中古車が買いたくなる自動車WEBマガジン

吉田由美が解説!ワゴンRにスマイル追加~♪ 新型「スズキ・ワゴンR/ワゴンRスマイル」

スズキ ワゴンRスマイル 吉田由美

今や軽自動車の主流であるトールワゴンの代表的な車といえば、「スズキ・ワゴンR」。最近ではさらにスライドドアなどを搭載した「ワゴンRスマイル」も発売されています。

本記事では、女性に嬉しい機能や内装、使い心地、デザインを備えたワゴンR、ワゴンRスマイルの魅力やおすすめモデルについて、日本自動車ジャーナリスト協会理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務めるカーライフ・エッセイストの吉田由美さんが解説します!

Chapter
軽自動車の革命児「ワゴンR」
「ワゴンR」の欠点を全部クリアした!? 「ワゴンRスマイル」

軽自動車の革命児「ワゴンR」

スズキ ワゴンRスマイル 吉田由美

「スマイル」というと、私の中では森七菜さんの「スマイル」という曲が無限ループ。
でもこのところ、やっと「スズキ・ワゴンRスマイル」のCMで流れる「ワゴンRにスマイル追加~♪」に置き換わりました! 恐るべし、CMのサブリミナル効果!?(笑)

というわけで、今や「ワゴンR」というと、「ワゴンRスマイル」のほうが話題でもあり、新鮮。
というのも、「ワゴンRスマイル」は、昨今のトレンドに合う「高級な軽自動車」路線ど真ん中。軽自動車以外でも「高級」バージョンは、「日産・ノートオーラ」や「スズキ・ラパンモード」など続々登場しています。

スズキ ワゴンR 吉田由美

「ワゴンR」の話に戻すと、「ワゴンR」は小さくて狭いという軽自動車の常識を覆した革命児的存在で、今となっては軽自動車の主流となっている、背の高い軽自動車の「トールワゴン」の先駆け。

現在発売されている「ワゴンR」の現行型は6代目で、2017年に発売。プラットフォームには新しい「HEARTECT(ハーテクト)」を採用しています。
「ワゴンR」と「ワゴンRスティングレー」があり、「スティングレー」はマイルドハイブリッドのみ。「S-エネチャージ」の進化版、ISG(モータ機能付き発電機)と100Vのリチウムイオンバッテリーを搭載しています。

安全性能は、単眼カメラ+レーザーレーダーが搭載された衝突被害軽減システム「デュアルセンサーブレーキ」でサポートします。しかし、何しろ4年前に発売されたモデルのため、たとえばACCはもちろん、クルーズコントロールすらも設定が無いなど、古さは否めません。
普通車ならば、年次改良などを行って常にアップデートするケースが多いのですが、軽自動車はそういえば、そんなこまめにアップデートはしないのかもしれません。

スズキ ワゴンR HYBRID FZ インテリア

装備関係で気になったのは、フロントシートがほぼベンチシートである点。運転席と助手席で分かれているので、それぞれスライドもできますが、間は空いていないので前後位置を合わせるとほぼ一体化。バッグを自分の近くに置けるのはいいかも。

シートといえば、スズキ車お得意の助手席のシートの座面を跳ね上げれば、プラスチックでできた収納ボックスが内蔵されています。靴はもちろん、汚れ物、濡れた物を入れたり、バケツとして使うことができるし、秘密の隠し場所としても使えるかも。
運転席と助手席の間にはアームレストがあるので、アームレストをおろせば腕を乗せたり、自分のスペースを確保できます。

個人的に嬉しいポイントは運転席にシートヒーターが装備されていること。シートヒーターは私の必須アイテムです。
また、デットスペースはほぼ収納に使ってあるという感じ。近ごろの世の中的必需品であるUSBポートは2つ用意されています。

スズキ ワゴンR

続いて後席まわり。後席シート位置はやや高めなので、乗り込むときに、小柄な人だと少し高いと感じるかもしれません。
ドアの内側にはポケット+αの小物入れ、それと傘立て。下部分は水が溜まるトレーになっていますが、外から掃除しやすいように手が入る隙間があります。これはかなり綿密に考えられている感があります。

しかし…「ワゴンR」を検討している人が残念だと思うポイントはもしかしたら後席ドアかもしれません。
トールワゴンだと、後席ドアは大きくて重くなります。そうなるとドアを開けるときに力が必要だったり、子供などが不用意にドアを開けると走ってくる車やバイク、自転車などにぶつかる可能性も。そこで背の高い軽ワゴンの今や必須アイテムが「スライドドア」です。しかし、「ワゴンR」は、普通のドア(ヒンジドア)です。

「ワゴンR」の欠点を全部クリアした!? 「ワゴンRスマイル」

スズキ ワゴンRスマイル 吉田由美

そのスライドドア「ワゴンRスマイル」には標準装備。それだけでも購入する人がいるかもしれません。

また、「スマイル」という名前が付けられているように、エクステリアデザインは、「ワゴンR」に比べるとだいぶ可愛らしい印象。
主なポイントは、デザインスライドドアユーティリティ、「スズキ セーフティサポート」など安全装備の充実静粛性の向上、そしてマイルドハイブリッドの導入。ガソリンエンジンモデルとハイブリッドモデルがあります。


スズキ ワゴンRスマイル

中でも女性に嬉しい装備は、360度のプレミアムUV&99%UVカットガラス。できれば100%にしてほしいところですが、少しでも性能アップは嬉しいです。
また、シートバックアッパーポケットは、スズキ初。
スズキ初といえばもうひとつ。ハイブリッドモデルには「すれ違い支援機能」付きとなっています。

そのほかでは、ヘッドアップディスプレイに標識認識機能がついたり、「スズキセーフティサポート」もデュアルカメラでのブレーキサポートになったり、後退時のブレーキサポートや、誤発進防止やふらつき防止の機能、先行車お知らせ機能など、先進安全装備系がだいぶ充実しています。

安全面で言うと、Aピラーが強度も確保しながら細くなって死角が減ったり、視界が広くなったり。6つのエアバッグも搭載されています。
さらに新しい安全基準「i-Size」のチャイルドシートにも対応するので、子育て世代にも安心です。

スズキ ワゴンRスマイル

ボディカラーも、インディゴブルーとコーラルオレンジという新色を2色加えた全12色。そのうち、2トーンは8色と、なかなかの充実ぶりです。

ちなみに「ワゴンR」とは、全長、全幅は同じサイズですが、全高が「スマイル」のほうが45㎜高い1695㎜。もちろん頭上空間が高い=広く感じられます。
「ワゴンR」の欠点をすべてクリアしたのが「ワゴンRスマイル」と言っても良いかもしれません。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。
※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

吉田 由美|よしだ ゆみ

カーライフ・エッセイスト、日本自動車ジャーナリスト協会理事、日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
クルマまわりのエトセトラについて独自の視点で自動車雑誌を中心に、テレビ、ラジオ、 web、女性誌など広く活動中。現在はYouTube で「吉田由美ちゃんねる」「クルマ業界女子部チャンネル」を立ちあげて出演中。

吉田 由美|よしだ ゆみ

ドリキン土屋圭市MC!

チャンネル登録はこちら

もっとみる 車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

カテゴリー

注目タグ

車選びドットコム加盟店募集中 詳しくはこちら

おすすめ記事デイリーランキング

2024.04.26UP

デイリーランキング

2024.04.26UP

最新記事