レクサスセダンを中古で買うならこの車種がオススメ!
国内メーカーが自社のセダンラインナップを縮小するなか、レクサスはSUVのラインナップを強化しながら、LS、ES、ISという3台のセダンを設定。
そこに廃止されたHSをGSも含めて狙い目のレクサス製セダンを考えてみました。
とくに日本でもストレスなく取り回しできるサイズに収まっているIS、GS、HSに注目しています。
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- セダンでは国産で唯一、支持されているレクサス
- レクサスを代表するスポーツセダン「IS」
- 価格面からも見逃せないFRミドルサイズセダン「GS」
- 不人気のFFセダン「HS」をお得に狙う手もあり
セダンでは国産で唯一、支持されているレクサス
SUVブームが世界的に広がるなか、数多くのセダンをラインナップしてきたレクサスにも影響がおよんでいます。
ブランド設立当初は、初代LS(日本名セルシオ)、ES(初代はカムリプロミネントがベース)を擁して北米市場を席巻しただけでなく、ドイツの名だたる高級メーカーにも静粛性や乗り心地などの面で衝撃を与えました。
その後、2005年に国内展開を開始。最初にラインナップされたのは、GSとISという2台のセダンに、クーペのSCを加えた3車種。
現在はSUVのラインナップを強化しながらLS、ES、ISという3台のセダンを設定しています。
レクサスを代表するスポーツセダン「IS」
レクサスのセダンを中古車で狙うのなら、物件数が多く、多彩な選択肢が揃う「IS」がもっとも現実的かつオススメです。
初代(日本向け)であれば、走行距離が少ない個体でも150万円を切る物件が見受けられます。
ただし、ドレスアップ済みが多く、好みに合うのか、タイヤ&アルミホイールを含めたアフターパーツの状態なども気になるところです。
2013年5月に登場し、ボディ剛性の強化をはじめ、IS初のハイブリッドIS 300hも設定された2代目は、走行距離によっては手ごろな個体や、走行距離が短めでノーマルを維持している物件も多く残っています。
車線逸脱警報や斜め後方からの接近車両を知らせるブラインドスポットモニター、ミリ波レーダーを使った衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備も充実しています。
パワートレーンは、2.5L V6、3.5L V6、2.5Lハイブリッドの3種類で、駆動方式はFRのみ。
グレードは、“ノーマル”、スポーティな“F SPORT”、ラグジュアリー系の“version L”の3つです。
2020年11月に受けた2回目のマイナーチェンジ後がベストチョイスですが、未使用車や走行距離が少ない個体は、高値安定状態になっています。
価格面からも見逃せないFRミドルサイズセダン「GS」
トヨタ アリストの系譜を受け継ぐ「GS」は、ISよりも大きなミドルサイズセダンでした。2020年8月で生産を終えています。
中古車市場では、ISよりも価格がこなれている点で、性能や価格面では狙い目ともいえるでしょう。
もっともオススメなのは、最後のGSとなるL10系。2012年1月に発売され、2.5L V6、3.5L V6の純ガソリン車に加え、3.5L V6とFRハイブリッド用が組み合わされたGS450hが設定されました。
燃費を重視するのであれば、JC08モード走行燃費18.2km/のハイブリッドを、パワフルな走りであれば3.5L V6が適任。タウンユース中心であれば2.5L V6でも不足を抱かせない動力性能が確保されています。
グレードは、“ノーマル”、お得感のある“I package”“F SPORT”“version L”を設定。
2013年には、2.5Lハイブリッドの「GS300h」も加わり、価格を抑えたことで人気を集めました。
2015年にマイナーチェンジを実施し、車線維持機能をはじめとした最新の安全装備が採用されています。
内外装のデザインだけでなく、ボディ剛性の強化も盛り込まれるなど、走りや動的質感の向上も著しく、2015年11月25日のマイナーチェンジ後モデルを指名するのがベストです。
不人気のFFセダン「HS」をお得に狙う手もあり
最後にレクサスのセダンでも穴場物件、見落としがちなのが「HS」です。前輪駆動のFFモデルで、ハイブリッド専用モデルとして2009年7月に発売されました。
不人気車ということもあり、2018年に販売を終了し、初代限りで姿を消します。中古車の流通量はそれなりですが、割安感の高さは大きな魅力です。
ミドルサイズセダンにふさわしい居住性はもちろん、415Lの荷室容量により、ゴルフバッグも4セット積載できるなど、実用性の高さも美点。
走行距離が少ない個体でも、150万円前後の物件が見つかります。
今回、取り上げた3台は、ISはもちろん、GSもHSも狭い道路や駐車場が多い日本でも取り回ししやすい大きさに収まっているのが魅力ですが、レクサスにはほかにも最上級セダンの「LS」、ラグジュアリーセダンとして、2018年に約12年ぶりに復活した「ES」があります。
こちらは、現行ESの中古価格がこなれてきているいっぽうで、LSの流通量も多く世代によっては驚くほど安価になっています。