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中古でスバル・レガシィアウトバックを買うならこのモデルがおすすめ!

スバル レガシィアウトバック 6代目

日本ではレガシィの名を冠するアウトバックは、北米ではそのままアウトバックの名で販売されています。

ステーションワゴン派生型のクロスオーバーSUVの元祖といえる存在で、ボルボやアウディやフォルクスワーゲン、メルセデス・ベンツなどの欧州勢の追随車を生んでいます。

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ステーションワゴンの利点を維持しながら、200mmの最低地上高を与えた個性派モデル
グランドワゴン、ランカスターのサブネームからアウトバックに変更
中古車市場で狙うなら5代目レガシィ・アウトバックがオススメ

ステーションワゴンの利点を維持しながら、200mmの最低地上高を与えた個性派モデル

スバル レガシィアウトバック 6代目

乗用車のような居住性に加えて、広大なラゲッジによる高い積載力を誇るのがレガシィ・アウトバックなどのステーションワゴン派生型のクロスオーバーSUVです。
ワゴン最大の特徴である積載性のしやすさを維持しながら、車高を高めることで、悪路走破性を確保。アウトドアやアクティビティなどを楽しむ人に打ってつけといえる存在。

背が高いといっても一般的なSUVもよりもラゲッジの開口高(路面から開口部下側までの高さ)が抑えられていますから、大きな荷物や重い荷物を積む際も比較的楽に積み降ろしができます。

スバル レガシィ グランドワゴン 1995(レガシィ アウトバック 初代)

初代は「大地と調和する走り味」をコンセプトに掲げて、1995年8月にレガシィ・グランドワゴンの名で誕生しました。当時、ステーションワゴン専門誌の新人編集者だった筆者にも画期的なモデルのように映りました。
その後、2代目まで日本仕様は、レガシィ・ランカスターの名で販売されています。

初代からSUBARUがこだわる最低地上高(200mm)を確保し、前後バンパーをタフな印象の専用デザインとするなど、SUVテイストを盛り込んでいます。当時、主流だったクロカン4WDよりも背は低かったこともあり、走りはほぼワゴン感覚で、ワインディングなども苦にせず走破できました。
当時から、グランドツーリングといえる資質を備えていました。

グランドワゴン、ランカスターのサブネームからアウトバックに変更

スバル レガシィ ランカスター 1998(レガシィ アウトバック 2代目)

2代目は、1998年6月にレガシィ・ランカスターの名でデビュー。ベースのレガシィ・ツーリングワゴンほどのヒットモデルにはなりませんでしたが、水平対向6気筒エンジンを積むランカスター6は、余力あふれる走りが印象的でした(実燃費は、良好とはいえませんでしたが)。

また、1999年9月には世界初となるステレオカメラを使ったドライバー支援システムの「ランカスターADA」を設定。SUBARUといえば、「ぶつからないクルマ?」のコピーで知名度を高めた「アイサイト」の名がよく知られています。「アイサイト」の先駆けであり、輸入車も含めてドライバー支援システムの採用は非常に早かったのも特徴です。
なお、「ADA」には、車線逸脱警報、車間距離警報と車間距離制御などが盛り込まれていました。

スバル レガシィ アウトバック 3代目 2008

その後、3代目で日本向けもアウトバックを名乗ります(レガシィ・アウトバック)。

3代目は2003年10月にデビューし、2.5Lと3.0Lの水平対向エンジンを搭載。もちろん、200mmの最低地上高やシンメトリカルAWDによる高い悪路走破性を備えていました。

中古車市場で狙うなら5代目レガシィ・アウトバックがオススメ

スバル レガシィ アウトバック 4代目

中古車でレガシィ・アウトバックを探すと、初代アウトバック(シリーズでは3代目のBP系)は、タマ数が減っているようです。やや吊り上がったヘッドライトが印象的な4代目(2009年-2014年)になるとタマ数は増えますが、潤沢とはいえません。

ただし、「アイサイト」が用意されていて、2010年のマイナーチェンジで「アイサイトver.2」に進化。衝突被害軽減ブレーキやアダプティブクルーズコントロールが進化していますので、4代目を狙う際は、マイナーチェンジ後モデルがオススメです。

スバル レガシィアウトバック 6代目

タマ数が多く、洗練された走りや先進安全装備の充実ぶりからもベストチョイスなのが、2014年10月発売の5代目のBS系です。
「アイサイト」がバージョン3になり、先進安全装備が大きく進化しています。2.5Lの水平対向エンジンは、驚くほど速くはないものの、ロングドライブでも快適な走りを提供してくれます。

また、5代目の新型は、2022年4月時点ではほとんど中古車市場に出回っていません。ボディサイズがかなり大きくなったため、駐車や狭い場所での取り回しにはそれなりの注意が必要です。

スバル レガシィアウトバック 6代目 ティザー

冒頭でご紹介したように、レガシィ・アウトバックは、国産勢ではライバル不在のステーションワゴン派生型クロスオーバーSUVです。
大人4人がゆったり乗れる居住性、ワゴン譲りの高い積載性や走行安定性、そしてSUV顔負けの悪路走破性を備えていて、多様なタイプの「いいとこ取り」といえる存在といえます。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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