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中古でフォルクスワーゲンのクルマを買うならこの車種がオススメ!

フォルクスワーゲン ポロ

フォルクスワーゲンは、Aセグメントのup! から、ハッチバック定番モデルであるゴルフ、ホンダ・オデッセイよりも大きなミニバンのシャランまで、フルラインナップメーカーです。昔からの常套句である質実剛健なクルマ作りは今も失われていません。
どのモデルにも共通するのは、高速域での走行安定性。ピタッと路面に張り付き、矢のように進む感覚はアウトバーンの国で鍛えられた実用車のDNAが確実に受け継がれています。

Chapter
ポロは「DBA-6RCJZ型」がオススメ
ゴルフは「現行のゴルフⅦ(DBA-AUCJZ)」がオススメ
ゴルフ・トゥーランは「2代目(DBA-1TCZD)」がオススメ
ティグアンは「現行型の先進安全装備搭載車」がオススメ
パサート・ヴァリアントは「現行型」がオススメ

ポロは「DBA-6RCJZ型」がオススメ

フォルクスワーゲン ポロ

高速域の操縦安定性が光る Bセグメントのベンチマーク

現行型(AW)ポロは、6代目を数え、モジュール化されたプラットフォームである「MQB」を使ってスタイリッシュに仕立てられています。リヤブレーキがディスクからドラム化されたことで、心配する声もあったようですが、山道を走り回っても力不足であることを感じさせるシーンはありません。
現行型は後席が少し広くなり、荷室容量も280Lから351Lと、少し前のCセグメント級にまで拡大しています。

現行型も中古市場にもちろん出始めていますが、中古でBセグメントを買うにはまだ高値安定という印象です。
オススメは2009年から2018年3月の現行型にバトンタッチされるまでの先代(6R型)。ミリ波レーダーで前方を検知する衝突被害軽減ブレーキの「フロントアシストプラス」や多重事故(2次衝突被害軽減)を防ぐ「マルチコリジョンブレーキシステム」が標準装備されています。
さらに、アダプティブクルーズコントロール(ACC)が一部グレードに標準、オプション設定されていますので、高速道路を使う方はぜひ欲しいところです。

ゴルフは「現行のゴルフⅦ(DBA-AUCJZ)」がオススメ

フォルクスワーゲン Golf GTI Performance

フォルクスワーゲンを代表するジャストサイズのハッチバック

すでに欧州で先行発売されている8代目ゴルフ(ゴルフⅧ)が気になる方もいるでしょうが、日本に入ってくるのは2021年になる模様です。それほどフォルクスワーゲンにとって重要なモデル。日本の自動車メーカーや他の欧州勢の関係者からもCセグメントのベンチマーク(指標)はゴルフ!! と度々筆者も声を聞いてきました。
室内の広さや荷室容量を含めたパッケージングなど、ゴルフが指標とされてきた長い歴史があり、高速道路や山岳路などでのスタビリティの高さは一度乗るとやみつきになるファンも多いのも特徴です。

モデル末期となった現行の7代目ゴルフ(ゴルフⅦ)がオススメ。2013年登場とすでに7年が経過していて、「トレンドライン」から「GTI」、「R」まで多彩なモデルが揃っています。上位グレードはマルチリンク(4リンク)、下位グレードはトレーニングアームですが、後者でもゴルフらしい操縦安定性の高さは十分に感じられます。
衝突被害軽減ブレーキは全車標準ですが、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線維持機能は「トレンドライン」はオプション設定になるため、高速道路での走りを考えると、ACC装着車を選びたいところです。

ゴルフ・トゥーランは「2代目(DBA-1TCZD)」がオススメ

フォルクスワーゲン Golf Touran TSI Highline

ファミリー層はもちろん 高い積載性でアウトドア派にも最適

現行のゴルフ・トゥーランは、2016年に2代目にスイッチし、7代目ゴルフ(ゴルフⅦ)と同様に「MQB」と呼ぶモジュラープラットフォームが使われています。
日本にはさらに大きなシャランも導入されていますが、トゥーラン(両側スライドドア)は、全長4535×全幅1830×全高1670mmと比較的コンパクト。ただし、トゥーランのリヤドアは、ヒンジ式ドアになっていますので、小さな子どもがいる場合など、狭い場所での開閉には注意が必要です。
ゴルフの名を冠するだけあって高速道路やワインディングでも高い操縦安定性を誇ります。さらに、3列目、2列目はもちろん、助手席背もたれも前にフラットに格納できるため、高い積載性も自慢です。

2016年1月に発売された現行型も十分に狙える価格帯になっています。衝突被害軽減ブレーキは全車標準で、レーンキープアシストやアダプティブクルーズコントロールは標準もしくはオプションですので、こうした先進安全装備装着車を狙いたいところ。
2018年には2.0Lディーゼルも追加されていて、距離を走る人のニーズに応えています。1.4L TSI(ガソリンターボ)でも動力性能に不足は抱かせません。

ティグアンは「現行型の先進安全装備搭載車」がオススメ

フォルクスワーゲン ティグアン

人気はディーゼル+4WDだが、都市部ユーザーはFFでも十分

世界的なSUVブームの中、2019年に世界で最も売れたフォルクスワーゲン車になったのがティグアンです。現行型は2代目で、ゴルフⅦと同様に「MQB」を使って仕立てられています。日本では現在、トゥアレグが正規導入されていないため、フォルクスワーゲンの最上級SUVを担っています。
全長4500×全幅1840×全高1675mmというサイズで、FFと4WDを設定。2018年に2.0Lディーゼルが設定され、同エンジンは4WDのみの組み合わせで、人気を得ています。

オススメは、先進安全装備が充実している現行型で、衝突被害軽減ブレーキは全車標準、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシストは標準もしくはオプション。先進安全装備が網羅された「ハイライン」かオプション選択済みの「コンフォートライン」を選びたいところ。
走行距離が長く、ウインタースポーツなども楽しむのであれば2.0Lディーゼル仕様が最適ですが、まだタマ数は多くなく、高値安定しています。

パサート・ヴァリアントは「現行型」がオススメ

フォルクスワーゲン パサート・ヴァリアント

トップクラスのラゲッジスペース 先進安全装備の充実、価格も魅力

アルテオンが登場するまで最上級モデルと位置づけられていたパサート/パサート・ヴァリアント。ご紹介するヴァリアントは、ステーションワゴンの中でもトップクラスの荷室容量が自慢です。
通常時の荷室容量は650L、最大時は1780Lまで拡大します。歴代モデルの荷室容量で定評のあるEクラスステーションワゴンは640L-1820Lですから、最大時は及ばないものの、後席背もたれを起こした状態ではわずかに上回ります。
Eクラスよりも価格が抑えられているだけでなく、衝突被害軽減ブレーキやレーンチェンジアシスト、渋滞時追従支援システムなどが標準化され、2015年7月登場時の現行型は、348万9900円〜480万9700円という新車価格もメルセデス・ベンツ、BMW、アウディというドイツプレミアム御三家に対してアドバンテージのある設定でした。

中古車で狙う際も先述したように、先進安全装備が充実している現行型がオススメです。
2018年には2.0LディーゼルターボのTDIが追加され、190PS/400Nmというスペックを得ています。これは、同じ2.0L TDIのティグアン(150PS/340Nm)よりも上回り、ディーゼルらしいトルクフルな走りが得られます。荷物を満載してロングドライブをする機会が多い方は最適でしょう。
ただし、220PS/350Nmの2.0Lガソリンを積む「R-Line」と同様に、TDIのタマ数は少ないため、150PS/250Nmの「TSI」から選ぶ方が選択肢は多くなります。

フォルクスワーゲン ビートル

ドイツの「実用車」という印象が強いフォルクスワーゲンには、ほかにも生産を終了したザ・ビートルも中古車なら狙えるタマ数が揃っています。ほかにも、Aセグメントのup! は軽自動車では飽き足らない層にアピールする走りが魅力です。
ステーションワゴンでは、日本でも取り回ししやすいサイズのゴルフ・ヴァリアントもあり、キャンプやスポーツなどアウトドア派もニーズを満たしてくれます。大型ミニバンのシャランは、両側スライドドアなので小さな子どもがいるファミリーにお使いやすいはずです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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