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3つのバリエーションがあるダイハツ キャスト。中古で買うときのオススメは?

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6代目ムーヴをベースに生まれたダイハツ キャストは、「アクティバ」「スタイル」「スポーツ」という3つのバリエーションを擁し、2015年9月に発表された軽自動車です。

「アクティバ」「スポーツ」が生産終了した2020年3月以降は、「スタイル」のみ販売されてきましたが、こちらも2023年6月をもって生産が終了となります。

3つの異なる個性が魅力のキャストの中古車について解説します。

Chapter
軽ハイトワゴンの定番ムーヴをベースにノーマル/クロスオーバー/スポーツを設定
大きな改良は「スマアシⅡ」が2017年10月に「スマアシⅢ」になったこと
おすすめは2018年式以降

軽ハイトワゴンの定番ムーヴをベースにノーマル/クロスオーバー/スポーツを設定

ダイハツ キャストは、軽ハイトワゴンのムーヴをベースに、アウトドア系の「アクティバ」、ベーシック系で上質な内外装の「スタイル」、その名のとおりスポーティなデザインと走りを享受できる「スポーツ」を設定し、2015年9月に発売されました(スポーツは同年10月発売)。

しかし2020年3月に「アクティバ」「スポーツ」が生産を終了。「スタイル」も2023年6月で生産終了と、キャスト全体がダイハツのカタログから消えることになります。

一代限りで姿を消す背景には、よく言えば意欲作、欲張りな3タイプ設定により、キャストというモデルそのもののキャラが分かりにくかったことが原因に思えます。

とはいえ発表当時の完成度は高く、3タイプのキャラ自体もそれぞれ確立されていました。

クロスオーバースタイルの「アクティバ」

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「アクティバ」は、樹脂製ガーニッシュ、15インチの大径タイヤ、ガンメタのロアボディや専用グリルなどを備え、クロスオーバーテイストを醸し出し、ほかの2タイプよりも30mm高い最低地上高180mmを確保。降雪地域やアウトドア派などのニーズに応えています。

ちなみにアクティバは、タフトにバトンを受け継いでいます。

落ち着いた大人の雰囲気の「スタイル」

キャストスタイル画像

最後まで生き残った「スタイル」は、もっとも都会的なテイストが与えられたベーシックなモデル。外観で目を惹くのは、バンパーモールやサイドロッカーモールなどに配されたメッキ加飾で、上質感が演出されています。

黒とベージュのコーディネイトが印象的なインテリアも女性受けしそうな雰囲気が漂っています。

走りの性能を高めた「スポーツ」

キャストスポーツ画像0004

2015年10月に発売された「スポーツ」は、専用サスペンションと16インチタイヤによるスポーティな走りが光ります。

足まわりは、ほかの2モデルよりも明らかに硬めである反面、箱根ターンパイクのような急勾配や多様なコーナーが続く山道でもハイペースで走破できます。

内装は黒をベースに、赤のアクセントが配置され、MOMO製本革ステアリングや7速マニュアルのパドルシフトを備えています。

ダイハツといえば、ミラTR-XXや貴重な軽オープンスポーツであるコペンなどスポーツモデルの歴史も長く、その走りっぷりは、実用的な軽ハイトワゴンでありながら「なかなか」と思わせる仕立てになっています。

大きな改良は「スマアシⅡ」が2017年10月に「スマアシⅢ」になったこと

ダイハツ キャスト

キャストは装備も充実していて、先進安全装備の「スマートアシストⅡ(スマアシⅡ)」が採用されていたほか、好みの仕様を選べる「ワードローブ8(エイト)」と呼ぶコーディネイトをバリエーション別に用意。

そのほか、「プレミアムダイヤトーンサウンドシステムプラン」という音質にこだわる層に応えるオプションも設定されていました。

スマアシは2017年10月に一部改良を受け、歩行者にも対応する衝突被害軽減ブレーキを含めた「スマートアシストⅢ」にアップデートされています。

そのほか、内外装のリフレッシュや新ボディカラーの設定のほか、運転席シートリフターとチルトステアリングを全車標準化されるなど、より適切な運転姿勢も取れるようになっています。

おすすめは2018年式以降

ダイハツ キャストスタイル G“プライムコレクション SAⅢ”

中古車市場での人気は「スタイル」「アクティバ」「スポーツ」の順になっています。

街乗り中心で上質なムードを重視するのなら「スタイル」を、アウトドア派やアクティブな内外装に惹かれるのなら「アクティバ」がオススメ。

スポーティな走りと内外装を享受するのであれば物件数は少ないものの「スポーツ」を探したいところです。

そして2017年10月の一部改良後モデルを指名するのがベストチョイス。安全面はもちろん、ドライビングポジションが調整しやすくなっているのも見逃せません。

価格面ではやや割高になりますが、2018年式以降(2017年10月以降)にはそれを補って余りある変更があります。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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