【2024年版】スズキ ジムニー中古車の価格相場はいくら？狙い目モデルと選び方を解説
軽自動車の規格でありながら、ラダーフレーム構造や副変速機付きパートタイム4WDなどを備える本格クロカンのスズキ ジムニー。1970年の初代登場から現在に至るまで根強いファンも多く、軽RVの頂点に立つ一台です。
今回は、車選びドットコムに掲載されているスズキ ジムニーの中古車相場をもとに、価格や年式、走行距離などの観点から掲載台数が多くて狙い目なジムニーの中古車を紹介していきます。
- Chapter
- スズキ ジムニーとはどんな車？
- 価格と年式から見た、おすすめのジムニー中古車
- 年式と走行距離から見た、おすすめのジムニー中古車
- カラーリングで選ぶ、ジムニーの狙い目中古車
- 新車が入手困難な今、ジムニーの中古車に注目が集まっている
スズキ ジムニーとはどんな車？
スズキ ジムニーは、軽自動車ながら本格的な悪路走破性を備えるクロスカントリー車として、軽RVのジャンルでは随一の人気を誇る一台です。
ボディには伝統的にラダーフレーム構造を取り入れ、過酷な環境でも対応できるパートタイム4WDをによって、悪路での走行性能が高められているのが特徴。
機械式副変速機は路面状況に応じて4WD-Hと4WD-Lを切り替えることもできるほか、2WDも選べるので街乗りでもしっかりと力を発揮します。
現行型の4代目ジムニー（JB64型）は、2018年のデビュー。あまりの人気で生産が追いつかず、現在でも新車納車は半年待ちの状態が続いています。
グレード構成は「XC」「XL」「XG」の3グレードで、XL、XGでは「スズキ セーフティ サポート」をメーカーオプションとして選択可能。XCは標準装備となっています。
価格と年式から見た、おすすめのジムニー中古車
まずは「年式と価格相場」から見た狙い目のジムニーの中古車を紹介していきます。
2024年3月時点の中古車物件価格分布表から「価格と年式」の条件で、特に分布の多いところをピックアップしていきます.
出典：ジムニー（スズキ）の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム（車選び.com）】
新しくなるほど在庫が増える！でも価格は…
軽RVの中でも人気が高いジムニーですが、世界的な半導体不足や新型コロナウイルスの影響による工場閉鎖などの要因が重なり、現在も新車の納車待ちが続いています。その期間は約半年と言われ、実際に手元に来るまでにはある程度待つことを覚悟しなくてはなりません。
そのため、高年式の中古車需要が急激に高まり、価格も新車とかわらない高値で多数取引されている状況です。
2023年式モデルは中古車在庫も比較的豊富ですが、ほとんどが200万円以上の価格帯。カスタム済の個体は300万円前後で掲載されているものもあります。
ただし、それらの多くは走行距離数kmのほぼ新車、または登録済未使用車です。
いっぽうで、ある程度距離を走った個体でも180万円以上の価格となっており、高値安定傾向であることにかわりはありません。
上級グレードやカスタムモデルを狙うなら、2020年式も要チェック
2022年式モデルでも230万円以上の高値で掲載されている中古車が多くなっています。
これらは上級グレードや、アクセサリーを装着しているなどカスタムが施された車両も多くなっているので、より選択肢の幅を広げたい方はぜひチェックしてみると良いでしょう。
現行型初期の2018年式なら、170万円台から探せる
現行型の4代目ジムニーは2018年7月に登場しており、中古車でも2018年式から探すことが可能です。
ただ、年式だけでは先代の3代目モデルも混ざってくるため、170万円以上の条件を追加して探すのがおすすめ。ほとんどの4代目モデルの中古車相場は170万円〜となっているので、これでおおよその車両を確認することができます。
年式と走行距離から見た、おすすめのジムニー中古車
続いて、「年式と走行距離」から狙い目のジムニーの中古車を紹介していきます。
2024年3月時点の中古車物件価格分布表から「年式と走行距離」の条件で、特に分布の多いモデルをピックアップして解説しています。
出典：ジムニー（スズキ）の中古車価格相場 | 中古車情報・中古車検索なら【車選びドットコム（車選び.com）】
100km未満の車両から選ぶなら、選択肢は現行型
その悪路走破性の高さから、過酷なオフロードを走ることも多いジムニー。中古車で買う場合もできるだけ状態が良いもの、中でもほぼ未使用に近い車両を選びたいということであれば、2022年式以降を探してみるのがおすすめです。
中古車価格はグレードによって大きく変わりますが、エントリーグレードのXGであれば200万円以下で選べる車両もあります。
2020年式は2万km未満の車両も多数
もう少し走行距離の条件を緩めて、高年式の中古車の中からできるだけ多くの車両から探したい場合は、2020年式・走行距離2万kmまでの車両もチェックしてみましょう。
2023年式はほとんどが走行距離500km未満の車両ですが、2020年式であればより幅広い走行距離帯の中古車も多く、選択肢の幅を広げることができます。
ただ、ジムニーは中古車の需要が激増しているだけあって、年式や走行距離が長くなったとしても中古車価格はほとんど安くなりません。
現行型初期モデルを狙うなら、1〜2万kmの車両がおすすめ
さらに選択肢を広げるなら、現行型登場初期の2018〜2019年式モデルも候補に加えて探してみるのがおすすめです。
2、３万km走行の車両も多くなり、中古車価格も少し下がってきます。エントリーモデルのXGであれば130万円台から探せます。
カラーリングで選ぶ、ジムニーの狙い目中古車
最後に、本体色の系統ごとにジムニーのおすすめ中古車を紹介していきます。
現行型の4代目ジムニーはボディカラーが大幅に拡充されており、上級グレードのXCでは2トーンカラーを含めた全12色から選択可能。
4代目で新規追加されたカラーの一部は、日本・欧州の森林組合やプロハンターなどにインタビューを行い選定されるなど、実用性や機能を表現したものになっています。
車選びドットコムでは本体色から中古車を検索できるので、お気に入りの色の車を探してみましょう。
森の中や悪天候でも視認性が高い「キネティックイエロー」
キネティックイエローは、4代目ジムニーの登場と同時に新規追加されたボディカラーの一つ。遠目から見ても目立つ明るい蛍光イエローで、「深い森林の中や悪天候の中でも視認性が高い」ことを意図したカラーとなっています。
なお、こちらはXC、XLグレードのみで無償で選択可能。XCグレードであれば、ブラック2トーンルーフ仕様（＋49,500円）とブラックトップ2トーン仕様（＋77,000円）も選ぶことができます。
自然と馴染みの良い「ジャングルグリーン」
ジャングルグリーンも、4代目発売に合わせて新たに追加されたボディカラーですが、こちらはキネティックイエローとは真逆のコンセプト。大自然のなかの馴染み、一体感を感じるナチュラルなカラーとなっています。
こちらは全グレードで設定されており、無償で選択することができるのも嬉しいポイント。アウトドアに多用したい方にピッタリです。
シャープな印象を引き立てる「ブルーイッシュブラックパール3」
他の車種では既に採用済みだったものの、ジムニーにおいては初めてラインアップされたボディカラーの一つが「ブルーイッシュブラックパール3」です。
多くの車で定番カラーと言われる白・黒・シルバーのなかでも、黒系の色味は乗る人を選ばず、クールでかっこいい印象を与えてくれるカラー。特にジムニーにおいてはボディのゴツゴツ感と相まって、よりシャープな雰囲気を楽しめます。
こちらも全グレードで選択可能で、無償で選択することが可能です。
新車が入手困難な今、ジムニーの中古車に注目が集まっている
新車の納車待ちが続いているジムニーは、中古車の需要が高まり注目が集まっています。
中古車価格もそれに伴って新車並みか、カスタム済で新車以上という個体が少なくありません。また、車のキャラクターと軽自働車というジャンルのお陰で、長く所有するオーナーが多いのも特徴です。
そのため中古車価格も高値安定で、他の中古車のように割安感が少ないのも事実。それでも新車にくらべれば、若干安く乗り出せることができたり、すでにカスタムされていたりなどのメリットがありますから、欲しい方であればぜひ中古車を検討してみるのがおすすめです。
