中古でトヨタ ヤリスを買うならオススメはこのグレード!
登録車販売ランキングで2022年の1位に続き、2023年も2位に輝いたトヨタ ヤリス。
ヴィッツ時代も含めると、現行ヤリスは歴代で4代目。トヨタのBセグメントを代表するモデルであり、コンパクトカーとして初めて、TNGAプラットフォームが使われています。
5ナンバー枠に収まるコンパクトサイズ、ダイナミックなエクステリア、トヨタらしいスムーズな走りを享受できます。
ダイナミックな外観と燃費の良さ、 先進安全装備の充実ぶりが光る
2020年10月に発売されたトヨタ ヤリスは、主力となる1.5Lエンジンのガソリン車とハイブリッド車、そしておもに法人ニーズに応える1.0L NAエンジン車を設定しています。
発売から3年以上が経った現在でも根強い人気を誇っていて、登録車販売ランキングでは、2022年通年、で1位、2023年は2位を獲得。新車販売の現場でも依然として人気モデルになっています。
いっぽうで、デビュー後初期に購入されたケースでは車検などをきっかけに、中古車市場への供給も増えています。
ヤリスの魅力は、国産コンパクトカーのなかでもかなり”攻めた”アグレッシブな外観で、ダイナミックなリヤフェンダーアーチなどはいま見ても迫力を抱かせます。
車両はTNGA化により、スムーズで軽快な操縦安定性を披露するとともに、ハイブリッド車はWLTCモード燃費36.0km/Lを誇り、アクアとともにトヨタの省燃費仕様を代表するモデルでもあります。
後席足元空間などは、Bセグメントの平均的な広さという印象で、積載性も含めて驚くほど広くはありません。
いっぽうで、先進安全装備は充実していて、トヨタ初の高度駐車支援システム「トヨタ チームメイト(アドバンスト パーク/パノラミックビューモニター機能付)」を初採用。
衝突被害軽減ブレーキは全車標準で、ペダル踏み間違い事故を抑制する「パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)」がタイプ別設定されるほか、販売店オプションで「プラスサポート(急アクセル時加速抑制)」も用意。
こうした先進安全装備装着車を選ぶことで、より安心なカーライフを過ごせるのもヤリスの美点になっています。
使い勝手の面では、楽に乗り降りできる「ターンチルトシート」やマニュアルシートでありながらシート位置を記憶する運転席イージーリターン機能を設定するなど、コストを抑えながら便利な装備が盛り込まれています。
新車価格を中古車価格が上回る 逆転現象に要注意
2022年7月には一部改良を受け、ドライブレコーダー付自動防眩インナーミラーを全車にオプション設定するなど、最新装備が採用されています。
そのほか、ステアリングヒーターが「Z」に標準化され、シーケンシャルシフトマチックが1.5Lガソリン車(6MTを除く)に備わるなど、快適性、操作性も向上。
一部改良後モデルは、物件数がまだ少ないものの、予算が許せば狙いたい方も多いでしょう。
まとめ
GRも含めてMTも設定しているヤリスは、スポーツ走行を楽しみたい人にも応えてくれるモデルです。
燃費最重視であれば1.5Lハイブリッド車で決まりではあるものの、中古車市場でも人気は高く、若干の割高感があります。
走行距離が短く、イニシャルコストも抑えたいのであれば、1.5Lガソリン車が狙い目。
動力性能を割り切れば、1.0Lという選択肢もあり。1人で街中や郊外路を走る機会が多いのであれば、先述の「トヨタ チームメイト」などの先進安全装備は未設定になりますが、1.0Lでも必要十分と思える方ならオススメ。
運転席イージーリターン機能や冬場に重宝する前席両側のシートヒーターは「Z」系グレードに標準で、「G」系はオプション。
廉価グレードの「X」系は、こうした快適装備に加えて、エアコンがオートではなくマニュアルになる(ガソリンエンジン車)など、装備が簡略化されています。