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中古でスバル・インプレッサを買うならこの型式がオススメ!

スバル インプレッサ スポーツ

SUBARU(発売当時の社名はスバル)インプレッサは、欧州で主流である5ドアハッチバック、そしてセダンを擁して1992年に誕生しました。

5ドアハッチバックは、レガシィ・ツーリングワゴンの弟分として人気を集め、セダン(5ドアハッチバック)も含むはWRC(世界ラリー選手権)をはじめとしたラリーで活躍したWRXがイメージリーダーとして牽引。

日本でも取り回ししやすいCセグメントとして、現在の5代目まで同社の販売を支える主力モデルになっています。

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レガシィ・ツーリングワゴンの弟分として登場したインプレッサ・スポーツワゴン
中古車市場で選択肢が多いのは 4代目、5代目のハッチバック(スポーツ)

レガシィ・ツーリングワゴンの弟分として登場したインプレッサ・スポーツワゴン

スバル インプレッサ スポーツワゴン

国産のCセグメント(ハッチバック)は、今回のテーマであるSUBARU(スバル)インプレッサトヨタ・カローラスポーツマツダ3くらいしかありません。

ホンダ・シビックハッチバックは、全長が4520mmを超え、サイズ的には少し大きめ。EVの日産リーフも同セグメントに分類できますが、少しユーザー層は異なるかもしれません。

また、インプレッサはセダン(現在はG4)のほか、初代にはリトナという2ドアクーペもありました。

さらに、3代目には、ハッチバック派生型クロスオーバーモデルであるインプレッサXVが追加され、現在SUBARU XVとして人気を集めています。

インプレッサには、こうした派生モデルもありましたが、5ドアをスポーツワゴン(4代目以降は、インプレッサ・スポーツ)、セダンは3代目にアネシスと名乗り、4代目はG4以降で統一されています。

スバル インプレッサ 5代目

5ドアハッチバックは、先述のようにレガシィ・ツーリングワゴンの弟分としての役割も担っているだけあって、ラゲッジの大開口部、広い荷室フロアが魅力です。

現行インプレッサ・スポーツも同様で、後席背もたれを前倒しした際に段差が少なく、趣味や大きな買い物をする機会が多い人でも多くの荷物を積載できます。

なお、現行インプレッサ・スポーツの荷室容量は、385LでCセグメントハッチバックとしては大きめ。

同時に、現行型で全長4475×全幅1775×全高1480mmというサイズは、SUBARU製オリジナルモデル(OEM車をのぞく)で最もコンパクトであり、5.3〜5.4mという、比較的小さな最小回転半径による取り回しの良さも長所です。

また、SUBARU車の特徴である前方視界、左右の視界の良さ、現行型は先進安全装備である「アイサイト」はもちろん、国産車初の歩行者エアバッグを搭載するなど、同社の安全思想も徹底して盛り込まれています。

スバル インプレッサスポーツ G4 5代目

G4は、ほかのセダンと同様にリヤにもバルクヘッド(隔壁)があり、エンジンルーム、キャビン、トランクの3ボックススタイルが特徴。

リヤバルクヘッドにより、乗員と荷物を完全に分けられるだけでなく、ボディ剛性の向上やバランスが図れることから、走りや乗り心地(音・振動)の面でも有利になります。

また、インプレッサには、FFのほかにSUBARUの大きな武器である4WD(シンメトリカルAWD)を設定しています。

水平対向エンジンに加えて、左右対称の4WD(パワートレーンも左右対称)により、重量バランスに優れ、悪路走行時だけでなくオンロードでもフットワークに優れた走りを披露。

もちろん、AWDを選択すれば雪上などの冬道でも安心して走行できます。

中古車市場で選択肢が多いのは 4代目、5代目のハッチバック(スポーツ)

スバル インプレッサ 4代目

2021年4月時点において中古車でインプレッサを買うなら、2011年登場の4代目、2016年発売の5代目(現行型)が年数的にもタマ数的にも、あるいは安全面を考えても現実的でしょう。

4代目には「アイサイト.ver2」が搭載され、持ち前の視界の良さ、全長4415×全幅1740×全高1465mm(インプレッサ・スポーツ)という比較的コンパクトなボディサイズにより狭い場所での取り回しや駐車のしやすさも美点です。

エンジンは1.6Lと2.0Lが設定されていて、1人から2人乗車で街乗り中心であれば前者でも不足はないものの、高速道路を使ってロングドライブも楽しむのであれば余力のある2.0Lを選ぶのが無難。

なお、トランスミッションはCVTであるリニアトロニックのほか、5MTも設定していました(中古車市場でもかなり少なめ)。駆動方式はFFとAWDになります。

スバル インプレッサ スポーツ

2016年10月に発売された5代目は、最新の「スバル・グローバル・プラットフォーム」に一新され、デザインや走り、安全性能などを全方位で進化させています。

一方でボディサイズは全長4460 ×全幅 1775 ×全高 1480mmとひと回り近く大きくなり、4代目で自宅などの駐車場がギリギリだったという際は要注意かもしれません。

なお、パワートレーンは1.6Lと直噴化された2.0Lを設定。2.0Lは軽量化もあり燃費を約5%改善しています。1.6Lでも街中なら動力性能に不足を抱かせない一方で、4人乗車で高速道路を乗るとややパンチ力に物足りなさも覚えます。

さらに、現行型のトランスミッションはCVT(リニアトロニック)のみとなり、5MTは廃止されています。

また、「アイサイト.ver3」のほか、前述した歩行者エアバッグ、7つの乗員向けエアバッグ、ハイビームアシストなど、最新世代の安全装備も用意。現行型でもいわゆる未使用車から走行距離を重ねたモデルまで多彩に揃っていて、選択肢も多くなっています。

なお、新車販売同様に、中古車市場でもタマ数はハッチバックのスポーツの方が多く、セダンのG4の方が少なくなっています。

スバル インプレッサ G4

SUBARUのオリジナルモデルで最もコンパクトなインプレッサ(スポーツ/G4)は、日本でも取り回ししやすいサイズに収まっているほか、同社の特徴である視界の良さ、水平対向エンジンとシンメトリカルAWDによる走りのバランスの良さ、高い機動力を誇ります。

また、中古車市場でも4WDのタマ数が多いものの、2WDという選択肢もあります。

非降雪地域で街乗り中心であれば2WDでも不足はなく、燃費の面でも有利。

逆に、ウインタースポーツなどを楽しむ方や降雪地域に住む層でもインプレッサは多くの選択肢があるのが魅力でしょう。「アイサイト」によるドライバーサポートも美点です。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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