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2021年に最も売れた車は?新車販売台数ランキングの上位5車種を紹介

ランキング トップ3

世界的な半導体不足や工場の稼働停止など、新車販売においては厳しい状態が続いている昨今。同時に移動手段としての自家用車需要は高まりを見せており、対前年比の販売台数を大きく伸ばした車もありました。

本記事では、JADA(一般社団法人 日本自動車販売協会連合会)が発表している2021年新車販売台数ランキングを基に、最も売れた乗用車の上位5車種を紹介します。

Chapter
2021年の新車販売の傾向は?
2021年、最も売れた5車種を紹介!

2021年の新車販売の傾向は?

ランキング トップ3

まずは全体的な新車販売台数を見ると、2021年の乗用車・軽自動車を合わせた台数は4,448,288台。前年比では96.7%にとどまり、2019年から3年連続で前年比を割る台数となっています。

また2022年2月末までの2か月の新車販売台数を見ても、前年同期間と比較して85.8%と、依然厳しい状態が続いていることが分かります。
ここ2年ほどは世界的な情勢もあり、新車生産の遅れや規模縮小が続いていることも要因の一つとされています。

出典:新車・年別販売台数(登録車+軽自動車) | 統計データ | 一般社団法人日本自動車販売協会連合会

2021年、最も売れた5車種を紹介!

このような厳しい状況の中、2021年に最も新車が売れたのはどのような車種なのでしょうか?

ここからはJADAの統計データを基に、2021年1月〜12月の新車販売台数で上位5つにランクインした車種を紹介していきます。

出典:乗用車ブランド通称名別順位 | 統計データ | 一般社団法人日本自動車販売協会連合会

トヨタ・ヤリス(「ヤリス」シリーズ)

トヨタ ヤリス

第1位に輝いたのは、2020年2月に発売されたトヨタ・ヤリス。こちらはヤリスクロス・GRヤリスも含む「ヤリス」シリーズの累計となりますが、前年比の140.3%となる212,927台を記録しています。

コンパクトカーモデルであるヤリスは、3代目ヴィッツの後継車種として登場しました。
ハンドリングの良さや乗り心地の良さ、また搭載する先進安全装備・機能の充実性など、上質感のあるコンパクトカーとして人気を博しています。

また、コンパクトSUVモデルのヤリスクロスも、シリーズ累計の販売台数の約半数を占める人気を見せています。快適で力強い走りが楽しめるのはもちろん、ヤリスでも培った低燃費性能を備え、上質感のある都市向けSUVとしての地位を確立しています。

新車価格はヤリスが約140〜250万円、ヤリスクロスが約180〜280万円、GRヤリスが265〜465万円と購入しやすい価格帯であることも、販売台数を伸ばす後押しに。
中古車も流通台数が増えてきたため、お値打ちに良い条件の車両が見つけやすくなっています。

トヨタ・ルーミー

トヨタ ルーミー

トヨタ・ルーミーは、2016年に登場したダイハツよりOEM供給されているトールワゴン型コンパクトカーです。2021年の新車販売台数は134,801台で、前年比では154.5%となっています。

その特徴は、何と言っても広々とした室内空間。室内長は2,180mm、前後席の間は1,105mmも取られており、大人4人で乗っても余裕があるスペースを確保しています。

またフロントシートはウォークスルー可能となっており、車を降りずに後席に移動できるなど、小さな子どもがいるファミリーには重宝する機能も充実。
さらに、助手席側のパワースライドドアは全車標準装備、運転席側パワースライドドアもX以外のグレードで全車標準装備するという点も人気の理由です。

これらを備えつつ、新車価格は約155〜210万円というコストパフォーマンスの良さが魅力の一台です。

トヨタ・カローラ(「カローラ」シリーズ)

トヨタ カローラ

トヨタ・カローラは1966年に販売開始したセダンで、現在は12代目モデルが販売されています。
基幹となる「カローラ」をはじめとして様々な派生車種も登場しており、現在販売中のモデルはカローラ、カローラスポーツ、カローラアクシオ、カローラツーリング、カローラフィールダー、カローラクロスの6車種。2021年のシリーズ累計新車販売台数は110,865台を記録しました。

ランキング上位に入った要因としては、2021年9月に登場したコンパクトSUV「カローラクロス」の存在が挙げられます。
こちらはカローラシリーズ初のSUVモデルで、サイズはCH-R以上、RAV4未満といった位置づけ。乗車時のゆとりや快適性、積載量、荷室や座席へのアクセスのしやすさなどの実用性が高められており、主に都市部向けのクロスオーバーSUVとなっています。

新車価格はモデルによって様々ですが、いずれも300万円以内に収まり、おおよそ200万円台で選択可能。
中古車で流通量が多く見つけやすいのはカローラフィールダー、カローラスポーツ、カローラツーリングといったモデルです。

トヨタ・アルファード

トヨタ アルファード SR"Cパッケージ"

トヨタ・アルファードは、内外装の上質感や充実した快適装備、ゆとりのある室内空間などを備えるフラッグシップミニバン。2021年の新車販売台数は95,049台で、1〜4位をトヨタの車種が独占する結果となりました。

現行型モデルは2015年に登場し、2017年にはマイナーチェンジも実施。第2世代の「Toyota Safety Sense」を全グレードに標準装備している点も、ファミリー層にとっては嬉しいポイントです。

またグレードラインアップも豊富で、予算やニーズに応じて選択可能となっています。
最上級モデルは「Executive Lounge」系グレードで、各種快適装備が多数標準装備されていますが、新車価格は約725〜740万円と高めの設定。上質感と価格のバランスの良さから人気なのは「S "Cパッケージ"」で、価格は460万円前後となっています。

日産・ノート

日産 ノート

日産・ノートは日産のコンパクトカーを代表する一台で、2021年の新車販売台数は90,177台。前年比では124.9%を記録する台数を売り上げました。

現在販売中の3代目モデルはガソリンモデルを設定せず、全モデルe-POWER搭載車としたのが特徴で、燃費性能の良さが魅力の一つです。
また、巧みなパッケージングによって、コンパクトなボディサイズながらゆとりのある空間を確保。ファーストカーとしても十分使える実用性と上質感を備えた一台といえます。

2021年6月には派生モデルの「ノート オーラ」が発売されたことも、新車販売台数を伸ばした一因となりました。こちらはノートの上位車種として、内外装の質感がさらに向上したプレミアムコンパクトカーの立ち位置となります。

以上、2021年の新車販売台数ランキングで1位から5位となった車種を紹介しました。

全体的に内装・外装の上質感がある車種が人気となる傾向があり、快適性や利便性にこだわった装備を備えることも車選びで重視する方が多いようです。
ボディタイプやサイズ・予算・見た目の好みなどに応じておおまかな車種を選びつつ、ニーズに合わせてグレード選択をするのがおすすめです。

車選びドットコムマガジン編集部

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