100万円で買える輸入車まとめ(ドイツ車編)

輸入車の中でも特に日本での人気が高いドイツ車。2013年には日本で販売された輸入車の約75%をドイツメーカーが占めるなどその人気は絶大です。
今回はそんなドイツ車の中から100万円で買えるものをまとめました。
※ 2016年08月22日時点

メルセデス・ベンツ「C200コンプレッサー」
2015年に187 万 1,511 台の世界販売台数を記録し、5年連続で過去最高の年間販売台数を記録したメルセデス・ベンツ。
販売台数の約5分の1の36万4668台占めているのが、メルセデス・ベンツのCクラスです。
コンパクトでありながら、Sクラスのような上質なエクステリアと乗り心地を誇る車で、今やメルセデス・ベンツの中でも最も人気の高い車種となっています。
2013年12月に発表されたCクラス4代目となる現行モデルの新車価格は436万円から1352万円ほど。
そんなCクラスが100万円で乗れたら良いと思いませんか?
今回紹介するのは、2007年に発表されたCクラス3代目となるメルセデス・ベンツ「C200コンプレッサー」です。
スポーティーかつ大胆なデザインのフロントグリル
C200コンプレッサーの魅力は、なんといってもその顔です。
「エレガンス」と「アバンギャルド」という2種類のコンセプトでデザインされたフロントグリルを持っています。
「エレガンス」はメルセデス・ベンツのセダンに用いられてきたデザインを、「アバンギャルド」はクーペで用いられてきたデザインを踏襲しています。
「アバンギャルド」の大きな特徴的はフロントグリル。
中央に大きく、メルセデス・ベンツのマークである「スリーポインテッドスター」があしらわれています。
従来のメルセデス・ベンツのブランドは、フロントグリルに大きな「スリーポインテッドスター」を付けることを、スポーツカーやスポーティーモデルにしか許していませんでした。
しかし、「アバンギャルド」にはCクラスというコンパクトなセダンであるのにも関わらず「スリーポインテッドスター」が与えられています。
メルセデス・ベンツが「C200コンプレッサー」にかける思いが伝わってきますよね。大胆なデザインでカッコいいです!
「アジリティ」(俊敏性)をテーマに開発された軽快な走り
メルセデス・ベンツ「C200コンプレッサー」は「アジリティ」(俊敏性)をテーマに開発されています。
そのため、高いボディ剛性と、俊敏なステアリングを誇っており、走りが安定しています。
安定した走りを支えているのは「アジリティ・コントロール(Agility Control)」というシャシーです。
このシャーシは、2代目のCクラスよりもボディ剛性が13%も向上しており、運転時の振動を素早く収めます。
また、車両重量配分も52:48と前後の重量のバランスが良く、速度に合わせてハンドルの重さを変えてくれる「パラメーター・ステアリング」も装備。
そのため、とても軽快な走りを実現するスポーツセダンとなっています。
BMW「530i」
次に紹介するのはBMWの5シリーズです。
5シリーズと言えば、1972年に発表された大型の高級スポーツセダン。
2009年に発表された現行モデルは一番安いセダンでも599万円となっています。
そんな5シリーズに100万円で乗れたら嬉しいですよね。
今回紹介するのは、5シリーズ5代目に当たる530i E60です。
エッジが効いたエクステリア
5代目530iの特徴はそのエクステリアです。
従来までの5シリーズは、四角張ったデザインだったのですが、BMW社内上層部の判断によりデザインが変化。
イタリア人デザイナーであるダビデ・アルカンジェリがデザインを手掛け、まるでイタリア車のようなエッジが効いたエクステリアとなりました。
特にヘッドライトは切れ長であり、他のBMWとは一風変わった目をしています。
安定した走りを実現する「アクティブステアリング」
530iは全長4841mmとサイズが大きいですが、BMW特有の高い走行性能を持ち合わせています。
特にそのステアリングの良さは特筆すべき点です。
「アクティブステアリング」という可変ギアレシオ・パワーステアリングが搭載されており、走行中のステアリングが安定しています。
これは走行中にハンドルの挙動の異常を察知すると、舵角を自動で修正してくれるシステムで、特にカーブの際にその威力を発揮します。
例えば、カーブに速い速度で侵入してしまい、大きく車のお尻が振られてしまったとします。
そのときに車体がスピンをするのを防ぐために、自動でお尻が振られた方にハンドルを切ってくれるのです。
こうすることによって、あまり運転が上手くない人でも安心して運転することができますし、より素早い速度で鋭くカーブを曲がることができます。
エンジンはBMWのお家芸とも言える直列6気筒DOHC(シルキーシックス)。
3,500回転で、30.6kgmの最大トルクを発生し、BMWのスローガンである「駆け抜ける喜び」を体感することができます。
特にカーブを鋭く曲がり駆け抜けた時の爽快感はBMWでしか味わえないもの。これが100万円で体感できるなんて信じられませんよね。
アウディ「A3」
アウディの入門車として人気の高い「A3」〝小さな高級車〟のコンセプトで、1996年に発売されました。
欧州ではCセグメントに属する車で、フォルクスワーゲンゴルフとプラットフォームを共用しています。
現行モデルは2012年に発表された3代目で、新車価格は346~447万円ほどします。
現行モデルには、なんとWi-Fiが搭載されているなど、フォルクスワーゲンゴルフとはまた違った個性を持った車です。
そんなA3も100万以下で購入出来てしまいます。
特に2代目(2003年-2012年)が狙い目で、2011年という高年式の車も100万円以下で買えてしまうのです。
実用性と優秀な加速性能を兼ね備えたTFSIエンジン
A3の特徴は、横置きエンジンFFだということです。
こうすることでコンパクトな車内をより広く使うことができるので、車内空間を広く使えます。
しかし、横置きエンジンの欠点は、多気筒のエンジンを積み込むことが難しくなるので、パワー不足になってしまうということ。
では、A3はどうなのでしょうか?
TFSIエンジンは、直噴式の1.4リッター直列4気筒のターボ。125馬力で、最大トルクは20.4kgmです。
この馬力は日本の軽自動車の自主規制となっている64馬力の約2倍。64馬力の国産車を例にあげると、ホンダ「S660」になります。
こちらとパワーウエイトレシオ(1馬力にかかる車重の負荷)を比べてみると、ホンダ「S660」が約13.3kg/psなのに対し、A3は約11.04kg/ps。
実用面を重視して作られたコンパクトカーとして考えれば、加速性能も悪くありません。また最高速度は、公称で203km/hと走りに余裕があります。
普段使いにも良し、走りも楽しめるコンパクトカーに仕上がっています。
BMW「ミニ」
次に紹介するのが、BMW「ミニ」元々、ミニはイギリスのBMCが1959年に発売した車です。
1994年にBMWが、ミニの権利を手に入れ、2001年に新型モデルを発表しました。
そのエクステリアはBMC時代のミニをモチーフとして作られており、伝統を感じられる上品なデザインに仕上がっています。
また、BMWが開発したことで、走りも向上。
座面が低いことで味わえるスピード感や、切れ味の鋭いステアリングは「ゴーカート・フィーリング」と形容されるほどです。
そんなBMW「ミニ」も現在では100万以下で買えてしまうのです。
走りの良さを支える「マルチリンク式サスペンション」
ミニの走りの良さを支えているのは、サスペンションです。
前方には、「ストラット式サスペンション」、後方には「マルチリンク式サスペンション」が採用されています。
前方の「ストラット式サスペンション」は、コンパクトカーや前輪駆動車(FF)によく使われているサスペンションで、軽量かつコストが安く、車内空間も確保しやすいという利点を備えています。
注目すべきは、後方の「マルチリンク式サスペンション」です。こちらはポルシェ「911」などのスポーツカーに採用されているサスペンションです。
複数のアームから構成されているので、アームをより細かくセッティングすることができ、タイヤのグリップ力が向上します。
そのため、コーナリング時でも車体が安定します。
このサスペンションは高い走行性能を実現させる代わりに、コストがかかりすぎてしまうので、通常FF車にはあまり採用されていません。
高級車にのみ許された装備なのです。
また、ボディ剛性が高く、サスペンションも固く設計されているので、高速道路を走行中でも車体がふらつかず、安定します。このような高い走行性能がミニの魅力です。
ポルシェ「ボクスター」
最後に紹介するのは、ポルシェ「ボクスター」水平対向エンジン(Boxer)が装備されたオープンカー(Speedster )であることから、ボクスターと名付けられました。
初登場は1993年のデトロイトオートショー。1996年に市販車として販売開始されました。
2015年12月に新型の718ボクスターが発売されるなど、ポルシェの人気車種の1つです。ポルシェの中では比較的購入しやすい金額ですが、718ボクスターの価格は658万円。
まだまだ手を出しにくい金額ですよね。でも中古なら100万円で買えてしまうんです。

ここまで100万円で買えるドイツ車を紹介いたしましたが、いかがでしょうか?
100万円という金額でいろいろなメーカーの車が購入できることがお分かりいただけましたでしょうか?
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