中古車が買いたくなる自動車WEBマガジン

スズキ・スイフトにかかる維持費はいくら?費用内訳を解説!

スズキ スイフト 3代目

スズキ・スイフトは、5ナンバーサイズのハッチバックコンパクトカーで、スズキのロングセラー車です。
低く、ワイドなボディは個性と存在感を印象付け、ボディに施された流れるような曲線美はスポーティーさを表現しています。

今回はそんなスイフトにかかる維持費の内訳を紹介し、購入を考えている方におすすめのモデルの選び方などを解説していきます。

Chapter
スズキ・スイフトはどんな車?
スズキ スイフトの中古車の維持費はどれくらい?
スズキ スイフトにかかる維持費を詳しく解説!
スズキ スイフトにかかる税金を抑える方法は?
中古車のスイフトを選ぶならハイブリッドモデルがおすすめ

スズキ・スイフトはどんな車?

スズキ スイフト 3代目

初代スズキスイフトは2002年2月に発売され、パワートレインには直列4気筒 DOHC 16バルブのM13A型ガソリンエンジンが搭載されました。

2004年11月に発売された2代目スイフトには1,3L 4気筒DOHC16バルブVVTと1.5L 4気筒DOHC16バルブVVT2種を設定。また全グレードにイモビライザーが標準装備されています。

その後2010年8月には3代目スイフトが発売され、2016年12月には現行型モデルである4代目スイフトが登場しました。

現行型スイフトのインテリアには、スポーティーなメーターと燃費や航続可能距離などの情報が一目でわかる、視認性に優れたマルチインフォメーションディスプレイが搭載されています。

安全装備ではスズキ独自の安全技術であるスズキセーフティサポートを設定。スズキセーフティサポートには、車線逸脱抑制機能や誤発進抑制機能などが搭載され、ドライバーの安全な運転をサポートします。

スズキ スイフトの中古車の維持費はどれくらい?

スズキ スイフト 4代目

スイフトは2016年12月に登場した現行モデルは新車を手に入れることができますが、2002年2月に登場した初代、2004年11月に登場した2代目、2010年8月に登場した3代目モデルは中古車でしか手に入れることはできません。

税金や車検代など、基本的に必要な維持費は新車でも中古車でも大きく変わりありませんが、年式やモデルによって燃費性能が異なるので、この辺りが維持費に影響するものです。

自動車保険や駐車場代などの維持費は「車によって」ではなく「人によって」変化すると言えるでしょう。

また、後ほど詳しく解説しますが、自動車税やメンテナンス代なども中古車か新車かによってその金額は変化します。

スズキ スイフトにかかる維持費を詳しく解説!

スズキ スイフトスポーツ

ここからはスイフトにかかる維持費について、その内訳とそれぞれにかかる具体的な費用を紹介していきます。スイフトの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

1.税金

まずは2023年2月現在、スイフトにかかる税金を項目ごとに詳しく解説していきます。

■自動車税(種別割)
自動車税とは、自動車を所有することに対する税金のことです。自動車税の額は、自動車の排気量や車両重量、燃料の種類、車両の年式などによって変化します。

現行型スイフトの排気量は、ガソリン車・ハイブリッド車ともに全グレードで1.2L超となっており自動車税(種別割)は3万500円です。

ただ自動車税(種別割)は新車登録から13年以上が経過した車に対しては、約20%増税となります。スイフトの場合は2002年2月に登場した初代、2004年11月に登場した2代目モデルが増税の対象になるので注意が必要です。

自動車税は年に一度納める必要があり、納める方法は納付書に記載の金融機関や郵便局、またインターネットでも納付可能です 。
納付期限は毎年5月末日となっており、支払いが遅れてしまうと納付場所が限定されたり遅延金が発生する場合があるので注意が必要です。

■自動車重量税
自動車重量税とは、車両の重量に基づいて課税される税金のことで、先述の自動車の排気量に応じて課税される自動車税とは異なります。

自家用車乗用車(軽自動車以外)の場合だと、0.5tあたり年間で4,100円かかります。また、新車の新規登録から13年以上経ってしまうと0.5tごとに年間5,700円、18年目以降は0.5tごとに年間6,300円と税額が上がってしまいます。

現行型スイフトの場合、車両重量は860〜970kgなので、3年で2万4,600円、2年で1万6,400円となります。
2002年2月に登場した初代、2004年11月に登場した2代目モデルを購入する場合は、現行型に比べると税額が上がってしまうので注意しましょう。

自動車重量税の納付は、自動車の新規登録や車検の際に車検証の有効期間分をまとめて行います。
自身で納付する場合は運輸支局にて納付書を受け取り、手続き可能ですが、業者に依頼する方が特に準備する必要もないためおすすめです。

2.車検代

車検代は自動車の法定点検である車両検査を受けるために必要な費用のことです。
車検は、自動車の安全性や環境保全に関する法令に基づいて、車両が法令に適合しているかどうかを検査し、新車登録から3年後、それ以降は2年に1度受ける義務があります。

車検の有効期限は2年間と定められており、車検を受けずに公道を走行してしまうと、違反点数6点に加え、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金が科せられます。車検が切れていたことに気づかず運転してしまったということがないように、定期的に期限をチェックしておきましょう。

以下では車検には主に必要となる法定費用と車検基本料について詳しく解説していきます。

■法定費用
法定費用は車検を実施する業者に払うものではなく、国や自治体に納める費用ですので、業者によってその金額が変わることはありません。
車両の種類や排気量、年式などによって金額は異なりますが、一般的には以下のような項目が含まれます。

自動車重量税:車両の重さに応じて、年に1回納める税金です。

自賠責保険料:自動車の保険のうち、強制的に加入が必要なものです(後ほど詳しく解説します)。

検査手数料:車検を実施する検査場での手数料です。新規検査か継続検査か、持ち込み検査か指定整備かによっても金額が異なり、普通自動車の場合1,400〜2,500円必要です。

検査場によって手数料が異なるので事前に確認しておくことをおすすめします。

■車検基本料
車検基本料とは車両を検査する際に必要な費用のことです。

車検基本料には一般的に点検費用・整備費用・代行手数料などの費用が含まれます。車検を受けるお店に支払うお金ですので、業者や店舗によってその費用は異なります。

なお、車検基本料は車両の種類や年式、エンジンの排気量などによって異なります。また一般的に、ディーラーに比べ、ガソリンスタンドや車検専門店などの方が安く受けられる場合が多いです。
これは、整備や部品の質に差があるためです。安心や質を求める方はメーカー直系のディーラー、費用や期間を抑えたい方はその他の民間業者を選ぶと良いでしょう。

そして複数の業者から見積もりを取り、最も安い業者に依頼することで費用を抑えることができます。

3.ガソリン代

ガソリンは、車を動かすために必要不可欠なものです。
走れば走るほど費用もかさみ、なおかつガソリン価格は高騰の傾向にあるため、できる限り安く抑えたい項目の一つと言えるでしょう。

ガソリン代を抑える上で非常に重要なのは燃費性能です。

とはいえ、現行型スイフトではWLTCモードでハイブリッド車が19.6〜21.0km/L、ガソリン車が18.8〜21.8km/Lと、どちらも燃費性能に大きな違いはないので、その他の性能や税金面を考慮して購入検討すると良いでしょう。

また給油場所や地域によって価格差があるため、できるだけ費用を抑えたい場合は、どこのガソリンスタンドが安価なのかを把握しておくのも良いかもしれません。

4.自動車保険料

自動車保険は、運転する全ての人が加入必須な「自賠責保険」と、任意で補償を選んで加入する「任意保険」の2種類があります。

■自賠責保険
自賠責保険とは交通事故による被害者を救済するため、加害者が負うべき経済的な負担を補てんし、基本的な対人賠償を確保することを目的とした保険です。自動車の所有者は法律上加入が義務づけられており、保険会社によって金額が変化することはありません。

自賠責保険は1ヶ月単位で契約でき、契約期間によって金額が変化します。

12ヶ月の契約だと保険料は1万1,500円ですが、37ヶ月契約の場合は1万4,190円となります(2023年4月1日以降)。月々の維持費を抑えたいのなら長期の37ヶ月で契約するようにしましょう。

ただ自賠責保険は補償の範囲が対人のみで、相手の車や自分の車・建物などに対しては補償がありません。
もし自分の車や運転手・同乗者に対する補償が必要な場合は任意保険に加入することをおすすめします。

■任意保険
任意保険は対人・対物に加え、自賠責保険では対象外の運転者や同乗者・自分の車に対する補償もカバーしてくれます。任意保険の金額は、保険の内容や運転者の条件・年齢・車種などによって変化します。

また任意保険には、万が一自賠責保険ではカバーしきれないほどの事故を起こしてしまった際にも金額を上乗せして補償してくれる内容の保険もあります。

任意保険への加入は強制ではありませんが、もしもの際に自分の大切な家族や車を守る手段の一つとして加入しておきたいところでしょう。なるべく費用を抑えたい場合は、オプションの設定や補填をある程度限定し、調整すると良いでしょう。

5.メンテナンス代

メンテナンスは車を安全に長く乗るためには必要不可欠なものです。車のメンテナンス代は、車の種類や年式、走行距離、地域やサービス内容によって異なります。

 一般的に、定期的なオイル交換や点検、タイヤの交換、ブレーキパッドの交換、エンジンの調子を整えるために費用が必要です。
オイル交換などの基本的なメンテナンスの場合、数千円から数万円程度が一般的ですが、タイヤの交換やブレーキパッドの交換など、消耗品を交換する場合は、数万円程度かかることもあります。

また、車のトラブルや事故などが発生した場合は、修理代が高額になることがあります。修理代を安くするためには、定期的なメンテナンスや点検を行い、トラブルを予防することが大切です。

加えて、中古車は新車に比べると劣化していることもあり、場合によっては多額のメンテナンス代が必要になることもあります。中古車を購入する前はしっかり走行距離や年式など車の状態を確認することが大切です。

6.駐車場代

駐車場代は持ち家の場合必要ないことも多いですが、そうでない場合や、所有する台数によっては必要になることもあるでしょう。特に、賃貸や都市部などでは必要不可欠といっても過言ではありません。家からの距離や相場の価格などを配慮し借りることをおすすめします。

スズキ スイフトにかかる税金を抑える方法は?

スズキ スイフト 4代目

2023年2月現在、車に関する税金に対してはいくつかの軽減措置が用意されています。

以下ではスイフトにかかる税金を抑える方法を見ていきます。

■環境性能割
環境性能割とは、燃費の良さやCO2排出量の低さ、クリーンな排気ガス性能など、環境に配慮した性能を持っている車に対して、その性能分だけ金額が課税される税金です。

現行型スイフトの環境性能割はハイブリッド車は非課税となっています。ガソリン車の場合2%の課税対象となり、金額はグレードによって異なります。

■エコカー減税
エコカー減税は、排出ガス性能や燃費性能に優れた自動車に対して、それらの性能に応じて自動車重量税を免税・軽減する仕組みです。

具体的には、ガス排出や燃費性能が優れた自動車に対して、購入時に自動車重量税や自動車取得税が軽減される制度です。現行型スイフトはハイブリッドモデルの「HYBRID RS」「HYBRYD MG」がエコカー減税の対象となっています。

中古車のスイフトを選ぶならハイブリッドモデルがおすすめ

スズキ スイフト 4代目

ここまでスイフトにかかる維持費についてご紹介してきました。

車検代や自動車税など基本的な維持費は中古と新車どちらを購入しても、大きくは変わりありません。
しかし新車登録から13年以上が経過した車に対しては税金の面で変化があることがわかります。スイフトに関しては、2002年2月に登場した初代、2004年11月に登場した2代目モデルの購入を考えている方は、年式をよく確認する必要があります。

また、2010年8月に発売された3代目スイフトも、もうじき増税の対象となってしまうモデルもあるので注意しましょう。

中古でスイフトを選ぶ場合は税金面での優遇を考慮して、ハイブリッドの有無に注目することをおすすめします。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

ドリキン土屋圭市MC!

チャンネル登録はこちら

もっとみる 車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

カテゴリー

注目タグ

車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

スイフト記事デイリーランキング

2024.03.29UP

デイリーランキング

2024.03.29UP

最新記事