古車買取価格の相場について説明します。
車選びドットコムの実績では、トヨタ・アクアの全年式での平均買取価格は667,000円。最高査定額は1,270,000円となっています。
なお、平均の経過年式は6年7か月で、平均累積走行距離は67,000kmです。
老若男女を問わず人気が高いハイブリッドカーということもあり、コンパクトカーながら平均買取価格はかなり高めな印象。アクアは初代登場から10年しか経っておらず、比較的年式が新しいものが多いのも理由の一つです。
年式別で見る、アクア中古車の買取価格相場

続いては、年式別のアクアの買取相場を見ていきます。
車の買取価格は年式が古くなるごとに値下がりするほか、大きなモデルチェンジが行われた際にも価格が下がる傾向にあります。アクアにおいては、2017年のマイナーチェンジを境に最高買取価格が100万円を切り、その後は1年落ちするごとに10万円ほど平均買取価格が値下がりしていくのが分かります。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2019年式から2012年式まで順に、2021年12月24日時点のアクアの買取査定相場を紹介します。
2019年式
2019年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、97万円〜126万円となっています。
2020、2021年式の車両の買取事例はかなり少なめとなっていますが、2019年式からは件数が増加。走行距離も3万km未満と短い車両がかなり多いことから、平均買取価格も100万円前後と高めで取引されるケースが多いのが特徴です。
2018年式
2018年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、88万円〜109万円となっています。
2019年式と比べると、走行距離が3万kmを超える5万km前後の車両が増えることから、買取価格帯は10〜20万円ほど下がります。とはいえまだ走行距離が短い車両も多く、100万円以上の価格で取引される事例も見られます。
2017年式
2017年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、78万円〜109万円となっています。
2017年は先代モデルの2回目のマイナーチェンジが行われており、その前後で買取価格はやや変わってきます。
また、走行距離が長めの車両が増えるため平均買取価格の下限は下がりますが、走行距離が短いものであれば引き続き100万円以上での買取も期待できます。
2016年式
2016年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、64万円〜94万円となっています。
先述したとおり、2016年式は先代アクアのマイナーチェンジ以前の車両となることから、平均買取価格は全体的に10万円ほど値下がりします。走行距離も長い車両がかなり増え、買取価格の値下がりにつながっています。
2015年式
2015年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、53万円〜84万円となっています。
5年落ちを超えること、売却される車両数が多いこと、走行距離が10万kmほどと長い車両が多数となることなどから、平均買取価格はさらに10万円ほど下がってきます。
2014年式
2014年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、44万円〜73万円となっています。
こちらも、一つ前の年式と比べて10万円ほど値下がりする傾向は変わりません。
また2014年12月は1度目のマイナーチェンジが実施されたこともあり、走行距離が5万km未満と浅めであっても70万円台ほどの買取価格にとどまるケースが多いようです。
2013年式
2013年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、38万円〜62万円となっています。
この年式以前の車両は初代アクアの中でも初期モデルとなるため、中古車としての需要も少なくなり、買取価格は高くても60万円台までとなります。
2012年式
2012年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、26万円〜47万円となっています。
間もなく10年落ちとなる車両で、平均買取価格の最高値が50万円を切るほど値下がりしているのが分かります。とは言え、10万km以上走った車両でも20万円台で買い取られるケースも見られます。
2011年式
2011年式のアクアの平均的な買取相場価格帯は、22万円〜36万円となっています。
初代アクアは2011年12月に発売したため、この年式は最初期のモデルとなります。
平均買取価格の最高値はやはり下がるものの、20万円以上の価格がつくケースが多く、同じ年式のコンパクトカーの中では比較的高額で買い取ってもらえる車と言えそうです。
走行距離別で見る、アクア中古車の買取価格相場

年式に続いて、走行距離別のアクアの買取相場を見ていきます。
アクアの買取事例を見ると、出回っている車の数自体はかなり多いものの、走行距離が3万km未満という車両が少なく需要が高いことから高値となっています。3万kmを超えると買取価格は徐々に値下がりし、10万kmも超えるというタイミングでさらに大きく下落します。
ここでは車選びドットコムにて買取価格相場を調べた方のシミュレーション結果をもとに、2021年12月時点の2〜10万kmまでのアクアの買取査定相場を紹介します。
高額買取を狙うなら「3万km台まで」がおすすめ
できるだけ高い価格で買い取ってもらいたいと考えるのであれば、一つの目安となるのが「走行距離3万km」です。普段の街乗り程度であれば、長年乗っていても走行距離があまり長くならないことも多く、走行距離3万kmでも十分おさまります。
アクアは中古車市場に出回る車両数が多いため、高年式で走行距離が短いものほど需要が高まる傾向にあります。そのため、いずれ買い替えたいと考えているなら走行距離が浅いうちの売却がおすすめです。
とは言っても、100万円を超える価格が付くのは先代最終モデルなどで、マイナーチェンジ以前の車両は70万円前後という価格帯が妥当でしょう。
走行距離 | 平均買取価格帯 |
---|---|
2〜3万km | 77万円 〜 102万円 |
3〜4万km | 77万円 〜 103万円 |
4万kmを超えると、距離に応じて一定の間隔で値下がっていく
走行距離が4万kmを超えると、距離が長くなればなるほど買取価格もどんどん下がっていきます。同じ年式同士で比較すると、1万km走行距離が伸びるごとにおよそ10万円ほど値下がる傾向にあるようです。
特に値下がりが顕著なのは、4万km超え、6万km超え、10万km超えのタイミング。もうしばらく乗りつつ売却するタイミングを見計らうのであれば、この3つのタイミング直後は避けるのがお得です。
走行距離 | 平均買取価格帯 |
---|---|
4〜5万km | 58万円 〜 88万円 |
5〜6万km | 50万円 〜 76万円 |
6〜7万km | 35万円 〜 57万円 |
7〜8万km | 26万円 〜 44万円 |
8〜9万km | 20万円 〜 34万円 |
9〜10万km | 14万円 〜 30万円 |
10〜11万km | 4万円 〜 14万円 |
先代モデルはタイミングを見つつ、早めの買取がおすすめ

今年のフルモデルチェンジ以降、順調に新車販売台数を伸ばしているトヨタ・アクア。新型の流通量が増えれば増えるほど、モデルチェンジ前の初代アクアの需要は下がっていくことが予想されます。
もし先代モデルの売却を検討するのであれば、できるだけ年式が新しいうち、走行距離が短いうちがおすすめ。大きく値下がりするタイミングは避けて、高額買取を狙いましょう。