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中古でトヨタ・ランドクルーザー バンを買うならこのモデルがおすすめ!

トヨタ ランドクルーザー バン

トヨタ・ランドクルーザーは、現在の300系までつながる「ステーションワゴン」、1951年誕生のトヨタ・ジープ BJシリーズにまで遡る「ヘビーデューティ」、現在のプラドである「ライトデューティ」という3系統に分かれます。

現行300系は、4年ともいわれる納期待ちとなっていて、プラドも根強い人気を誇っています

ここでは、それ以外の商用(バン)について触れていきます。

Chapter
1ナンバーのメリット、デメリットを把握した上で手に入れたい
古いディーゼルエンジン車は登録できない地域も

1ナンバーのメリット、デメリットを把握した上で手に入れたい

トヨタ ランドクルーザー バン

商用車であるバン(貨物登録)もランドクルーザーの人気を支えている仕様です。

「はたらくクルマ」として活躍しているのはもちろん、趣味の相棒として重宝している方も多いはず。

荷物を積むことが大きな特徴になっているため、その点を織り込み済みで購入する必要があります。

コレクターズアイテム化しているランドクルーザーですから世代を問わず根強い人気があり、単に古いから安くなっているとは言えないモデルの1台です。

トヨタ ランドクルーザー バン 70系

また、バンは1ナンバー登録になるため、車検が1年ごとになります。毎年車検というのは、クルマ好きでないとなかなか手間なのも事実でしょう。

一方で、自動車税や重量税では1ナンバーの方が安くなります

そのほか、3ナンバーと比べると高速道路の料金や任意保険が割高になるなどのデメリットもあります。

また、1ナンバー登録だと3列シートは不可で5人乗りまでになります。

使い方はもちろん、こうしたメリット、デメリットを把握した上で、ワゴンかバンかを選択する必要があります

トヨタ ランドクルーザー バン 70系

さて、70系のバンから見ていくと、2014年8月に70系シリーズが復刻したことで、中古車市場にも比較的多く流れています。

筆者も何度か試乗する機会がありましたが、4.0L V6ガソリンエンジンに5速MTという組み合わせになる70シリーズは、クロカン4WDとしてはクラッチがかなり軽く、ギヤシフトには少しクセがあるものの、そのスクエアなフォルムもあって比較的運転しやすいのが特徴です。

復刻版の70シリーズ(バン)は、360万円という新車価格でしたが、いまだにプレミアが付いていて、走行距離の短い物件だと新車価格を軽く超えているモデルも散見されます。

未使用車のようなタマだと、新車価格プラス200万円級というケースも珍しくありません。

また、1984年11月にリリースされた元祖70系であれば、20万km、30万km超えの物件で200万円を切っているものの、30年選手でもこうしたプライスタグをぶら下げている人気モデルであることを織り込み済みで手にする必要があります。

トヨタ ランドクルーザー バン 70系

1989年リリースの80系バンは、70系よりも物件数はグッと減っているようです。それでも価格は高値安定という印象を受けます。

バンは4.2Lのトルクフルなディーゼルターボエンジンを搭載。トランスミッションは、ほぼAT車が残っているというのが現状です。

1998年登場の100系になってもバン仕様の中古車物件数は、それなりというレベルにとどまっています。

80系よりも洗練された乗り味が印象的で、高級SUVという価値を確立。バンには、4.2Lディーゼルエンジンが搭載されていて、ATが大半で、MTは市場にほぼ残っていません。

100系も高値安定という印象で、20万kmを超えたような個体でも200万円以上するようです。

なお、先代の200系はディーゼルエンジンが設定されませんでした。

ワゴンを構造変更して、1ナンバー化(バン登録)した物件もわずかに出回っていますが、数が少なすぎて現実的な選択肢とはいえません。

古いディーゼルエンジン車は登録できない地域も

トヨタ ランドクルーザー バン 70系

ランドクルーザーを中古で狙う人は、スタイリングなどから、どの世代が好みかある程度決まっているはずです。

興味本位で復刻版の70系を手にしてすぐに手放したケースもあるようですが、バン仕様であれば物件数の多い70系の復刻版が狙い目でしょう。

ただし、ガソリン高の現在、プレミアムガソリンを指定するのと、トランスミッションはMTのみという条件付になります。

AT狙いであれば、80系、100系のディーゼルエンジン車が現実的になりますが、排出基準を満たしていない古いディーゼルエンジン車は、「自動車NOx・PM法」により登録ができない地方自治体があるため要注意です。

※最新の中古車情報を掲載している都合上、中古車情報と記事内容が相違している場合があります。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

自動車雑誌、モノ系雑誌の新車担当編集者を約10年務めた後に独立し、フリーランスライターとしても10年が経過。
自動車雑誌、ライフスタイル雑誌、Web媒体などで新車試乗記事やカーナビ、カーエレクトロニクスなどの展開している。

塚田 勝弘|つかだ かつひろ

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