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中古で4代目タントを買うならこの型式がオススメ!

現在の軽自動車は、軽スーパーハイトワゴンと呼ばれるクラスが販売ランキングで上位を占めています。ダイハツ・タントは現在の同マーケットを切り拓いた1台で、とくに2代目、3代目と軽自動車でもトップクラスの人気を誇りました。

ライバルが増えた4代目も2019年11月に新車効果を発揮してホンダN-BOXから首位の座を5年2か月ぶりに奪還し、登録車を含めた販売台数で1位に輝いています。「良品廉価」を掲げるダイハツ。その売れ筋モデルであるタントも例に漏れません。

Chapter
ダイハツ・タントとは?
4代目以前なら「3代目のDBA-LA600S、DBA-LA610S」がオススメ
4代目のオススメは「X」グレード

ダイハツ・タントとは?

ダイハツ タント

初代タント以前にも背の高い軽自動車は存在していました。たとえば、軽スーパーハイトワゴンの元祖ともいえる三菱ミニカトッポや三菱トッポBJは、ボンネットは低いままで、キャビンとラゲッジの背を高くしたような「トッポ」という名がぴったり当てはまるフォルムでした。

2003年に誕生した初代タントは、こうした先駆者とは異なり、現在の軽スーパーハイトワゴンのようなフォルムで登場しています。
初代はリヤドアこそヒンジ式ドアでしたが、2代目からは助手席側に軽初のセンターピラーイン(ピラーレス)構造とスライドドアを組み合わせた「ミラクルオープンドア」が子育て層から絶大な支持を集め、スズキ・パレット(現スペーシア)、ホンダN-BOXなどのライバルが登場、現在のブームに至っています。

タントに限らず、背を高めることで空間効率を高め、子どもなら立ったまま乗降でき、車内でのウォークスルーや着替えなどもできるなど、広々した空間が美点。さらに、自転車などの背の高い荷物も飲み込む高い積載性も魅力です。セダン系の軽自動車などよりも全高に余裕がある分、シートの座面を少し高い位置に設定し、アップライトな乗車姿勢にすることで、高効率なパッケージングを成立させています。

一方で、背が高くなることでボディが重くなったり、両側スライドドアの採用でボディ(プラーインドア)の補強も必要になったりします。前面投影面積も含め、燃費は不利になりがち。さらに、重心高が高くなりハンドリングなど運動性能にも悪影響を及ぼします。
実際にタントに限らず、各メーカーの開発陣からは、こうした背高パッケージングと走りの両立が1つのテーマになっているという話を聞きます。それでも、広々した車内や荷室、両側スライドドアや助手席側の大開口による乗降性の高さなどにより、ファミリーユースを中心にファーストカーになり得る魅力にあふれていますし、先述した走りの面もタントも含めて代を重ねるごとに洗練されています。

4代目以前なら「3代目のDBA-LA600S、DBA-LA610S」がオススメ

ダイハツ タント

さて、冒頭で触れたように「良品廉価」を掲げるダイハツは、タントも例に漏れずこうした考えを元に企画、設計、開発が行われています。ある程度車両価格が高くなっても軽自動車トップを狙っているようなホンダN-BOXとは、ライバルでありながらも思想が異なっています。

3代目タントは、リヤシートのスライドはシート側からのみ可能で、テールゲートを開けて荷室側(後ろから)からは操作できません。後席スライド用のレバーが荷室側にはないのです。
この点について開発主査に話を伺うと、タントのユーザーは、テールゲートはあまり使わずに、リヤスライドドア側から荷物を出し入れしているケースが多いためだそうで、コストを抑えるために、ある意味割り切った、ともいえるでしょう。後席用スライドレバーを荷室側に付けるだけでも車両価格に上乗せされるはずです。

ほかのユーザーニーズには、期待を超えて応えています。
ピラーインドアを使った「ミラクルオープンドア」による高い乗降性、運転席の540mmという超ロングスライド(後席に座る子どものお世話がしやすいなどの利点がある)、軽自動車初の助手席側イージークローザー(軽い力でもドアが閉められる)、パワースライドドアの予約ロック機能などを用意。
ほかにも、降りる際にインパネのスイッチを押すことで、クルマに戻った時のパワースライドドアの自動オープンを予約することが可能で、子どもや荷物を抱えている際でもパワースライドドアが自動で開くという機能も軽自動車で初めて採用されるなど、メインターゲットである子育て層にうれしい装備が満載されています。

4代目のオススメは「X」グレード

ダイハツ タント

2019年7月に発表されたばかりの4代目タントですが、中古のタマ数は豊富で、登場年月から考えても走行距離が短いモデルがかなり多いのが特徴です。ディーラー試乗車やいわゆる未使用車や新古車も比較的豊富にあります。そのため、価格もまだ高値安定という状態ですから新車選びと同じように、欲しい装備を見極めることがより重要になります。

いまや必須の先進安全装備では、「L」に「スマートアシスト(スマアシ)非装着車」が設定されていますので、この「スマアシ」レス仕様はまず除外。軽自動車初の「アダプティブドライビングビーム(ADB)」や「標識認識機能(進入禁止)」も「L」系は未設定になるため、最新の安全装備を重視するなら「L」系はパスしたいところ。
なお、ADBは、ハイビームを基本に対向車の部分を自動で遮光するため、とくに外灯などが少ない(暗い)郊外での走行時にありがたみを感じさせる装備です。

こうなると、「X」系が選択肢になるわけですが、NAかターボかは使い方で選べばいいでしょう。高速道路に乗る頻度や4人乗車の機会が多いのであればターボがオススメです。ノーマル車かカスタムかは、予算や好みに応じて選べばいいと思います。

ダイハツ タント

良品廉価のクルマづくりを掲げるダイハツ。4代目タントも上級グレードの「X」であってもNA/2WDなら146万円と150万円を切っています(新車価格)。
全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロール(ACC)、レーンキープコントロール(LKC)などからなる「スマートクルーズパック」を備えた「Xセレクション」もロングドライブの機会が多いのなら狙い目で、中古車市場にも出回っているようです。まだ走行距離が短く、充実装備の1台に巡り会える可能性が高そうです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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