スバルが世界と闘った名車【 GDB インプレッサ WRX STI 】土屋圭市が徹底試乗!相沢菜々子 工藤貴宏が徹底解説
今回ご紹介するのはスバル インプレッサのGDB型!
現在ではWRXはインプレッサと別車種になりましたが、かつてのWRXはインプレッサの高性能バージョンでした。
ハイパワーな高性能エンジンをコンパクトなボディに詰め込み、高度な4WDシステムなど速く走るために様々な工夫を凝らした1台です。
振り回す楽しさを味わえる1台…徹底試乗と解説で振り返ります。
※HMR様より在庫車をお貸出しいただき、撮影を行いました。
- Chapter
- GDBインプレッサをご紹介!3つの顔があるモデル
- FRベースの4WD!ランエボとバチバチにやりあった時代
- 後部座席は実用セダンの広さ
- シンプルな運転席に、センターデフの調整機構を装備
- エンジンルームには名機EJ20を搭載!性能アップの様々な工夫が満載
- 荷室も実用的な大きさ
- 試乗インプレッション!振り回す楽しさを味わえるクルマ
- 是非GDBインプレッサの中古車をチェック!
- GDB インプレッサ WRX STI の解説を動画で観る
GDBインプレッサをご紹介!3つの顔があるモデル
今回ご紹介するのは、スバル インプレッサのGDB型・WRX STIです!
現在、WRXはインプレッサから独立した車種になっていますが、当時はインプレッサの高性能バージョンの位置付けでした。
そして、そのWRXの中でもさらに高性能なモデルが、今回のWRX STI となっています。
GDB型は2世代目のインプレッサにあたり、顔がなんと2回も変わっているんだとか。
1つ目の顔は、丸目を持つ顔、もう一つが今回の涙目のような形のライトです。
この涙目形状は当時の流行りとも言え、ポルシェやトヨタのヴィッツもこの形を採用していました。
3つ目の顔は、シュッとした鷹の目と呼ばれる目つきの顔となっています。
真正面にはスバルらしい、目を引くエアインテークが付いています。
このインパクトが、スバル好きとしてはたまらないです。
ちなみにこの2代目インプレッサは、2000〜2007年に販売され、今回の車両は2004年式のものになっています。
売れ行きも良く、数多く販売された人気車種です。
FRベースの4WD!ランエボとバチバチにやりあった時代
土屋さんも、かつてベストモータリングで群サイを走ったこのWRX STI、元々はラリーに出るため、小さな車体に高性能なエンジンと四駆を押し込んだ車となっています。
そのため、当時はライバルであったランサーエボリューションと切磋琢磨しながらタイムを競い合っていました。
全体的にコンパクトなサイズ感でありながらも、大きなスポイラーなどが力強い印象を与えてくれています。
また、ボディカラーはWRブルーマイカーと言って、”WR”はワールドラリーという意味です。
スバルブルーとも言える、”スバルと言えば”な鮮やかな青色が印象的です。
後部座席は実用セダンの広さ
後席は見た目以上のゆったり空間です。
前座席の下に足を伸ばすことができ、座席背面自体も抉れた形状のため、窮屈なく過ごすことができます。
パッケージング自体は実用セダンのため、このように後席の居住性が確保されているのです。
また、シートやフロアカーペットにもブルーが使われ、徹底的な”スバルらしさ”へのこだわりを感じます。
シンプルな運転席に、センターデフの調整機構を装備
運転席はスバルブルーが映える、シンプルな装いです。
センターコンソールには、STIにしか付いていないドライバーズコントロールデフが付いています。
ここでデフの設定を変えて、自分好みに調整することが可能です。
また、インタークーラーに水を吹きかけて冷却するためのボタンも設置されています。
メーターは少し奥まった位置にあるせいか、少し見えにくいです。
しかし、そのシンプルなデザインが内装の雰囲気にマッチしています。
エンジンルームには名機EJ20を搭載!性能アップの様々な工夫が満載
エンジンルームを開くと、スバル名物の水平対向エンジンが覗けます。
真っ赤な結晶塗装や、富士重工のタワーバーが目立ちますね。
エンジンサウンドに関しても、ちょうどスバルが試行錯誤を経て上品に進化した頃のエンジンになります。
荷室も実用的な大きさ
実用セダンらしく、荷室は見た目以上の収納力です。
90Lのスーツケースも縦に乗せることができました。
日常使いは、なんら問題なさそうですね。
試乗インプレッション!振り回す楽しさを味わえるクルマ
試乗して一番、まず気になってしまうのがボンネットにのる大きなエアーインテーク。
強烈にインパクトがあるエアインテークは、普通の人であれば思わず邪魔だと思ってしまいかねないほどのサイズ感です。
しかしスバリストにとっては、これがないともの足りません。
非常にスバルらしさを感じるポイントです。
エンジンは、2リッターボクサーターボでパワーが280馬力、トルク40.2N・mと十分な力強さです。
振動がダイレクトに伝わってくる乗り心地で、グイグイと引っ張ってくれる力強さを感じます。
まさにヤンチャそのもので、乗ってる人を楽しくさせてくれる車です。
大きさ、重さ、パワーのバランスが完璧な”辰己マジック”を体感できました。
是非GDBインプレッサの中古車をチェック!
車選びドットコムでは、動画撮影時点で67台の掲載がありました!
価格は120〜500万円ほどですが、高価格なのもは特別仕様車や限定車が占めています。
通常のカタログモデルだと、状態の良いもので400万円ほどと、それでも少しお高くなっています。
とはいえ状態や値段は様々で、現在でも109台の掲載がありました。
中々このような車はもう出てこないところもあるため、気になる方は今のうちに、チェックしてみるといいのではないでしょうか。
皆さんも、機会があれば是非試乗してみて下さい!
GDB インプレッサ WRX STI の解説を動画で観る
GDB インプレッサ WRX STI の詳しい解説は、下のリンクからご覧ください!