ランクルプラドの後継モデル「ランドクルーザー”250”シリーズ」を世界初公開!
2023年6月の新型レクサス GXの発表以来、うわさされていたプラドの実質的な後継モデルとなるランドクルーザー250と、伝統の70シリーズの新型モデルが、2023年8月2日の10時(日本時間)にローンチされました。
プラド改め”ランドクルーザー250”が新しい名前
ライトデューティー系のランドクルーザープラドの後継として投入されることになるランドクルーザーは、“250”シリーズとよばれることになります。
その開発コンセプトは「地域社会を支えるためのクルマであり、より多くの人の生活を支える」というランクル本来の姿に立ち返る、いわば原点回帰です。
プラットフォームには、ランクル300と同じGA-Fプラットフォームを採用し、オフローダーとしての基本性能を大幅に向上しました。
パワートレーンには、2.4Lガソリンターボと2.7Lガソリン、2.8Lディーゼルターボにくわえ、ランクルシリーズでは初めてとなる2.4Lガソリンエンジンをベースとしたハイブリッドモデルもラインナップされることになります。
そのうち2.7Lガソリンと2.8Lディーゼルが日本導入予定です。
足回りには、スイッチ操作でフロントスタビライザーの状態を切り替ることができるSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を、トヨタ車では初採用すると同時に、電動パワーステアリングの採用で、オンロードでの操作性と快適性、オフロードでのキックバックの低減を実現しています。
内外装のデザインは、伝統とモダンを統合しながら、Reliable(過酷な使用用途にも耐えられる信頼性)、Timeless(永く愛せる飽きのこないシンプルさ)、Professional(プロが使う、無駄のない道具に共通する洗練された機能美)をキーワードに完成されたもの。
とくにエクステリアは、Beauty in Fanction(機能美こそ、究極の美)をキーワードに、スリムなサイドビュー、短いオーバーハング、入念に造形された四隅、低いベルトライン、細いAピラー、角ばった構成で、視認性と簡単かつ正確な操作性を考慮して設計されています
さらに外部ダメージに強い設計として、高い位置にヘッドランプをデザインしたり、フロントバンパーを分割して修理を簡単にするなどの努力も投入。
車両の操作性を突き詰めることで屈強なプロポーションを実現しているとうわけです。
発表会で公開された2タイプのフロントデザインは、どのような棲み分けになるのかは不明です。
いっぽうコクピットは、最小の労力で最大の精度を叶えるヒューマン・マシン・インターフェースにこだわり、感覚的に識別できて、操作できるデザインとされています。
車両安全には最新の予防安全パッケージである「Toyota Safety Sence」を採用。高い安全性能も実現してします。
ランクル70は大幅アップデートを受けて登場
いっぽうランクルの祖であるBJの直系といわれるランクル70は、大幅なアップデートを受けて登場しました。
こちらはラダーフレームの基本骨格は変わらないものの、ボディワークを改良するとともに機能的に必要な部分だけをアップデート。
堅牢性を高めるとともに、力強い動力性能と低燃費を実現する2.8Lディーゼルエンジン(最高出力150k/最大トルク500Nm)が搭載されています。
気になるそれぞれの発売時期は、ランドクルーザー250が2024年前半、ランドクルーザー70は2023年の冬を予定しています。