トヨタ センチュリーがSUVに進化!? 新車価格2500万円の内容とは
2023年6月に行われた新型アルファード/ヴェルファイアの発表会で、その存在が確認されたセンチュリーの新たなモデルがついに公開されました。
一時は、ミニバン風になるのでは？との噂もあったセンチュリーの派生モデルですが、9月6日のワールドプレミアに登場したのは、SUVを基本とした新しいショーファードリブンでした。
水平・垂直を基調とした品格のあるデザインと、リアに重心のあるプロポーションは、センチュリーそのもの。フロントには職人による精緻な彫刻が施された「鳳凰エンブレム」が装着されます。
また、塗装面を徹底的に磨き上げボディに圧倒的な光沢をもたらす「鏡面磨き」など、ものづくりを極めた“匠”の手による細部にわたる仕上げは、威厳と品格をもたらしています。
パワートレーンは、センチュリーにふさわしい静粛性と、力強く爽快な走りを両立するため新開発されたV6 3.5Lのプラグインハイブリッドシステムには、51Ahのリチウムイオン電池を搭載して、満充電時には約69kmのEV走行が可能となっています。
駆動方式は、トヨタ独自の4WDシステム「E-Four」で、リアには最高出力80kw（109PS）、最大トルク169Nmを発生する1YM型モーターを配置。これに、車速に応じて後輪の向きを前輪と逆向き（逆相）または同じ向き（同相）に制御するDRS（ダイナミックリアステリング）を設定し、シームレスかつ自然なハンドリングを実現しています。
また、後席の乗員の快適性を優先するリアコンフォートモードの設定など、ショーファードリブンとしての徹底した作り込みもポイントです。
室内は、華美になりすぎないデザインと色合い。凛とした上質さを演出する加飾デザインが、移動時間を充実させます。
左右独立したデザインのリアシートは、最大77度のリクライニングが可能。さらに電動オットマン、ベンチレーション、シートヒーター、ポジションメモリーに加え、乗員の背中から大腿部までを押圧して心身をリフレッシュできるエアブラダー（空気袋）を装備します。
室内空間は広い足元とヘッドクリアランスを確保し、リアドアガラス、リアクォーターガラスには調光機能付きプライバシーガラスを採用し、乗員のプライバシーを守ります。
さらにステップ部はつま先を上げることなく乗降ができる吐き出しフロアと、オート電動格納式ステップを採用。最大75度の開度を持つリアドアとあいまってスムーズで美しい乗降所作を追求しているといいます。
またSUVやステーションワゴンといったスタイリングでしばしば問題となる、ラゲッジルームからのノイズの侵入に対しては、リアシートとラゲッジルームの間にラゲージルームセパレーターを設置。おのセパレーターは、ボディ骨格が入ったデザインで、ノイズの侵入はもちろんボディ剛性の強化や乗り心地に貢献しています。
さらに、空気清浄機能のあるナノイーX、LED読書灯、靴べら置きに、11.6インチリアシートエンターテイメントシステムと合計18個のスピーカーで構成されるセンチュリープレミアムサウンドシステムなど、最上級の移動空間となっています。
車両販売価格は、2500万円！今年中のデリバリーが予定されています。
