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中古で日産のクルマを買うならこの車種がオススメ!

日産 リーフ

日産は軽自動車やコンパクトカー、セダンやSUV、ミニバンなどの多彩なバリエーションに加え、スポーツカーの歴史も長く、現在もGT-R、フェアレディZを販売しています。また、EVとして初めてリーフが世界累計販売台数400,000台に達するなど、電気自動車にも注力。
さらに、運転支援技術「プロパイロット」などに代表されるように、「技術の日産」を掲げているのも特徴です。こうした先進安全装備の有無も中古車選びの判断基準になります。

Chapter
EVは「初代リーフの後期型」がオススメ
日産ノートは「e-POWER搭載車で2017年9月以降のモデル」がオススメ
エルグランドは「2014年1月以降のDBA-TNE52 型」がオススメ
エクストレイルは「2017年のマイナーチェンジ以降のモデル」がオススメ
フェアレディZは「CBA-Z34」の2016年8月以降の「ST」がオススメ

EVは「初代リーフの後期型」がオススメ

日産 リーフ

日産が世界初の量産EVと謳うリーフ(三菱はi-MiVEを世界初としています)は、一部にジュークなどのプラットフォームを共有化しながも、EV化に対応。前期型は200kmの航続距離(JC08モード)とされたものの、エアコンなどを作動させると半分の100km程度というのが実態でした。後期型は280kmまで航続距離を伸長しています。
2代目は、40kWhのリチウムイオン電池により航続距離をJC08モードで400kmに伸ばし、アクセルペダルの操作だけで、発進や加速はもちろん、減速、停止まで可能な「e-Pedal」も初採。追加された「リーフe+」は、JC08モードで570kmに達するほか、「NISMO」や「AUTECH」も用意されています。

いまリーフを購入するのであれば、タマ数が多い初代がオススメ。とはいえ、初代の初期型は、バッテリーの劣化などの懸念があり、後期型から選ぶのが無難です。もちろん、家に充電設備が設置でき、航続距離が短い通勤や送迎、買い物が中心になるなど、使い方はある程度限定されます。2015年11月に受けた後期型のリーフは、衝突被害軽減ブレーキと車線逸脱警報が全車に標準装備されています。また、リーフは2013年7月から認定中古車制度が始まり、バッテリー容量計が12セグメント(新車時から1セグメントも減っていない状態)の車両などのほか、事故修復歴がない、走行距離5万km未満の車両など、5つの認定基準が設けられていますので、同制度から選ぶのが安心です。

日産ノートは「e-POWER搭載車で2017年9月以降のモデル」がオススメ

日産 ノート

現行型の日産ノートは、2012年登場と現在のBセグメントの中では古株といえる存在です。それでも長めの全長を活かし、ゆとりある後席足元空間を実現するなど、広さには定評があります。
そして、シリーズハイブリッドの一種ともいえる100%電動駆動の「e-POWER」を設定したところ、2018年度の登録車販売台数で1位を獲得。これは、ブルーバード以来、50年ぶりという記録でした。「e-POWER」はエンジンを発電機として使い、モーターで駆動するため、給油できれば電欠の心配はなく、またモーター駆動ならではのスムーズな走りが享受できます。

狙い目はもちろん「e-POWER」。こちらを雪上や氷上で走らせたことがありますが、一般的なガソリンエンジン車などよりも発進時や減速時のコントロール性が高く、雪道にも向いています。中でもドライバー支援システムがオプション設定で充実化した2017年9月の一部改良後モデルを推奨します。「ACC」や「車線逸脱防止支援システム」が付いている仕様がベストですが、2017年9月後モデルであれば衝突被害軽減ブレーキの性能向上も図られていて安心です。

エルグランドは「2014年1月以降のDBA-TNE52 型」がオススメ

日産 エルグランド

LLクラスのミニバンは、トヨタ・アルファード/ヴェルファイアが販売面で独走しています。キャラバン/ホーミー・エルグランドとして登場した初代は、多人数のミニバンとして大ヒットを飛ばしました。
2代目もFRを堅持し、走りの良さを訴求したものの、登場時は3.0Lのみという設定だったこともあり、2代目から徐々に販売台数では水をあけられていました。しかし、最上級ミニバンにふさわしいキャビンの広さと、FRならではの旋回性能の高さなど、走りも重視する層に支持されています。
3代目は、FF化と同時に全高を大きく下げることで、乗降性や操縦安定性をさらに高めています。室内高はアルファードより若干低くなるものの、合理的なパッケージングであることは間違いありません。

オススメは2010年発売の現行型(E52型)。エルグランドの特徴である低く構えたフォルムをより享受するのなら、人気グレードのハイウェイスターはもちろん、エアロ仕様のライダーも狙い目。
とくに、2014年1月に受けたビッグマイナーチェンジでは、フロントグリルが大型化され、さらにクロームメッキで囲むことで迫力が増しています。中でも追加された「250ハイウェイスター プレミアム」は、2.5Lモデルでも上級インテリアが選択でき、大型ミニバンらしい上質感を享受できます。価格面や燃費面などでも2.5Lは経済的といえます。

エクストレイルは「2017年のマイナーチェンジ以降のモデル」がオススメ

日産 エクストレイル

2000年に初代が登場して以来、街中でも悪路でも自在に走破できる日産を代表するミドルサイズSUVとして支持されています。
3代目となる現行型は、2.0Lガソリンとハイブリッドを設定し、ガソリン車には2列シートのほかに3列シートも用意(ハイブリッドは2列のみ)。全長4690×全幅1820×全高1730〜1740mmという比較的扱いやすいサイズでありながら、取り回しもしやすく、しかもゆったりと座れる後席(2列仕様)と広くて使いやすいラゲッジ(防水仕様も設定)を備えていて、アウトドア派にオススメです。

キャンプやスキーなどのアウトドア派は、普段の街乗りだけでなく、高速道路を使ったロングドライブの機会も多いはず。そこで欲しくなるのは、2017年のマイナーチェンジでオプション設定された「プロパイロット」搭載仕様。あとは、2WDを選ぶのか4WDにするのか、2列仕様か3列シート車か、ガソリンかハイブリッドかは、ニーズに応じて選ぶのがベスト。
なお、年に数度使う程度で3列シートを選ぶのは、積載性の点などから推奨できません。また、非降雪地帯に住んでいて、キャンプに出かける程度であれば2WDで十分です。購入時の価格重視であればガソリンを、燃費重視であればハイブリッドを選ぶのが定石です。

フェアレディZは「CBA-Z34」の2016年8月以降の「ST」がオススメ

日産 フェアレディZ

GT-Rと共に日産を代表するスポーツカー。50年以上の歴史を誇り、Tバールーフやロードスターなどのオープンモデルや、「NISMO(ニスモ)」などのレーシーな仕様も設定されています。
現行のZ34型には、MT車に自動ブリッピング機能が追加されるなど、MTでも扱いやすく、ハンドリングなどに集中できる機構も盛り込まれています。標準車の3.7 V6でも336PS/365Nm、「NISMO」であれば355PS/374Nmというハイパワーを専用の足まわりで享受できます。

現行型のZ34は、すでに12年を超える年月が経っていて、中古車を選ぶ際も現行から選ぶのが現実的でしょう。ノーマルや吊るしの物件もありますが、カスタマイズされた個体も数多く、ひと目惚れ、指名買いといったケースもとくに多そう。
2016年8月の一部改良で、「Version ST」と「NISMO」にカーナビやBose製サウンドシステム、エンジンサウンドを車内に引き込むアクティブ・サウンド・コントロールなどが搭載されていますので、快適な乗り心地を確保する「ST」がベストでしょう。

日産 スカイライン

日産には、ほかにも同ブランドを代表するスカイラインやGT-Rというスポーツカーもあります。スカイラインは、「プロパイロット2.0」搭載車か「400R」のタマ数がもっと出てくるまで待ちが正解でしょう。GT-Rも現行R35は400万円クラスもありますが、走行距離などのチェックは不可欠です。
また、EVのリーフは、比較的走行距離が短い物件が多く、充電設備や車の使用状況などの条件が揃っていれば、とくにガソリンスタンドが減っている郊外などでは検討する価値は大いにありそうです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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