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中古でトヨタ・ヴィッツを買うならこのモデルがオススメ!

トヨタを代表するコンパクトカーであるトヨタ・ヴィッツは、4代目へのフルモデルチェンジを機に日本でも海外と同様にヤリスを名乗り、大ヒットモデルになっています。

ここで取り上げるヴィッツは、初代から3代目までのモデルで、初代はスターレットの実質的な後継車として1999年に誕生しました。日本の狭い道路や駐車場事情にマッチする5ナンバーサイズの人気コンパクトカーを振り返り、中古車選びのポイントをご紹介します。

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世界にも打って出た新時代のコンパクトカー
「トヨタ・セーフティ・センスC」が設定された「2015年6月の一部改良後モデル」がオススメ

世界にも打って出た新時代のコンパクトカー

トヨタ ヴィッツ 初代

初代ヴィッツは、新型の2ボックスモデルとして「21世紀の世界のモビリティ」を掲げて1999年1月に登場しました。
ミニマムサイズでありながらも大人4人が快適に過ごせるキャビンを目指したコンパクトカーです。
ヴィッツの名は日本向けで、ドイツ語の「WITZ」が意味する才気、機知から命名されています。なお、海外向けのヤリスは、ギリシャ神話の美の女神である「カリス(charites)」の単数形「charis」に由来する造語。

初代ヴィッツは、前身であるスターレットからプラットフォーム、パワートレーン(エンジン、トランスミッション)、サスペンションなどを一新し、世界トップレベルの安全性を目指した「GOA(Global Outstanding Assessment)」と呼ぶ衝突安全ボディ設計が採用されました。
GOAボディによりコンパクトカーとしては世界トップクラスの衝突安全性能を備えていました。

また、低燃費も開発目標のひとつで、3ドアのAT車には、10・15モード燃費20.5km/Lの1.0Lエンジンを設定。さらに、5MT、5ドア仕様も用意していました。
登場時のボディサイズは、全長3610×全幅1660×全高1500mmで、現行トヨタ・パッソの全長3650×全幅1665×全高1535mmよりもコンパクトでした。その後、1.3L、1.5Lガソリンエンジン仕様が追加されています。
なお、初代の登場時は、83万円〜という価格設定でした。

トヨタ ヴィッツ 2代目

2005年2月1日にフルモデルチェンジを受けた2代目は、新開発のプラットフォームを採用。
居住性を左右するパッケージングを進化させ、タンデム距離と呼ばれる前後席間距離880mmを確保。さらに、サスペンションやトランスミッションも新開発することで、走りの質感向上も図られています。
また、GOAもアップデートされ、トヨタで初めて2tクラスのクルマと全方位での衝突試験(55km/h)を実施し、衝突安全性能を引き上げています。
搭載されるエンジンは、1.0L、1.3L、1.5LでいずれもVVT-iと呼ばれる連続可変バルブタイミング機構が備わり、アイドリングストップも新たに設定されました。

この頃からコンパクトカーの3ドアが姿を消しつつあり、2代目ヴィッツも例に漏れず、5ドアのみとなりました。
ボディサイズは、全長3750×全幅1695×全高1520mmで、全幅は5ナンバー枠ギリギリまで拡幅されました。

装備では、世界初の花粉除去モード付オートエアコンをはじめ、スマートエントリー&スタートシステム、先述したアイドリングストップ機構などが設定され、現在では当たり前になっている装備ですが、当時のコンパクトカーとしてはかなり充実していたのも2代目の特徴。
2007年にはマイナーチェンジを受け、前席両側のサイドエアバッグ、前後席のカーテンシールドエアバッグが標準装備されています。

なお、2代目のトランスミッションは、CVTとATが主力になり、MTはスポーティグレードの「RS」にのみ設定されるなど、2ペダルが普通になりつつありました。

トヨタ ヴィッツ 3代目

2010年12月にフルモデルチェンジを受けた3代目ヴィッツ。当時のヴィッツ(ヤリス)は、すでに世界70か国以上で販売され、世界販売350万台を超えるヒットモデルになっていました。

ボディサイズは全長3885×全幅1695×全高1500mmで、全長が先代よりも135mm長くなったことで伸びやかなフォルムを獲得。同時に室内長が35mm延びたことで、後席フットスペースが35mm広くなっています。
さらに、荷室の奥行きも145mm長くなり積載力が高められています。
ほかにも、荷室のフロアボードの高さを2段階に調整できるアジャスタブルデッキボードの採用により、積載性が向上しています。

また、女性ユーザーをメインターゲットに据えていた感のある2代目よりもエクステリアデザインがキリッとしたことで、より中性的なムードを漂わせています。
デザインテーマは、「Agility(軽快さ)」&「上質感」で、万人受けするフォルムが与えられています。

パワートレーンでは、新開発となるアイドリングストップ付を1.3L(2WD)に設定し、10・15モード燃費26.5km/Lの低燃費を実現していました。
エンジンラインナップは、1.0L、1.3L、1.5Lで、トランスミッションは「RS」に5MTを設定する以外、すべてCVTになっています。
安全装備では、全方位コンパティビリティボディが採用され、衝突安全性能が高められたほか、EBD(電子制動力配分制御)付ABS、エアバッグなどが全車に標準装備されています。

トヨタ ヴィッツ 3代目 2014年マイナーチェンジ

2014年にマイナーチェンジ後モデルは、省燃費性能がハイブリッドで磨かれたアトキンソンサイクルをはじめ、クールドEGR、電動連続可変バルブタイミング機構など、現在でもトレンドになっている低燃費化技術が採用されています。
1.3Lエンジン車は、JC08モード燃費で従来比3.2km/Lアップとなる25.0km/Lに到達。さらに、ボディ剛性の向上などにより走りの質感向上も図られていて、乗り心地や静粛性の向上も盛り込まれています。

なお、3代目で初めて加わったスポーツグレード「G’s」仕様は、2011年9月の一部改良で加わり、2014年のマイナーチェンジでもスポット溶接の増し打ちなど、ボディ剛性の強化により走りが磨かれているのも注目。

トヨタ ヴィッツ 3代目 2017年マイナーチェンジ

そして、2017年には、最後期型になるマイナーチェンジを受けています。
1.5Lエンジンのハイブリッドの設定が最大のトピックス。JC08モード燃費で34.4km/Lを達し、トヨタ・アクアとヴィッツ・ハイブリッドという選択肢が揃ったことになります。
なお、衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全装備は、3代目が2015年6月に受けた一部改良で「トヨタ・セーフティ・センスC」が設定されています。

「トヨタ・セーフティ・センスC」が設定された「2015年6月の一部改良後モデル」がオススメ

トヨタ ヴィッツ

1999年1月から2005年1月まで販売された初代ヴィッツは、さすがにタマ数は少ないようです。スポーツグレードの「RS」でも50万円を切る物件が見られます。
年式的にも過走行車が多い一方で、驚くほど走行距離も短いケースも散見されます。下駄代わりと割り切って買う手もありそうですが、現実的なのはタマ数が多くなる2代目以降でしょう。

2代目ヴィッツは、愛らしいエクステリアデザインだけでなく、走りの面でも当時のコンパクトカーの中では高水準という印象でしたので、走行距離によっては狙う手もありそう。「RS」をベースとしたTRD仕様などのカスタマイズ済みモデルも多いようです。

3代目を狙うのであれば、「トヨタ・セーフティ・センスC」が設定された2015年6月の一部改良後モデル(同安全装備装着車)がオススメ。
低速域の衝突被害軽減ブレーキに加えて、先行車発進お知らせ機能なども設定されています。
また、ハイブリッドが加わった後期型は、先述のように操縦安定性などの走りや乗り心地の向上などが図られていて、高い満足感が得られるはず。燃費重視で街中走行中心であればもちろん、ハイブリッドを選択したいところです。

トヨタ ヤリス

日本を代表するコンパクトカーとして、3代にわたって愛されてきたヴィッツ
4代目になり車名もヤリスに変わって売れていますが、ヴィッツも3代目の後期型であれば、まだまだ色あせない魅力を備えています。

衝突被害軽減ブレーキ今や必須といえる装備になっていますので、個人的には、ヴィッツを中古車で選ぶ際の最大の条件(3代目ヴィッツの2015年6月一部改良後モデル)にしたいところです。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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