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燃費が良いおすすめのミニバンとは?車選びのポイントも解説

海岸を走る車

子育て世代を中心に、ファミリーカーとしての人気が高いミニバン。乗車人数が多く荷物もたくさん積めるのが利点ですが、一方で車体重量が重く燃費があまり良くないのがデメリットです。
そんなミニバンの中でも、できるだけ燃費がいいのはどの車種なのでしょうか?

本記事では、燃費性能の良いミニバンの人気車種や、燃費の良いミニバンを選ぶポイントなどを紹介していきます。

Chapter
ミニバンってどんな車?
【2021年版】燃費の良いミニバン6選を紹介!
ハイブリッドミニバンを選ぶメリット・デメリット
ハイブリッド以外にもある?燃費が良いミニバン
燃費と利用シーン、どちらも考えながらミニバンを探してみよう

ミニバンってどんな車?

家族 ミニバン

ミニバン(mini van)とは、直訳すると小さな商用車という意味になりますが、一般的には3列シートの大型車のことを指します。日本では乗用車がほとんどですが、中には商用車用に荷物の出し入れがしやすい設計になっているミニバンもあります。

小さな子どもがいる家庭では、荷物が増えがちなことや子どもの乗り降りのしやすさから、ファミリーカーとしてよくミニバンが選ばれています。また、アウトドアが好きな方にも多くの荷物や人を運べるということで選ばれています。

近年は便利なだけではなく、安全機能もついたミニバンが増えているため、運転の苦手な方でも運転しやすくなっています。

ミニバンは目的に合わせて選ぶのがおすすめ

ミニバンと一口に言っても、人気の車種だけあって各メーカーからいろいろな車種が販売されています。
車種によって大きさ使い勝手見た目などが大きく異なります。そのため、ミニバンを検討している人は使用目的に合わせて一番使い勝手が良い車種を選びましょう。

例えば、シートの動かし方や室内空間、荷室の広さなどに着目し、実際に使うシーンを思い浮かべながら選ぶことが大切です。
本記事で紹介する「燃費」に注目して選ぶのも、維持費などかかるお金を安く押さえたいと考える方にはおすすめのポイントとなります。

【2021年版】燃費の良いミニバン6選を紹介!

燃費が悪いという印象のあるミニバンですが、その中でも比較的燃費性能が良いのはどんな車種でしょうか?

燃費表記には、世界基準の燃費計算の試験方法である「WLTCモード」と日本独自の「JC08モード(国土交通省審査値)」の2つがあります。かつてはJC08モード表記がメインである車種も多くみられましたが、現在では世界基準のWLTCモードのみを表記する車種も増えてきています。

今回は、WLTCモード燃費が良いミニバンを6車種ピックアップして紹介。また、燃費性能以外にもおすすめのポイントなども合わせて紹介します。

1:トヨタ・シエンタ

トヨタ シエンタ 2代目 マイナーチェンジ

トヨタ・シエンタは、ミニバンの中でも人気の高い車種の一つです。
コンパクトサイズミニバンのため小回りが効いて、車高が高いことで運転席の視界も高くなり、運転が不安な方でも乗りやすくなっています。また乗り降りしやすい設計となっているのも、小さな子どもがいる家庭や荷物の出し入れが多い人には嬉しいポイントです。

3列目は使用シーンによって座席にしたり、荷室にすることもできます。

さらに、カラーバリエーションは全8色と豊富でかっこよさもかわいさも実現可能。
安全装備については、現行型であれば衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を全車にメーカーオプション設定しており、充実の機能となっています。

最も燃費が良いのはハイブリッドモデルで、WLTCモード燃費は22.8km/L。ガソリンエンジンとモーターを組み合わせることで、ガソリンモデルよりも燃費が向上しています。
購入価格はガソリンモデルに比べると高くなりますが、税制の優遇が受けられたりガソリンの消費が少ないため、購入後はお財布にも環境にも良い車です。

また、ガソリンモデルでもWLTCモード燃費は17.0km/L。車体サイズが小さいこともあり、基本的に燃費性能がよいミニバンと言えます。

出典:トヨタ シエンタ | 価格・グレード | トヨタ自動車WEBサイト

2:ホンダ・フリード

ホンダ フリード 2代目

ホンダ・フリードも、シエンタと同じくコンパクトサイズのミニバンです。運転しやすいサイズかつ室内空間にもゆとりがある「ちょうどいい」を追求したモデルとなっており、子育て世代に人気の車種となっています。

サイズや室内の広さだけではなく、利便性の高い機能も人気の理由。
シートの間が空いていることで車内の移動が楽に行え、また3列目に乗りたいときは、2列目のシートを倒さずに乗り降り可能となっています。そのため、チャイルドシートが2列目に設置されていても3列目のシートを負担なく活用することができます。

さらに、両手がふさがっていてドアの開閉が難しい場合でも、足先をかざすだけで自動でスライドドアを開けられる「ハンズフリースライドドア」をオプション設定可能など、子育て世代に嬉しい機能が満載となっています。

フリードにもハイブリッド(e:HEV)モデルとガソリンモデルがあり、ハイブリッドのWLTCモード燃費は20.8km/L(FF、6人乗りの場合)と低燃費を実現。
ガソリンのWLTCモード燃費も17.0km/Lと十分な性能です。

出典:タイプ一覧|タイプ・価格・装備|フリード|Honda公式サイト

3:ホンダ・オデッセイ

ホンダ・オデッセイは8人乗りのミニバン。いわゆる箱型のミニバンとは異なり、「低床・低重心」をキャッチコピーとしている車で、セダンのような運動性能を持ちつつ、セダンよりも広い室内空間であることがポイントです。

また、オデッセイは室内空間の広さだけではなく快適さにもこだわっています。

例えば、運転席のみ装備されることが多いパワーシートを助手席にも搭載し、同乗者も快適にゆったりと過ごすことができます。車内のコンソールボックス収納やドリンクホルダーも使いやすい位置に配置することで、利便性を高めています。
2列目のシートにはオットマンもついているため、どこに乗車してもくつろげる車内空間となっています。

また、現行型(5代目)からはエリシオンとの統合に伴って両側スライドドアを搭載したことで、駐車スペースが狭い場合でも乗り降りしやすくなりました。

オデッセイはハイブリッド(e:HEV)モデルとガソリンモデルから選択可能で、ハイブリッドのWLTCモード燃費は20.2km/L(e:HEV ABSOLUTE)。ガソリンでもWLTCモード燃費は12.8km/L(FF、ABSOLUTE)と、全タイプで「平成30年排出ガス基準75%低減レベル」の基準を達成しています。

出典:タイプ一覧|タイプ・価格・装備|オデッセイ|Honda公式サイト

4:ホンダ・ステップワゴン

ホンダ ステップワゴン

ホンダ・ステップワゴンは、7人乗りと8人乗りを設定する5ナンバーサイズを基本としたミニバンです。

人を中心に考えるホンダのパッケージング思想に基づき、機械のスペースを抑え居住空間を最大限に取ることで、ゆとりある室内空間を実現しています。スライドドア部分のステップ高は390mmと、小さな子どもや年配の方でも乗りこみやすい低床設計となっているのも、子育て世代に人気のポイント。
さらに、現行型(5代目)からは先進安全装備「Honda SENSING」を採用し、オプション設定が可能となっているため安全性も高められています。

ステップワゴンで特徴的なのは、横にも縦にも開くことができる「わくわくゲート」の機能。
車の後ろのスペースが狭くテールゲートを大きく開けない場所でも、横開きにすれば荷物を楽に積み下ろしすることができ、利便性が高い機能の一つです。
横向きでの開き具合は3段階に調節できるため、3列目からの乗降にも使えるようになっています。

ステップワゴンはハイブリッド(e:HEV)モデルとガソリンモデルをラインアップ。
ハイブリッドのWLTCモード燃費は20.0km/L(e:HEV SPADAなど)と、パワフルな走りと低燃費を実現しています。ガソリンのWLTCモード燃費は13.6km/L(FF、G・Honda SENSINGなど)となっています。

出典:タイプ一覧|タイプ・価格・装備|ステップ ワゴン|Honda公式サイト

5:トヨタ・ノア/ヴォクシー

トヨタ ノア

ノアヴォクシーは、若者やファミリー層をメインターゲットにおいたトヨタのミニバンです。
ノアがシンプルな外観なのに対し、兄弟車のヴォクシーはカスタム色が強く力強い印象なのが特徴で、「煌」といった特別仕様車にもその特徴が表れています。

ノア、ヴォクシーともにハイブリッドモデルとガソリンモデルを用意しており、若干ノアの方が燃費性能が良くなっています。
ノアのハイブリッドのWLTCモード燃費は19.8km/L(HYBRID G、X)、ガソリンは13.6km/L(Siシリーズ以外)。
ヴォクシーのハイブリッドのWLTCモード燃費は19.0km/L(HYBRID ZS)、ガソリンは13.2km/L(ZS 2WD)です。

6:日産・セレナ e-POWER

日産 セレナ e-POWER

日産・セレナe-POWER車室空間がとても広く、安全性能も優れているので、日頃から大人数で出かける機会が多い人にはおすすめです。またカラーバリエーションも豊富で、おしゃれな車が好きな人や個性を出したい人にも人気となっています。

また、前方・側方・後方の360°セーフティアシスト(全方位運転支援システム)を搭載。人や物が車の近くにあった場合、センサーが感知してアクセルを踏んでも進まないようになっています。また走行中にも道路の真ん中を走るようにサポートしてくれるなど、運転支援機能と安全性を高めています。

セレナにはe-POWERモデルと従来型のハイブリッドモデルがラインアップされています。e-POWERは日産の新しい次世代ハイブリッドシステムで、より燃費性能が良く、WLTCモード燃費は18.0km/Lです。

ハイブリッドミニバンを選ぶメリット・デメリット

車 お金 天秤

「燃費が良い車」というと、ハイブリッド車を思い浮かべる方も多いでしょう。近年はハイブリッドモデルを用意しているミニバンも多く、以前よりも燃費性能が良い車が増えてきています。

ハイブリッドのミニバン
のメリットは、燃費の良さ大人数が乗っても快適な走りを実現できること。

ミニバンはレジャーやアウトドアで使うことも多いですが、ガソリン車に比べると燃費が良く、遠出してもガソリン代が気になりません。
また快適な走りは運転手の心にも余裕ができ、車内が静かであれば移動中の会話もいっそう楽しくなります。

デメリットは、販売価格が高いことです。購入価格はガソリン車と比較すると高額になってしまいますが、購入の際はエコカー補助金や減税対象になる場合もあり、トータルコストは抑えられる可能性があります。

受けられる優遇措置についても、ぜひ購入の前に販売店に確認してみてください。

ハイブリッド以外にもある?燃費が良いミニバン

三菱 デリカD:5

ハイブリッド車以外に燃費が良いモデルとしては、クリーンディーゼル車があります。
クリーンディーゼル車のメリットは、燃費が良いのに加え、燃料代も安いため、ランニングコストを抑えることができます。

さらに、購入時にもクリーンエネルギー自動車(CEV)等導入促進対策費補助金の対象になっているため、車種によっては補助を受けることができます。

例えば、三菱・デリカD:5はディーゼルエンジンを搭載。WLTCモード燃費は12.6km/Lと、車両重量の割に低燃費な性能となっています。

出典:令和3年度 CEV補助金(車両)のご案内|一般社団法人 自動車次世代振興センター

燃費と利用シーン、どちらも考えながらミニバンを探してみよう

保険 見積もり 20代

ミニバンは遠くにでかけるときだけでなく、普段のちょっとしたおでかけにも便利な機能がついています。

燃費の良さで選ぶ場合、多くのミニバンを比較したり、ハイブリッドモデルやクリーンディーゼルモデルからも探してみるなど、購入するときには迷ってしまいがち。
カタログ燃費の数値はもちろん、実際の利用シーンや用途も合わせて考えてみるのがおすすめです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

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