中古車が買いたくなる自動車WEBマガジン

中古でスバル・レガシィを買うならこの型式がオススメ!

社名がSUBARUになる前、スバルの主力モデルとして長い間支えてきたのが「レガシィ・ツーリングワゴン」です。レガシィ・ツーリングワゴンを引き継ぐ形でSUBARUレヴォーグとして2代目にスイッチしています。
現在、レガシィの名は、日本向けは「レガシィ・アウトバック」というステーションワゴン派生型のクロスオーバーSUVにのみ残っています。ここでは、4代目と5代目のツーリングワゴン/B4を中心にポイントを探っていきます。

Chapter
日本のワゴンブームを牽引したレガシィ・ツーリングワゴン
世界のニーズで大型化するも狭い日本ではデメリットに
4代目に乗るならそろそろラストチャンス!? 年式、メンテナンス性を考えると5代目という選択肢も

日本のワゴンブームを牽引したレガシィ・ツーリングワゴン

スバル レガシィツーリングワゴン

レガシィのボディタイプは、ツーリングワゴン(現在はレヴォーグが後を引き継ぐ)、スポーツセダンのB4、ワゴン派生型クロスオーバーモデルであるグランドワゴン(2代目はランカスター)があり、現在のアウトバックへと脈々と引き継がれています。
名実ともにレガシィを代表する存在だったのが、ステーションワゴンのツーリングワゴンです。

空前のSUVブームが続いている今ですが、80年代後半から徐々にステーションワゴンが人気を集め、1989年登場の初代レガシィ・ツーリングワゴンが大ブレーク。
89年といえば、初代ユーノス・ロードスター、トヨタ・セルシオ、日産スカイラインGT-R(R32)、トヨタ・ランドクルーザー80など、バブル景気の波に乗って名車がずらりと登場した年です。レガシィは、水平対向エンジンと4WDというスバルの武器を活かし、WRC(世界ラリー選手権)などのラリーでも活躍しました。

ステーションワゴンは、本場の欧州で多くの荷物を積んでバカンスに出かけるなど、実用上欠かせないタイプでした。SUVのように背が高くありませんから、走りの良さという美点もあり、もちろん荷物も多く積み込むことができます。
こうした実用上の利点はもちろん、私事ですが、筆者はステーションワゴン専門誌の編集者でもありましたので、チューニングやドレスアップなどのカスタマイズを楽しむ層やそれを支える多くのプロショップも取材してきました。

現在、休日のサービスエリアなどで多く見かけるのはSUV、ミニバンですが、当時はステーションワゴンも一大勢力を構築。さらに、レガシィ・ツーリングワゴンB4には、ビルシュタイン製の倒立式ダンパーを履いた仕様やSTI仕様、ポルシェデザインが手がけたBLITZEN(ブリッツェン)などのスポーティ仕様があり、B4は4WDスポーツセダンとして一定の人気を維持してきました。

グランドワゴン(ランカスターあるいはアウトバック)を選ぶのは、ツーリングワゴンとは異なる個性を求めたり、200mmという最低地上高による高い悪路走破性を支持したりした層。ツーリングワゴンやB4はローダウンして楽しむ人達も多くいましたので、より実利を重視したユーザーから支持されてきました。
2代目ランカスターには、3.0L水平対向6気筒を積んだ「ランカスター6」も設定され、よりゆとりある走りを披露しています。
ほかにも、エキゾーストマニフォールド(排気管)が不等長によることで「ド・ド・ド」という独特なサウンドが3代目まで残されていて(手がつけられておらず)、ボクサー(水平対向)サウンドと呼ばれて支持を得る一因でもあったでしょう。

スバル レガシィ アイサイト

また、スバルといえばいち早くステレオカメラによる「アイサイト」の開発に着手していて、世界で初めてステレオカメラを搭載した「ランカスターADA」を1999年に発売しています。
筆者も試乗していますが、現在ほどの精度はもちろんないものの、車線逸脱警報、車間距離警報、車間距離制御(クルーズコントロール)などは、現在の「アイサイト」が成立する上で不可欠といえる開発でした。

世界のニーズで大型化するも狭い日本ではデメリットに

スバル レガシィ

さて、絶大な人気を誇ったレガシィ・ツーリングワゴンは、欧米の大型化というニーズ(もっと広い車内が欲しい)、あるいは衝突安全性能への対応などにより、ボディサイズが拡大していきました。
また、ステーションワゴンブームからやや遅れてミニバンブームが巻き起こり、多人数とサードシートを格納すれば荷物も多く積めるミニバンにファミリーカーの主役が移っていきます。

それでも現SUBARUは主力モデルとしてレヴォーグ、レガシィ・アウトバックを日本向けに設定し、フォレスターやXVというSUVと共にモデルラインナップを構築しています。

4代目に乗るならそろそろラストチャンス!? 年式、メンテナンス性を考えると5代目という選択肢も

レガシィ B4 アウトバック

あれほど絶大といえる人気を誇ったレガシィ・ツーリングワゴンですが、5代目の誕生から12年、生産終了から7年が経ちタマ数は減っています。
クルマ好きの筆者の義父は、4代目レガシィ・ツーリングワゴンに乗っていましたが、タマ数はかなり減っているようです。走行距離を重ねた個体も多く、またMTモデルも多く残っています。
セダンのB4アウトバックはツーリングワゴンよりもさらにタマ数が少なくなっています。2003年登場、2009年販売終了の4代目に乗るのはぼちぼちラストチャンスといえるかも!?
また、メンテナンスも信頼できるディーラーやショップがあると安心です。2008年の最後期で「アイサイト」装着車も発売されているものの、中古車市場にはほとんど出回っていないようです。ブレンボ製ブレーキ、ビルシュタイン製ダンパーなどを装着した仕様が人気になっています。

なお、5代目はさらにボディサイズが拡大し、2010年の一部改良では「アイサイト」がバージョン2にアップデート。「アイサイト」装着車が中心になっていますので、年式が新しい分、程度の良い物件も比較的多く残っています。ボディサイズは全長4790×全幅1780×全高1535mm(ツーリングワゴン)と大きめであるものの、「アイサイト」装着車であること、選択肢の多さも含めてオススメできます。

スバル レヴォーグ

SUBARUのステーションワゴンは、レヴォーグにバトンを譲っています。すでに2代目にスイッチしたため、初代レヴォーグを中古車で買う選択肢も当然あるでしょう。
それでもレガシィが欲しいのであれば、ステーションワゴンかセダンのB4か、あるいはアウトバックかを明確にして、さらにターボかNAエンジンか、レヴォーグにはないMTか、ビルシュタイン製ダンパー装着車かなど、欲しい仕様を根気よく探すのがいいかもしれません。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。
※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

ドリキン土屋圭市MC!

チャンネル登録はこちら

もっとみる

カテゴリー

注目タグ

おすすめ記事デイリーランキング

2021.10.22UP

デイリーランキング

2021.10.22UP

最新記事