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中古でトヨタ・ハイラックスを買うならこの車種がオススメ!

トヨタ ハイラックス 8代目

1980年代〜90年代にかけて空前のRVブームを牽引したのが、トヨタ・ハイラックス(サーフ)でした。

トヨタを代表するピックアップトラックで、初代は1968年に登場。その後、日本では同ブームが終焉したことで、6代目を最後に日本での販売を終了しました。タイで生産されている現行型は、日本でも13年ぶりに発売され、話題を集めました。

Chapter
現行型はタイから逆輸入 はたらくクルマとしてのニーズにも応える
現実的な選択肢としては現行型
まとめ

現行型はタイから逆輸入 はたらくクルマとしてのニーズにも応える

トヨタ ハイラックス 8代目

都内でも見かける現行ハイラックスは、タイで生産されています。
ファッションとして乗るニーズに応えるだけでなく、「林業などのはたらくクルマとしてのニーズに応える」という日本導入時のプレス向け発表会が印象的でした。
筆者は、RVブームの時にRV専門誌の編集者をしていて、バブル景気がはじけた後もこうしたピックアップトラックを所有するオーナーなどに話を聞く機会も多々ありました。

ファッションとして乗る人は、荷台に荷物を積む機会もあるでしょうが、ランニングコストを当然ながら折り込みながら維持する必要があります。
現行型は、1ナンバー登録(普通貨物自動車)になり、5人乗りで最大積載量0.5tですので、年間1万6000円になります。
車検も初回は2年、その後は毎年になるほか、自賠責保険、任意保険も同クラスの3ナンバーよりも高め。
また、WLTCモード燃費は11.7km/Lで、軽油を指定するとはいえ、2tを超える重量級ボディですので、実燃費もそれなりであるはず。高速料金も普通車料金ではなく、より高い中型車料金になり、休日割引の対象外になります。

筆者も現行ハイラックスを都内などで何度かステアリングを握っていますが、最小回転半径は6.4m。ジープ・グラディエーターの6.9mよりは小回りは利くものの、駐車場所も含めて所有するにはそれなりの制約があるのを感じさせます。

現実的な選択肢としては現行型

トヨタ ハイラックス 8代目

さて、現実的な選択肢である現行型は、2.4Lディーゼルエンジンが搭載され、6ATが組み合わされています。ダイヤル操作で駆動方式を選択できるパートタイム4WDになります。

2019年には一部改良を受け、衝突被害軽減ブレーキが夜間の歩行者、昼間の自転車にも対応するなど、先進安全装備をアップデート。
車線維持機能は警報だけでなく、逸脱抑制機能やレーダークルーズコントロールのディスプレイ表示なども加わり、高速道路などでのドライバーをサポートしてくれます。

そのほか、リヤのデフロック機能が設定も拡大されたことで、悪路走破性も向上。さらに、2020年にマイナーチェンジを受け、よりタフな内外装を備えたほか、エンジンの改良、サスペンションの変更などにより走りの質感もブラッシュアップされています。

さらに、2021年10月の一部改良で「Z GR SPORT」が加わり、1900mmというワイドな全幅に、専用フロントグリルやバンパー、「GR」のロゴが随所に配されるなど、レーシーなムードを享受できます。

グレードをチェックすると、「アクティブトラクションコントロール」、「ダウンヒルアシストコントロール( DAC )制御」、「オートLSD」、「クリアランスソナー&バックソナー」などのドライバーをサポートする機能装備が充実している「Z」、「Z GR SPORT」が目を惹きます。
逆に、街乗り用として割り切るのであれば「X」でもいいでしょうが、中古車市場には「Z」以上が多く出回っているようです。

まとめ

トヨタ ハイラックス 8代目

古い年式も出回っていますが、メンテナンス費用も含めてそれなりの出費もありそう。

中古車でハイラックスを狙う際は、現行型が現実的な選択肢になります。また、リフトアップなどがされた個体も多く、趣味性がより強まっています。

中でもコンプリートカーといわれるカスタマイズ、ドレスアップ済みモデルも多く出回ってて、かなりの価格が上乗せになっています。中古車にも新車不足の影響が出ているようで、ノーマル状態でも走行距離が短い物件ですとプレミアが付いています。

現行型で少しでも割安感のある物件(多少走行距離を重ねていても)を根気よく探すのが賢い買い物だと思いますが、予算が許す方で少しでも早く手にしたいのであれば、コンプリートカーも含めると、それなりに物件数は揃っている印象です。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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